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77話 情報提供

「お兄クラスチェンジしたの?」


「おう、昨日のイベントで強敵を倒してレベルアップしたらクラスチェンジしたんだよ」


「ほぇー、やっぱりGPOにもクラスチェンジがあったんですねぇ。しかもお兄さんが1番乗りなんて凄いですぅ」


「へぇー、そうなんだ。ミーニャちゃん詳しいね」


「GPOを始める前にぃ色々調べましたからぁ」


 そういえば真梨がこの子は慎重派だって言ってたっけ。


「へぇー、流石勉強をサボってただけあるねお兄!」


「お、おう」


 「オホン!そういう訳でクラスチェンジの事について聞きたいのよ。β版では無かった新要素だし、称号とは違ってこれは皆が通る道だから共有しておいて損は無いはずよ。今後入って来る人達の為にもなるし、レベルを上げるモチベーションにも繋がるわ。それに今回の情報を皆に流す事で恩を売っておくって意味もあるわよ?そうした方が変な妬みなんかは少なくなると思うわ。まぁ、全部は無くならないと思うけど。あ、それと今回のアップデートでフレンド枠が増えたから登録お願いしてもいいかしら?」


 なるほど。恩を売っておいた方が変に絡まれなくて済むか…。


「じゃあ、俺が知ってる事はお教えします。フレンド登録は是非お願いします」


「フレンド登録なら俺もお願いするぜ。今まではお得意さんが多くてフレンド枠がいっぱいだったから送れなかったが枠が追加されたからな」


「ワシのも登録しといてくれ」


「ハルっち私のもね!」


「……はい、送った」


 おお!一気に5人も増えた!今まで登録してくれなかったのはフレンド枠がいっぱいだったからなのか!


「そちらの2人もフレンド登録良いかな?」


「是非お願いします」


「お願いしますぅ」


 どうやらマーリンとミーニャもフレンド登録して貰ったみたいだな。


「ヤヨイさん達は頼りになるから何かあったら皆さんに相談しろよ?」


「うん!お兄より頼りになりそうだもんね!」


 ぐはっ!じ、事実だから否定出来ん……。


「あっ、そういえば私達もお兄とフレンド登録してないね。送っといたから登録しといてね」


「私のも送っときますぅ。何かあったらお願いしますねぇ」


 マーリンとミーニャからもフレンド登録が送られて来たのでそれを登録した。


「フレンド登録も終わったし、クラスチェンジの事を教えて貰って良いかしら?」


「えーっと、クイーンを倒した事で俺のレベルが20になってクラスチェンジが可能になりました。俺の場合はクラスチェンジ先は3つありましたね」


「レベル20でクラスチェンジなのね。β版ではレベル24の人も居たからもしかしたらレベル25とか30でクラスチェンジがあるんじゃないかって噂だったけど、レベル20ならやっぱり正式版からの新要素で間違いなさそうね」


「そうだな、俺もレベル20にはなってたがクラスチェンジは無かったからな。それで?3つのクラスチェンジ先ってのはどんなのだったんだ?」


「ハイサモナー、マジカルサモナー、ネクロマンサーでした」


 俺はそれぞれの特性とクラスチェンジする事で上がるステータスを説明した。


「どれを選ぶかでプレイスタイルが全然変わってくるのう。生産系なら普通に強化されて作れる物の幅が広がるタイプ。戦闘に特化するが生産系に関しては今まで通り、もしくは劣化する可能性もあるタイプ。特殊なタイプは正直どうなるか分からんのう」


 「戦闘職はどうなるんだろうな?その職業の特性をそのまま伸ばしたタイプと更に戦闘に特化するか、逆に生産系スキルを覚えるタイプってのもあるかもしれないな」


 「うーん、戦闘職が生産ね……。あんまり想像出来ないわね。選択する人もほとんど居なさそう」


 「……戦闘職の事は戦闘職の人達が考えればいい」


 「だねだねー」


「あ、あとハイサモナーになったので必要召喚MPが減少しますって出たのでもしかしたらマジカルサモナー、ネクロマンサーにクラスチェンジしてたら別の恩恵があったかもしれないですね。それとサモナー系2次職になった事でMPを消費して召喚した召魔のゲーム内の時間で48時間以内の召喚消費MPが0になりました」


「ほぉー、それはサモナーにとっては大幅な強化だな。その情報を流せばサモナーになる奴も増えるかもしれねぇぜ?」


「おお!そうなってくれたら嬉しいですね!」


「サモナーはぁお兄さんおひとりですもんねぇ」


「え?お兄そんな人気無い職業でプレイしてたの?マゾ?」


 口に手を当て半笑いでそんな事を言ってくる。


「……どこでそんな言葉覚えて来たんだ?ソロでプレイしたいからサモナーを選んだんだよ。それがたまたま不人気だっただけだ」


「だったらお兄もテイマーにすれば良かったのに。ホントお兄は調べもしないで突っ走る癖あるよね」


「それはそれで楽しいから良いんだよ」


 マーリンと言い合っている間にもフリーワークスの面々は情報をどう載せるか話し合っていたがそれも纏まった様子だ。


「じゃあ、これで俺が載せとくぜ?」


「ええ、お願いね。ハルト君も教えてくれてありがとね」


「あ、はい。俺は全然大丈夫ですよ」


 マーリンとの言い合いを辞めてヤヨイさんに向き直る。


「では、ここで失礼させて貰いますね。2人共行こうか」


「おう!ハルトまたな!」


「ハルっちまたねー!」


 皆に手を振られながら屋台を出て、ハルトの奢りで3人で屋台で買い食いした後に広場へ戻り解散する事になった。最初はレベル上げを手伝おうか?とハルトが言ったのだが2人は最初から楽をしたら後がキツくなると言いそれを断ったのだった。

 そして広場へ戻って来た時に2人と別れたのだった。

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