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雪合戦〜昼寝

風邪引いて辛いです。


辛いので夜にも今度風邪を引かせようと思います。


ズズ…はぁ…冷め切った体に豚汁が染み渡る…


うん…あったかいけど…ちょっと足りないなぁ…おかわりしに行こうっと。


「おかわり下さ〜い」

「は〜い」


ズズ…おや、椎茸の軸が入ってる…椎茸の軸って美味しいよね。くにくにして、噛めば噛むほど味が出て…でも椎茸って嫌いな人はとことん嫌いみたいだね。なんでだろーね?


ズズズ…ふひゅぅ…うん。美味しかった。この後は…何するんだろー?雪合戦とかだったら嬉しいなぁ…



「4時20分まで自由時間で〜す」


お?これは…雪合戦できる流れかな…


「…光何処かなー?ん?あれ…本田さーん!光知らない?雪合戦しない?しよう。」

「光は知らないな〜…あれ?私に拒否権無し?」

「無いよっ。光を探しに行こう〜」

「えぇ…私帰ってゆっくり寝たいんだけど…」

「自由時間に寝るって何…それに帰っちゃダメなんだよ?」

「そうなの?…じゃあ…いいか。やろう」

「わーい。後は光を…橘さんだっ!橘さーん!雪合戦しよー!」

「わ…私ですか…?」

「…光探すんじゃなかったの?」

「いや、3人でやるのもつまらな…イトウさーん!雪合戦しよー!」

「…せわしない…」

「やれやれだぜ。です。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ふっふっふ…遂に見つけたぞ光…そんな所に居たのか…探し回らせた罰だ…!後ろから雪玉を当ててやる…


握って握って…氷レベルに固めて…せい!


ひょいっ。がつん!


「ぐおっ!?」


ああっ!光が避けるから他の人に当たったじゃないか!


「ごめんなさいそこの人っ!」

「………」


ぴっ!?し…真司…!?


「ご、ごめんなさい…」

「ああ、大丈夫だ…」


うぅ…あ、光が笑いながらこっち見てる…まさか…仕組んだ…!?


「…帰ったら…覚えとけよ?」

「…ひ…ひゃい…!」


う…うう…帰りたくない…お家に帰りたくない…!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「ひぃぃぃかぁぁぁりぃぃぃ!!まぁぁぁてぇぇぇ!」

「ちょっ!?危ない危ない!その硬さが頭に当たったらマジで死んじゃう!」


真司のお仕置きは怖いんだぞっ!怖いんだぞっ!うぇぇん!光のばぁかぁぁぁ!!


「…何あれ?」

「涙目になりながら雪…いや、氷玉を投げる夜さんと、死に物狂いで逃げる光さん…ですかね?」

「…夜がああいう風になる原因は…」


「「佐々木君」」


「やっぱりそうよねー」

「他に考えられないです」





ヒュンッ!ゴイン!


「ぷぎゃ!?」


おおよそ雪玉が当たった音とは思えない音が響き、光が一面の銀世界に倒れ込んだ


仕留めたか…


夜は拳を握ってガッツポーズを取った。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「えへへ…雪合戦楽しかったね〜♪」

「そうだね。」

「私は頭にコブが出来た気がするよぉ…」

「自業自得だもん!よりによって真司に…真司に…うぐ…ひっく…」


うぅ…うぇぇ…


「ちょっと…杉下さん泣いちゃったわよ?」

「いつもの事だから…大丈夫…です」

「そうなの…?」

「そうそう」


…うぅ…どうやって謝ろう…土下座…?一回全裸で土下座しようかな…そうすれば許してくれるかなぁ…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「…光…僕疲れた…」

「夜ご飯まで寝てれば?」

「うん…寝る」


疲れた…うぐぅ…布団引いて…


うん…あったかい…寝よ…


「あれ?夜さん寝ちゃったんですか?」

「夜ご飯になったら起こしてねってさ」

「…ぅ…ぅ…」

「あら?なんかうなされてるけど…」

「本当だ…」



「…し…ん…ゅ…ゅ…るし…ぅ…」


「…夢にまで佐々木君が?」

「本当メロメロねぇ…」


「(…明らかに怯えてる気がするのだけれど…)」


「…私。夜さんと一緒に寝ます。」

「え?なんで?」

「光さんもやったんですから…次は私です」


「あ、じゃあ今夜は私で。」


「…ゃ…ゃ…ら…」


「では、失礼しまーす…おぉ…これは…光さんがレズに目覚めるのも分かる気がばわっ!?」

「橘さんまで何言ってるのかしら…!?」

「ひぃぃ!?寝ます!お休みなさい!」


なんかうるさいなぁ…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「…なんで僕の布団に橘さんが…?」

「…ぅん…」


結構可愛い…?おっと。光に毒されたかな…僕までレズにされちゃたまらん…ってあれ?僕は男なんだから女を好きになっても…いや…でも…体は女だし…あるぇ?


「…起きて〜夜ご飯だよ〜?」


…ていうか!なんで皆寝てるのさ!僕が起きなかったらどうするつもりだったのかね…


「お〜い。起きて〜。僕1人でご飯行っちゃうよ〜?」

「………」



…ダメだ…起きない…仕方ない!


「3!2!1!ボディープレス!」


「ひゃふっ!…な…なんですかイキナリ…」

「ご飯!」

「あ、は…はい…」


「3!2!1!ボディープレス!」

「きゃっ!?…何よ…」

「ご飯だよ!」

「…そ…そう…」


…イトウさんにはどうしようかな…?ボディープレスしちゃ怒るよね…


「起きて下さ〜い!起きてー!」

「はっ!…ご飯かしら…」

「はい。」



…光は…ほっとこう


「さ、行こうか」

「…酷い!カウンターしようと狙ってたのに!」

「…アホな事を…」


さーご飯だご飯だ…

お知らせ


2月から1ヶ月程更新をお休みします。必ず帰ってくるので忘れないでいてくれると嬉しいです。

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