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63話 いつもと違う

 そうだったのか……。

 このイベントではお金は稼げないと思ってたけど隠し部屋があったとは……。

 でもシーフでしか探せないのかはまだ書かれてないからまだ検証中なんだろうか?

 今度アリの巣行った時俺も探してみようか。どういう風に見つけたかだけでも書いといて欲しかったな。


 心の中で茶助にエールを送っている冬馬だが、早々にログアウトして勉強していたが夜になってGPOの事が気になり過ぎて我慢出来なくなり、パソコンで掲示板くらいは見ても良いだろうという気持ちで掲示板を覗いていたのだった。あくまでもサボりではなく息抜きとして。


 テイマーの人達は2人1組で組んでフルパーティになるようにしてるのか。このやり方は1人だけのサモナーの俺には無理なやり方だな。

 その前にクランに入って無いけど。

 ふぅ、息抜きにはなったかな。勉強をもうひと踏ん張りしますかね。




 翌日ログイン


 今日のテストは手応えあったな。いや、今までのが手応え無かった訳じゃ無いけど今日は特にね?この調子なら俺の夏休みは確保されたも同然だな!ふっふっふっ!


 さて、今日もアリの巣の攻略と行きますか。掲示板にもあった隠し部屋ってやつも見つけてみたいしね。


 東門から出て今日の召魔を召喚する。


 今日はカルマと誰にしようかなー。安定させたいからアッサムも召喚するか。後2枠はどうしようか。今日はもうミュエルとヨナギのペナルティも終わってるから召喚出来るんだよな?だったら装備の更新もしたいからミュエルは召喚しよう。後1枠は壁役としてアックを召喚しようか。


 召喚するモンスターも決まったので早速召喚する。


 ミュエルはいつもならアリの巣に入ってから召喚してるけどこの辺のモンスターなら日中でも大丈夫だろ。他の皆もサポートするし。

 ミュエルに装備を渡してっと、これで良し。ミュエルの強化完了だな!

 皆も強くなって来たしまたマップの中央付近まで行ってみるか。


 マップの中央付近までなるべくレッドアントを倒してポイントを稼ごうとするが、人が増えてきたのか遭遇するペースは初日よりも落ちてきていて、あまり遭遇出来ずにマップの中央付近に辿り着いた。


 皆慣れてきて広範囲に広がってるから外でのポイントはもうほとんど稼げそうには無いな。


 周りを見渡しても何処にでも他のパーティが視界に入るという混雑振りだった。


 チャンネル分けがされてなかったらアリの巣も入れなかっただろうしポイントなんて稼ぎようが無かっただろうな。運営グッジョブ!

 と、運営へのゴマすりは置いといてアリの巣探そ。


 近くにアリの巣が無いか探すが中央付近にもプレイヤーが多くなってきている影響で入れるアリの巣を探すのにも一苦労していた。


 アリの巣はあるけど入れないのばっかりだなぁ。空いてるアリの巣が中々見つからないや。空いてるアリの巣?なんか変な言い方だけどまぁいいや。ここら辺じゃ探すのに効率悪いしもうちょっと奥まで行ってみるか。


 更にマップを2マス目に向かって進んで行くと目に見えてプレイヤーの数は少なくなりほとんど見なくなった。


 急に他のパーティを見なくなったな。この辺からアリの巣の難易度が上がってるのかな?コマンダーを安定して倒せるパーティぐらいしか来ないのかもしれないな。まぁ俺もコマンダーは苦労して何とか倒せただけだからここに来るのは早いかもしれないけどね。


 辺りを探索してアリの巣を探していると早速アッサムがアリの巣を見つけたらしく両手を上げて見つけたアピールをしていた。


「お、見つけたか!ナイスだアッサム」


 アッサムの方へ駆けつけアリの巣を見ると、今まで攻略してきたアリの巣よりも一回り程入口が大きく見えた。


 あれ?なんか穴が大きくない?入口の大きさって中の規模の大きさと関係あるのかな?だとしたら今までのアリの巣よりも気を引き締めて行かないとな。


 気を引き締めて中へと入りライトで中を明るく照らす。すると中も入口同様で通路の幅、高さが広くなっていた。


 中も広くなってるな、でもそのお陰でアックも動きやすそうだし大丈夫そうかな?


 通路を進み始めると早速レッドアントの群れが襲いかかって来る。


 早速出たな……っておいおい。半分ぐらいソルジャーになってないか?この前攻略したとこでさえ最後の方の通路に1体混じってたレベルだぞ?どれだけの規模なんだよこのアリの巣は……。とにかく迎撃しないと!


 アックを真ん中に右にカルマを左にアッサムとミュエルを配置し、自分は後ろからサポートするという配置で襲いかかってくるレッドアント達を迎撃していく。が……。


「あっ!ちょっ!」


 通路が広くなった事で召魔達の間の隙間も広くなりその隙間を掻い潜ってくるレッドアントが出てきたのだ。


「こなくそ!吹っ飛べ!」


 ハルトに近付いて来たレッドアントの顎を下から思いっきり蹴り飛ばす。


 ビックリした。取ってて良かった蹴脚スキル!ってね!それに抜けて来るのがまだソルジャーじゃないだけマシってとこか。


 その後もハルトの方にまでレッドアントは迫ってくるが斬った後に蹴るというコンボで切り抜けていく。更に装備を一新した事もありソルジャーが半数近くを占めていたにも関わらずそこまで苦戦する事無く戦闘を終えることが出来た。

名前 ミュエル Lv7

種族 スケルトン

ステータス

HP 70/70

MP 30/30

体力 14

魔力 6

筋力 12

精神 7

器用 9

敏捷 8


スキル

剣 盾 HP自然回復上昇(微) 暗視 日光弱体化


装備

狼の牙剣


狼皮の鎧 狼皮の籠手 狼皮のブーツ

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