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短編集 冬花火

狂乱の花に

作者: 春風 月葉

 今は何月だっただろうか。

 季節という縛りから抜け出し、四季折々の花々が狂い咲く。

 目が痛くなりそうなほど鮮やかで、鼻が壊れてしまいそうなほどに甘い香りで、それなのにこの光景は胸にすとんと収まって。

 それは私も花々と同じように理から外れてしまったからだろうか。

 私は狂い咲く花々を美しく感じ、その光景を疑わなかった。

 まるでおとぎ話のような花々の楽園にどうして私もいるのだろう。

 すっと頭の中に現れた答えを口に出して否定する。

「私は狂ってなどいない。」と。

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