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102話 進化

『杖のレベルが上がりました』

『水魔法のレベルが上がりました』

『ウォーターショットを取得しました』

『ゴブスケのレベルが上がりました。任意のステータスを1つ上げて下さい』


 以外と苦戦はしなかったな。コイツもサソリと同じで水魔法が弱点だったみたいだし、新しい水魔法を覚えたから次からはもっと楽になるはず。動きもそれほど早くなかったし対処出来なくは無いって感じだったな。大きさも逆に的が大きくて当てるのが楽だったぐらいだ。潜られても地面が膨らんでるから何処に居るのか丸わかりだったしな。ゴブスケは敏捷を上げとこう。


 「さて、結構進んだと思うんだが」


 マップを確認するがマップの中央まで3分の1程進んだ程度だった。


 「あれ?今までだともう着くかと思ったんだけど……。もしかしてマップが広くなってる?そうだとしたら時間がかなり掛かる様になるな。時間配分をしっかりしないとご飯に遅れるかもしれないからな。遅れてゲーム禁止になんてなったら……」


 自分のいる位置を確認し、マップ中央へと更に歩いて行く。

 出現するモンスターを順調に進ん倒しながら進んでマップの中央まで残り半分といった所でビッグスコーピオン3匹とサンドワームが2匹現れた。


 「おいおいおい……。一気に難易度上がり過ぎだろ……」


 出てきたモンスターに思わず愚痴をこぼしてしまう。


 「アッサムとカルマはビッグスコーピオンを攻撃!アックはビッグスコーピオンの攻撃を防いでくれ!俺とプリンは水魔法でビッグスコーピオンを攻撃!ゴブスケはサンドワーム2匹の注意を引きつけといてくれ!ウォーターショット!」


 この戦いは中々にしんどかった。今までビッグスコーピオンは2匹までしか出て来なかったのにここに来て3匹、しかもサンドワーム2匹まで付いてくるっていうおまけ付き。これで苦戦するなって言う方が難しい。

 ビッグスコーピオンはアックが不動を発動して攻撃を受けて貰っている。それに俺がポーションやヒールで回復しながら水魔法で攻撃しないといけないからMP消費が多かった。何とかMポーション飲みながら戦ってた。早く美味しいのが飲みたい……。称号効果で多少MP消費が減っているのはホントにありがたいね。

 アックが攻撃を防いでいてくれる間にアッサムとカルマでダメージを与えていってくれる。たまにカルマが魔法でも攻撃してたけど。

 プリンは安全に水魔法で攻撃出来る場所を見つけたみたいで弱った敵に水魔法を撃ってた。安全な場所とはアックの肩の上だ。あそこならビッグスコーピオンの攻撃は届かないから安全に撃てるよね。

 今回の戦闘で1番活躍というか貢献してくれたのはゴブスケだな。俺達がビッグスコーピオンを倒す間はずっとサンドワーム2匹の攻撃を躱しながら注意を引いてくれてたんだからな。

 それに、俺達がサンドワームに合流したら攻撃にも参加してたし。あ、カルマが残ったサンドワームトドメを刺した。


『鑑定のレベルが上がりました』

『水魔法のレベルが上がりました』

『気配察知のレベルが上がりました』

『耐暑のレベルが上がりました』

『アッサムのレベルが上がりました。任意のステータスを1つ上げて下さい』

『アッサムの進化が可能になりました』


 ……なんですと?いや、確かに俺がレベル20でクラスチェンジしたんだから召魔がレベル20で進化したとしても不思議では無いか。進化は後でゆっくり決めたいから先にレベルアップの操作だけ終わらせてしまうか。アッサムは敏捷を上げとこう。


『カルマのレベルが上がりました。任意のステータスを2つ上げて下さい』


 カルマが上がったって事はゴブスケは無しか。ゴブスケは上がったばっかりだったし仕方ないか。カルマは体力と魔力を上げとこう。


『プリンのレベルが上がりました。任意のステータスを1つ上げて下さい』


 今回でプリンは魔法を使う時の安全地帯を見つけたな。これからも頑張って貰わねば。プリンは精神を上げとこう。


『アックのレベルが上がりました。任意のステータスを1つ上げて下さい』


 アックはいつも壁役ご苦労様です!大変助かっております!アックは体力を上げとこう。


「さてと、お待ちかねの進化をやりますか!進化先はどうなってるのかな?進化先は2つか。1つ目はモグラ一等兵。そういえばアッサムの種族ってただのモグラじゃなくてモグラ二等兵って名前だったな、忘れてたわ。もう1つがドリモグラー?なんだコレ?説明書きがあるな。手がドリルになっていて穴を掘るのが得意です、か。一等兵の方は全ステータス1ずつ上がって土魔法を覚えるのか、ドリモグラーの方は魔力、精神、器用が2ずつ上がって土魔法に闇魔法を覚えるのか。ドリモグラーは魔法を2属性覚えるのか。魔法を使う召魔は欲しいけどアッサムは完全に物理系で育ててるんだよなぁ。これはもう進化先は一択だな。進化開始!ポチッと」


 進化先を選んで進化開始を押すと、アッサムの体が光に包まれ光が収まるとそこには……。


 名前 アッサム Lv1

 種族 モグラ一等兵

 ステータス

 HP 100/100

 MP 20/20

 体力 21

 魔力 5

 筋力 22

 精神 4

 器用 10

 敏捷 13


 スキル

 爪撃 体当り 奇襲 穴掘り 土魔法 土操作 採掘 暗視


 装備

 狼の鋭爪

 赤いバンダナ 狼の毛皮マント


「進化するとレベルが1からになるのか。プレイヤーで言うところの職業レベルになるって事か。ステータスはアップしてるけど見た目はあんまり変わらないか?ちょっとだけ大きくなったかな?まぁ、良いか。これからもよろしく頼むぞ!アッサム!」


 そう言って頭を撫でてやると、アッサムは嬉しそうに手を上げて応えたのだった。

いつも読んで下さりありがとうございます!

皆様のお陰でジャンル別ではありますが年間ランキングにも載るようになってきました!

これからも頑張りますのでブックマーク、評価、いいねをよろしくお願いします(〃・д・) -д-))ペコリン

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