45話 宝箱部屋再び
材料がそんなに無かったけどスキルレベルが5まで上げられたな。まあ最初だから上がり易いんだろうけど。
次はゴーレムを仲間にしに行くか。このまま東の荒野に行きたい所だけど1マス目だと人が多くて探すのが大変そうだから2マス目で探すか。
そう思い中央広場からロックツーへと移動する。
ロックツーに到着っと。あ、ついでにツルハシ買ってこ。
雑貨屋に寄り新たにツルハシを3つ、斧を2つ買い両方5つになる様に買い足し町の外へと向かう。
外へ出てアッサム、ゴブスケ、カルマ、ヨナギを召喚する。
明日の為にちょっと経験値稼ぎも兼ねるか。そういえばヨナギも出したけど昼でも大丈夫かな?大丈夫そうだな。じゃゴーレム探しにGO!
街を出て気配察知を頼りにモンスターの反応を探す。サーチアンドデストロイ再びである。
そして何度かモンスターと遭遇した後。
『ゴブスケのレベルが上がりました。任意のステータスを1つ上げて下さい』
ここでゴブスケのレベルが上がったか。これでアッサムに追いついたな。ここは体力を上げとこう。
『ヨナギのレベルが上がりました。任意のステータスを1つ上げて下さい』
ヨナギも上がったか。ヨナギはまだまだレベルが低いから順当かな。与ダメを上げたいから筋力を上げとこう。
ゴーレム探しと同時にレベル上げにもなってるな。採掘ポイントも何個か見つけて採掘レベルも上がって鉄鉱石も1つ手に入ったし。
アッサムにも採掘スキルがあるから単純に倍近く採れるもんな。
その後少し歩くと岩に気配察知が反応するのを確認する。
やっと見つけたか。今回はアッサムも居るし久々に落とし穴作戦で行くか。
「アッサムあの辺に落とし穴を作って来てくれ」
自分達とゴーレムの中間地点を指さし落とし穴を掘って欲しい場所を指示する。そして落とし穴を掘ったアッサムが戻ってくる。
準備完了だな。じゃあ先制攻撃行きまーす。
「精神集中!ファイヤーアロー!」
ハルトの魔法を受けたゴーレムは動き出しハルト達目掛けて歩き出した。
そして落とし穴の上まで来るとズドーン!という音と共にゴーレムの下半身が落とし穴に落ちて行く。
「良し!まずは成功したな。みんなは攻撃しないでゴーレムが落とし穴から出ないように気を引き付けてくれ。」
下半身が埋まったままのゴーレムの攻撃を避けながら召魔達がゴーレムの気を引いている。
その間にハルトが魔法でゴーレムのHPを半分以上削る。
「良いぞ!止めを刺してくれ!」
ハルトの掛け声で一斉に攻撃を仕掛けあっという間にゴーレムを倒し、ゴーレムの魂を獲得したのだった。
『鑑定のレベルが上がりました』
『杖のレベルが上がりました』
『火魔法のレベルが上がりました』
前より魔法の数が少なく済んだな。装備の効果は偉大だな。
『ヨナギのレベルが上がりました。任意のステータスを1つ上げて下さい』
ヨナギのレベルも上がったか。ここは敏捷を上げとこう。
ここでの用事は済んだな。夕飯までまだ時間はあるな。洞窟へ行って皆のレベリングするか。
そう思いロックツーまでモンスター狩りと採掘をしながら移動する。ロックツーに着く頃にはアッサムとヨナギのレベルが上がり、鉄鉱石も1つ追加でゲットしていた。
アッサムは筋力、ヨナギは体力を上げといた。
そしてロックツーの町から岩山の洞窟1のワープポイントへと飛んだ。
「ライト」
さて時間もあまり無いから先に進むのは止めて守護像があった部屋まで行ってみるか。宝箱が復活してたらラッキーだし。
前回来た道をモンスターを倒しながら引き返して行く。
よっと、スケルトンの動きにも慣れてきたかな。俺はMP節約の為に攻撃魔法は使わないけどそれでも何とかなる様になってきたしね。
別に魂集めてる訳じゃないから俺が手を出す必要も無いし。あっ回復魔法は使ってるよ?お陰で光魔法のレベルも上がったし。
分岐路を曲がってこっちだったな。この先の突き当たりに守護像がある部屋があったんだよな。宝箱が復活してないかなー。
突き当たりの部屋に到着し、扉を開ける。
守護像さん居ます様に。……やっぱり守護像さん居なくてもいいから宝箱だけでもありますように。
そう願いながら扉を開け中を除くと中に守護像の姿は無く、中に居たのは普通のモンスター達だった。
コウモリ、スケルトン、スライム、ロックアントとモンスター部屋になってるし……。しかもゴーレムも居るじゃねぇか!これはMポーション飲んで準備万端にしてから行った方が良いな。他の皆は大丈夫?そう、じゃあ行こうか。
ハルトが召魔達を見ると頷いてくれたので精神集中を使い部屋の中に足を踏み入れる。するとワープポイントがあった部屋と同じ様に部屋に入った瞬間部屋中のモンスターがハルト達へと殺到して来た。
「カルマはまずは範囲魔法攻撃を撃ってくれ!アッサム、ゴブスケはその後スケルトン、コウモリを中心に!ヨナギはコウモリとロックアントを中心に頼む!」
ハルトの指示通りカルマが炎の反応魔法を使い、攻撃を受けたモンスター達のHPが残り少なくなる。そこを他の召魔達で攻めたてる。空を飛ぶコウモリはハルトの魔法とヨナギで止めを刺していく。
「コウモリは大体片付いたな。次はスライムだ。カルマも次はスライムを狙ってくれ」
スケルトンとロックアントをアッサムとゴブスケが足止めしている間にスライムを仕留めていく。
これで残りはゴーレム以外物理攻撃でも倒せるな。ゴーレムはカルマに任せて俺は後は回復に専念するか。
時折HPが危なくなる時もあったがハルトのヒールで回復させつつ何とか部屋の中のモンスター達を全滅させる事が出来たのだった。