5話 装備品購入
さてと、理由はどうあれ街に戻って来たんだし、今度はちゃんと準備しないとな。テンション上がって、初心者装備であそこまで突っ込んだのは流石に無謀過ぎたな。反省、反省っと。
とりあえずギルドに素材を売りに行くか。
アッサムを召喚し、ハルトはギルドに向かって歩き出した。道中何をするべきか色々考えながら整理していく。
まずは素材を売って装備を整える、次は新しく召喚モンスターを増やしたいんだが、どうやったら増やせるんだ?
召喚魔法がレベル3とレベル5に上がった時に、召喚枠が増えてレベル5の時に同時召喚数が増えたんだが、新規召喚リストに何も載って無いから召喚出来ないんだが。
この辺も調べないといけないな、ログアウトして調べるっていう手もあるけど、なるべくゲーム内で調べたいんだよな。まぁどうしようも無くなったら調べるけどね。お、着いたな。
ギルドに到着し中に入って行く。中は朝よりも多く人が入っていた。
あー、やっぱ朝よりは、そりゃ人が多いわな。今は現実で午前8時位だもんな。さっさと終わらせて早く出るか。
カウンターに向かって行き、カウンターの中のギルド職員の女性にギルドカードを提示して話しかける。
「すいません、売りたい物が有るんですけど、ここでいいんですか?」
「はい。小さな物ならここでも大丈夫ですが、大きな物ですと専用窓口をご利用ください」
「小さい物なんでここで大丈夫です」
「ではこちらにお出し下さい」
そう言ってギルド職員の女性は銀色の大きなトレイをカウンターに置いた。
ハルトはその中に、野犬の爪×18、野犬の牙×7を出していく。
結構倒したのに、案外ドロップが良くなかったな。最後の方の8連続ノードロップは痛かったな。
「では、少々お待ち下さい」
ギルド職員の女性はトレイを持って、カウンターの奥に入って行く。暫くすると戻って来て、
「お待たせ致しました。野犬の爪が1本100Gで、野犬の牙が1本150Gになります。なので合計が2850Gになります」
「ありがとうございます」
ハルトはお金を受け取ってギルドを後にした。
次は装備だな、杖とローブは最低でも揃えて、落し穴に落とした後に攻撃する様の武器も欲しいな。後は、アッサムが装備出来るやつがあったら良いんだけど。
ハルトは店を何軒か回り、樫の杖とブロンズソードと絹のローブを購入し、アッサムの為に赤いバンダナを購入して首に巻いてやる。
【装備品・武器】
名称 樫の杖 品質C レア度1
樫の木で作られた杖
物理攻撃力+4 魔法攻撃力+8
【装備品・武器】
名称 ブロンズソード 品質C レア度1
銅で作られた剣
物理攻撃力+12
【装備品・胴体】
名称 絹のローブ 品質C レア度2
絹で織られたローブ
物理防御+3 魔法防御+5
【装備品・装飾】
名称 赤いバンダナ 品質C レア度1
赤いバンダナ
物理防御+3
合計4900Gで残りは950Gか、ポーションも残り2本だから買っておかないとな。
その後ポーションを1本100Gで8本購入した。
1回ログアウトして朝食食べに行かないとな。
ゲームばっかりやって普段の生活リズムを崩し過ぎると親に怒られるからな。
ハルトはログアウトする為に移動を開始した。GPOでは、ログアウトするには中央広場か宿泊施設でログアウトする必要がある。宿泊施設でログアウトした場合、普段よりも回復速度が早いというメリットがある。
中央広場に到着し、アッサムを帰還させてベンチに座りログアウトして行った。