表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/6

003

◆◇◆◇


スズナ達は町を歩きながら自分の種族やスキルなどについて話しをしていた。因みにこの町はファストというそうです。


「うわ!なにその生産職泣かせな装備!」

「でもそれ見た目変えて楽しんだりとか出来ないのは残念だよな。まあ狐の獣人に和服ってのは似合ってるけどな。」

「……育成……ハードだと思う……。」

「これ絶対ハズレだと思うわ……。」


だが、ランダムを選んだ時点で自業自得なので、文句を言っても自分が悪いとしか言えない。

それにいざとなったらこの友人達に手伝ってもらえば大丈夫だろう。


「それでスズナの種族はどんな種族特有スキルなの?」

「レア種族のは種族毎に色々あるからなー。俺らは通常種族だから前もって情報はあるけどレア種族は全くの未知だしな。判明している方が珍しいぐらいだ。」


三人の種族はナナ(直智)がエルフでナギ(凪斗)がヒューマン、アズ(梓沙)は猫獣人とそれぞれバラバラだ。


「狐人族(白狐)の種族特有スキルは、【夜目】と【付与魔法】それに【白狐召喚】の三つね。」

「【付与魔法】って初めて聞いたなー。」

「【夜目】はそのまんまの意味だろうけど、【白狐召喚】ってのもそのまんまの意味でいいのか?」

「【白狐召喚】ね。ちょっと使ってみる?」

「攻撃呪文じゃなさそうだし、いいんじゃないか?」

「白狐ってことはもふもふくるかな!?」

「狐さんくる?」

「それはちょっとわからないけど、とりあえず試してみるわね。」


【白狐召喚】の説明を見てみると、白狐を召喚する。『白狐召喚』のキーワードで発動。しか書いていない。

スキルの説明が少なすぎると思ったけど、多分そこは自分達で探せってことかも知れません。

……単なる手抜きかもしれませんが。

とりあえず【白狐召喚】を使ってみましょう。


「【白狐召喚】。」

「「「おー!」」」


現れたのは、白い狐。だがその大きさは顔の高さが私と同じくらいで、かなり大きい。


「随分大きいのね。」

「もう少し小さいかと思ってたわ。」

「「もふもふだ!!」」


ナナとアズちゃんの二人は白狐の毛並みを堪能し始めた。特に嫌がってるわけではなさそうなので、特に注意はしませんけど。


《名前を決めてください!》


どうやら名前を決められるみたいです。私はあまりネーミングセンスは良くないのですが……よし!決めました。


《『白天』でよろしいですか?》


はいを選択する。

名前の意味ですか?特にありません。響きがかっこよかったのです。


このまま白天を召喚していてもいいのですが、通行の邪魔になりそうなので一旦解除しましょう。

『リターン』のキーワードで戻るようです。


「『リターン』」

「「あー……。」」

「また今度ね。」

「おい。雑貨屋に着いたぞ。早くポーション買ってこい。」

「了解~。」

「わかった。」

「私はこれ買って終了ね……はあ。」

「スズナは、うん、まあ、ドンマイ。」


私はそこでポーションを三つ買った。そこで私の買い物は終了です。

その後は皆に序盤にあったら便利なものとか色々教えて貰いました。

なんでそんなに詳しいのか聞いてみると、どうやらβテスターの人が知り合いにいたからその人に聞いたそうです。


「よし。一通り揃えたし、そろそろ待ち合わせの時間だからお別れだな。」

「私も待ち合わせの時間だから行ってくるね~。またねスズナ!」

「ま、また今度一緒に遊んでください。」

「うん。またね。私は私なりに頑張ってみるわ。」


皆はPTの人との約束があるので、ここで解散しました。


そして私は今、街の東にある草原に来ています。

何故ここかと言いますと、どうやらここに出てくるのは一匹や二匹程度の魔物しか出てこないと教えて貰ったからです。β版での仕様なので変更になっているかも知れませんが、一応試してみます。


「あ、白天は召喚しといた方がいいのかしら?戦闘も手伝ってくれたりするかも知れないし。これも試してみましょうか。『白狐召喚』」


白天を召喚してみたけど、これって乗れたりするのでしょうか?

試しに乗ってみると、なんとか乗れました。

でもいざ走ってもらうと、しがみ付いて落ちないのがやっとでこの状態で狙われたらまず回避なんてできないでしょう。

これは何かいい案があるまで保留にしましょう。騎乗できれば移動時間を短縮できるのですが。

とりあえず魔物を探しましょう。ちゃんと対処できるか確かめないといけませんから。

それに一応データ収集もあるらしいので真面目に戦闘はやりましょうかね。



◆◇◆◇


西へとどんどん進んでいると、途中で魔物を見つけました。

まだこちらに気づいていないようなので、白天に先制攻撃をしてもらいましょう。


「GO-!」


私が合図を出すと白天は猛スピードで魔物に接近していき、あっという間に距離を詰めてしまいました。

魔物はどうやら狼のような姿をしていました。がしかし、白天の爪による勢いそのままの一撃で真っ二つになって消滅してしまいました。

ちょっと今のは可哀想に思えました。


まだ一匹残っていたので、そいつは何とか間に合った私が、白天のスピードに翻弄されている所を急所を狙った一撃を入れましたが、一撃では倒れなかったので、弱っている所を首を刎ねる事で倒せました。どうやら急所を狙うとダメージも大きくなるみたいです。ゲームっぽいと言えばゲームっぽいのですね。現実だったら初めの急所を狙った攻撃で即死ですから。


そして白天も戦闘が出来ることがわかりました。

戦闘スタイルはスピード特化の様で攻撃力はあまり無いようです。勢いのついた爪攻撃では倒せていましたが、二匹目には大きなダメージは与えれていなかった様です。

その分敵の注意を引き付けてくれていたので文句なしですね。

今後は白天も一緒に戦っていくことにしましょう。

それとやっぱり現実の動きは完璧に再現できていませんね。

6割くらいですかね。現実の。これは開発者の方々の頑張りに期待しましょう。

恐らくそのためのデータ収集だと思いますし。

話しが色々飛びましたが、この程度なら連続で何度でも行けそうです。

余裕が出来てきたら魔法も試してみましょう。


それと今の戦闘で魔物の素材を二つ手に入れることが出来たので、早速装備に吸収させてみましょう。

【ウルフの爪】と【ウルフの皮】なので、爪を刀、皮を服の方に吸収させましょう。

特に素材の指定はありませんでしたが、何となくこうした方が良さそうだと思ったのでここは自分の勘を頼りにしましょう。

アイテムボックス内の素材をタッチすると、《吸収》の項目があったのでそれをタッチすると《どちらの装備に吸収させますか?》と出たので、予定通り爪を刀に、皮を服に吸収させました。


《白霊狐の衣装が強化されました!》

《妖刀・白狐が強化されました!》


無事強化できた様です。どの様に強化されたのか確認してみました。


【白霊狐の衣装】 レア度1

vit+4

白霊狐の祝福が施された和服。魔物の素材を吸収させることで強化される。

※一度吸収した素材を吸収しても効果は無い。

【ウルフの皮】を吸収済み


【妖刀・白狐】 レア度1

Str+4

白狐の魂が宿っていると言われる刀。魔物の素材を吸収することで強化される。

※一度吸収した素材を吸収しても効果は無い。

【ウルフの爪】を吸収済み


+1だけですが、ちゃんと強化されています。


ではこの調子でどんどん進んで行きましょうか。

少し戦闘をしたらちょっとあの高揚感が戻ってきました。

ちょっと今日は張り切っちゃうかも知れません。


とりあえず昼食は取りたいので、それまでは魔物狩りに勤しむことにします。

それでは白天、行きますよ?






その後私が昼食を取るためにログアウトしたのは午後2時でした・・・。



2日か3日に一度は更新して行くことを目標に頑張りたいです。


それと感想での指摘ありがとうございます。


感想で指摘のあったものをここで説明することにします。


まず口調に関しては、です・ます口調にするように心がけています。

所々ポロッとあるのは見逃して下さい・・・。



次に以前と同じ所まで書いてから投稿して欲しかったというものですが、私もそこは悩んだのですが、投稿できるものは投稿してしまった方がいいんじゃないか・・・?と思ってさっさと投稿することにしました。ちまちまとした更新で申し訳ないです。



それと種族の能力差についてですが、ステータスやスキルは種族によって一長一短です。レア種族と言っても、ステータスが凄いだとかスキルが他よりも滅茶苦茶強いと言うことはありません。”種族による個性を出したかった開発のアイデア”みたいな感じです。なので、レア種族がチート、というわけではありません。作者は未熟なので表現などがよくわからなかったりしてしまうこともよくあると思います。すいません。



タグの自力チートがハッキングしてプログラムを改ざんしているように見えるとの指摘があったので、”元からかなりチート”に直しました。

”地力”こっちなら大丈夫でしたかね?



梓沙と紗那が初対面なのにはちゃんと理由があります。

梓沙は元々人見知りで友達も数人(4、5人)ほどという設定です。

そして紗那は小さいころから小さいころから祖父と格闘戦とか野蛮なことをしていた+元々自分から友達を作りにいくタイプじゃなく、周りも人も近寄りがたい雰囲気を出していた紗那と仲良くする人はいなかった。という設定です。直智と凪斗とは幼稚園の頃とあるきっかけで仲良くなったという設定(予定)です。なので友達と呼べるのは直智と凪斗くらいです。他の人は紗那はクール、だけど怖いというイメージを持っています。

そして何故直智と梓沙は会ったことがあるのに紗那とは初対面なのかと言うのは、凪斗と直智はお互いにゲーム好きと言う共通点があってよくゲームの話題で盛り上がっています。そして梓沙もかなりのゲーム好きです。凪斗と直智はお互いの家が近くにあるのでよくゲームするのに小さいころから遊んでいます。そして凪斗の家でゲームをやっている時に梓沙も加わって・・・みたいな?

結構適当になってしまいましたが、一応こんな感じで考えています。そのうちSSとして書いてみたいです。



今回はこんな所で終わりになります。

これからも【チートな戦闘狂少女がVRMMOをやってみる】をよろしくお願いします。


そしてブックマークに評価もありがとうございます。

これからも頑張ります(`・ω・´)



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ