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39話 スケルトン

ふぅ、終わったか。


『剣のレベルが上がりました』

『火魔法のレベルが上がりました』

『風魔法のレベルが上がりました』

『光魔法のレベルが上がりました』


途中でライトが切れない様に使ってたから光魔法も上がったか。


一息つき座っているとハルトと戦っていたコウモリから光の球が出てハルトの胸へと吸い込まれていく。


コウモリを仲間に出来たか。苦労した甲斐があったぜ。これで次からは全部カルマに任せられる。さて、解体してしまうか。


8体のコウモリの死体に解体ナイフを突き刺しドロップ品を回収していく。




カルマの方を見てみると意外にもHPとMPが結構減っていた。


カルマでも楽勝では無くなってきたか。一応ポーションとMポーション飲ませとくか。俺も一応飲んどこ。


カルマにまずMポーションを飲ませる。相変わらず飲むと顔を顰めるが次のポーションを飲んだ時は少し飲んだ後顔をニヤリとさせグイッと飲み干したのだった。


ポーションの方は美味しかったみたいだな。これならこれからも飲んでくれるだろ。俺も飲んでみるかな。


ハルトは味付きポーションを飲んでみる。


んっ、これはリンゴ味か。ちょっと薄いジュースって感じか。Mポーションも飲んどかないと。んぐっ、さっきの飲んだ後だから余計不味く感じる…。ポーションを後に飲んどきゃ良かった。さて回復も済んだし先に進むか。


ハルトは立ち上がり洞窟を進んで行く。すると採掘ポイントを発見した。


お、やっぱり洞窟の中にも採掘ポイントがあったな。3マス目だし何か良いのが出ないかな〜。


良い物が出ろと願いつつツルハシを振りアイテムをゲットしていく。


ひゅ〜、鉄鉱石が2個手に入ったぜ!3マス目に入ったから入手率が上がったのかもな。この調子でガンガン発掘していくか!


機嫌良く曲がりくねった一本道を進んで行くと何かが前からコツコツと歩いて来る音が聞こえてきた。そしてライトの範囲に入り見えた姿は歩く骨、スケルトンだった。


これはスケルトンか。やっぱりこういう系も居るのは当然か。まあ俺は別に苦手って訳じゃないから良いけど。強さはどれ位かな?


スケルトン Lv18

状態 アクティブ

サモナー


レベル18か。しかもまたサモナーが仲間に出来るやつか。特に大きくも無いな、俺と同じ位か?剣を持ってるから物理タイプで間違い無いだろう。俺のパーティカルマ以外ほぼ物理だな。魔法タイプを見かけたら是が非でも仲間にしないといけないな。

兎に角今は目の前のスケルトンに集中しないと。まずは。


「カルマ魔法は使わず剣だけで攻撃してくれ」


1体だけだし情報を集めて俺でも安全に戦える様にしたいからな。


カルマがスケルトンに向かい剣を振りスケルトンに攻撃をするが驚くことにスケルトンのHPは半分も削れなかった。

それにスケルトンは攻撃されても意に介さずカルマに持っていた剣で攻撃して来たのだった。


カルマの攻撃で半分も削れなかった上に反撃までしてくるのか、厄介だな。スケルトンだから痛覚とか無いから攻撃に怯ま無いって事か。これは俺は魔法でしか攻撃出来ないな。


ハルトが観察している間にカルマとスケルトンの攻撃の応酬が2度、3度とありスケルトンは倒れていく。


「お疲れさん。さて何が取れるかな。てかナイフ刺さるのかコレ?」


解体ナイフはスケルトンの骨に少し刺さるとアイテムへと変わっていった。


【素材アイテム】

謎の骨 品質E レア度1

何の骨か分からない。


何だコレ?使い道あるのか?アイテム的にはあんまり美味しくない敵だな。

ん?また足音がするな。しかも今度は1体だけじゃ無くて複数居るな。


コツコツと暗がりから今度は3体のスケルトンがこちらに歩いてきた。


3体なら1体をこっちで相手をして仲間にするのも良いかもな。まあカルマに一撃入れて貰ってからにはするけど。


「カルマ1体に剣で一撃入れてこっちの方に回してくれ!後の2体は魔法で処理だ!」


カルマは先頭の1体に一撃入れた後、攻撃を喰らわない様に直ぐに後ろに周り足で押し出す様にスケルトンをハルトの方へ追いやった。


来た!


「ファイヤーアロー!」


良し!さっきのを見た感じ歩く速度はそんなに早く無いから距離を取りつつ魔法で攻撃すれば安全な筈だ。


その後4発ファイヤーアローを撃ち込むとスケルトンはガラガラと崩れ落ちていく。


ふぅ、やっぱり魔法の方が効きが良いみたいだな。カルマの方も終わってるし。


『光魔法のレベルが上がりました』

『ヒールを取得しました』


よっしゃ!回復魔法ゲットだ!これで回復手段が増えたな。まあまだ不味いポーションが残ってるからそれを全部消費してから美味しいポーションと併用するか。


ハルトが倒したスケルトンから光の球が出てきてハルトの胸に吸い込まれていく。


これって魂だったよな?スケルトンに魂ってあるんだっけ?骨に魂が宿ったのがスケルトン?設定が良く分からん。


それにしても魔法を使いっぱなしだからMPが幾らあっても足りないな。またMポーション飲んどかないと。


インベントリからMポーションを飲み干す。


Mポーションも早く美味しくなってくれないかな。錬金術スキルがあるから材料が簡単なら自分で作れるのに。まあそれも今後の課題に入れとくか。

さて、もう少ししたら夕飯になっちゃうから何処か休める所があれば良いんだけど。無かったら最悪死に戻りかな。こんな洞窟の通路じゃ簡易テントは建てられないし。


解体を済ませ少し進むと洞窟に入って初めて分岐路が現れる。


んー、右にするか左にするか。とりあえず右に行ってみるか。


分岐路を右に数分進んで行くとそこは行き止まりになっていて、そこに扉があったのだった。

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