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142話 お祭り会場の散策

 ヨーヨー釣りを数回して、俺は次の屋台へと向かった。他にも屋台はいっぱいあるからね。初日にどんなのがあるのか掴んでおかないと。

 ちなみにヨーヨー釣りでの獲得ポイントは1回目は小さいのを10個取れて300ポイントだった。最高では大きいのが1つと小さいのが2つの360ポイント。やっぱり1回目に小さいのを取って安定したポイントを稼いでおいてから2回目以降に大物狙いに切り替えた方が良さそうだな。


 2軒目の屋台はスーパーボールすくい。これもさっきのヨーヨー釣りとほぼ同じだな。取るのが水風船からスーパーボールに代わって、取る為の道具が紙で出来たおたまの様な物に代わって手前にある籠に入れればOK。ポイントもさっきと同じ様に大、中、小があってポイントも同じ。


「あ、破れたか。でもヨーヨー釣りより全然ポイント稼げたな。これはスーパーボールすくいは高ポイントの狙い目だな」


 スーパーボールすくいでは大がなんと4個も取れ1200ポイントも稼げたのだ。ヨーヨー釣りの3倍以上も稼げたのだ。これを7日間とも出来れば8400ポイントも稼げる事になる。前回のイベントの時と交換ポイントが同じなら鉄鉱石が2つは交換出来る。前回のイベントの時にはまだ居なかった2陣プレイヤーにはウマウマなイベントだな。


「さて、次はどの屋台にするかな」


 スーパーボールすくいの屋台を後にして次の屋台を探す事にした。


「くんくん。良い匂いがするな。そういえばログインしてからまだ携帯食料も何も食べてなかったな。ついでにここで食事も済ましていくか」


 そう思い歩きながら周りの屋台を見て何を食べるか考える事にした。


「焼きそばにたこ焼き、りんご飴にベビーカステラか。お祭りの時の定番が揃ってるな。あ、イカ焼きもあるな。これは何を食べるか迷うな」


 迷ったが今回は焼きそばを食べる事にした。


「うん。上手いな。それにしてもこの焼きそばの素材は今のプレイヤーに手に入るのか?麺は小麦だから手に入ると思うけど豚肉、キャベツ、ニンジン、モヤシ、それに紅生姜か。キャベツとニンジンはファーマーの人達が納品してくれてるって前にリョウさんが言ってたっけ。でも豚肉とモヤシと生姜は聞いた事ないな。こうしてあるんだから何処かにはあるかもしれないけど手に入るのはまだ先になるのかもしれないな。もし、俺が見つけたら知らせてあげないとな」


 焼きそばを完食した俺は続いてたこ焼き、ベビーカステラ、から揚げ、じゃがバターを食べた。


「ふぅ、ついいっぱい買って食べてしまった。ゲームだといくらでも食べれるから良いな。現実だとお腹いっぱいになったらもう食べられないからな」


 それにしても。


「こうして見ると同じ種類の屋台が結構あるんだな」


 食べ歩きをしている時に俺が挑んだのとは別のヨーヨー釣りやスーパーボールすくいの屋台をいくつも見つけられたし、まだ挑んでいない種類の屋台も複数見つけたのだ。


「まぁ、この人数のプレイヤーが居れば同じ種類の屋台が複数あるのは当たり前か」


 食べ歩きをしている間にどんどんプレイヤーが増えていき、この祭り会場が大分賑やかになっていて、色々な屋台にプレイヤーが挑んでいた。


「そろそろ俺もポイント稼ぎに戻るか。まだ食べて無いものもあるけどそれは明日以降とかでもいいだろ」


 そう思い次にチャレンジするのは射的だ。リアルでは1度もやった事ないんだよね。だからちょっと楽しみだな。

 射的のポイントは30、50、100、300、500、1000と今までのよりポイントの幅が広いな。1回の遊技で貰える弾は5発の様だ。高ポイントも狙えるから1日に何回もチャレンジしてしまいそうだな。

 その証拠に射的の屋台は他のに比べて人が多くいるし。


 そして今回は1回目から大物狙いでチャレンジしたのだが……。


「マジか……。1000ポイントの的全然動かないんだが……。あれを落とせる気がしないな」


 周りのプレイヤーがやっているのを見ても1000ポイントの的を落とせているプレイヤーは居なかった。


「これは落とすにはよっぽどピンポイントで当てないと無理ゲーだな。そんな腕俺には無いしな。やっぱり最初は手堅くいくか」


 結果300ポイントの的を落とす事が出来たが3発かかり、合計ポイントでは100ポイントを5回落とした方がポイントを上回り500ポイントをゲットした。

 ただ、上手く500や1000の的を落とす事が出来ればそれを上回れそうだからチャレンジする価値はあるなと感じた。


 射的を終えた俺は良い匂いに耐えきれずに買ったたこ焼きを頬張りながら次の屋台を探した。


「型抜きか。ここにするか」


 次に来たのは型抜きの屋台。100、300、500の型があり、綺麗に抜ければそのポイントが貰える様だ。


「これは時間をかけて丁寧にやれば500ポイントいけるのでは?」


 そう思って500ポイントを丁寧に丁寧にしたところ、見事クリア出来た。


「型抜きは毎日安定して500ポイント稼げそうだから確実に毎日寄らないとな。次は、ずっと気になっていたあの建物に行ってみるか」


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