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最強決定戦。


「ついたわよ…ってこら。歩きながら寝るな。」

「すやぁ…」


「…起きなさいっ!」

「うぇい!?」


しまった…寝てた…まぁ仕方ないね。僕はどんな体制でも寝れるっていう特技があるからね。マラソン中でも寝れるよ。壁に衝突するけど。


「…で?ここがその大会の会場?」

「そうそう。」


…かなり立派な建物だ。それになんか結界みたいなのが張り巡らされてる。…結構強力みたいだね…まぁ僕は簡単に破れそうだけど…


「…何見てるの?」

「ん?結界だよ。ほら、これ。」

「あぁ、それね。魔力とか外に漏れちゃったらいけないから張ってるのよ。」

「へー。」


つんつん。ぱりぱり。


…こんなので大丈夫なんだろうか?多分シルバースパークで割れるぞ?これ…


「ほら、さっさと入るわよー」


どんな人が居るのかなー?



「あ、光さん!来て下さったんですね…おや?後ろの人は?」

「やー久しぶり〜。この子は杉下夜よ」


おや、光はここでも人気か…


「よろしくお願いしますね。杉下さん」

「よろしくお願いします」


…皆のどかだな…


「ねーねー光。いつ戦うの?」

「もうちょっと後よ…あ、ほらほらあの二人」

「ん?あの2人がなに?」

「前回の1.2位の人よ。あの2人の技は凄いんだから」

「へー。」


…シルバースパークで勝てるかな?新しい技を考える必要とかあるかな?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「ではこれより!魔物最強決定戦を開催します!」


「ではまず一試合目です!」


「僕はいつなの?」

「えっと…夜は5試合目ね…って1試合目から1、2位の人ね…」


そういう人ってシード権とかないんだ。へー。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


…そろそろ決着かなー?


「地獄の業火をくらえ!」

「天の雷!」


「ほら、夜!2人の必殺技よ!」

「テンション高いなぁ…」


でも確かに凄いなぁ…真似できないかな…


「…おおっと…残ったのは…前回1位!烈さんです!」

「よっしゃぁぁ!」

「…負けたわ…頑張ってね。」

「おう!」


…おぉ、友情友情。僕の番まだかなー。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「5試合目です!」


「ほら、夜の番よ。」

「はーい。」


「あ、杉下さん。髪の毛を一本置いて行って下さい!」

「え?なんで?」


「もし跡形もなく死んでも髪の毛1本あれば生き返らせる事ができるので。」


なにそれすごい。


ぷちっ。


「……今の痛かった…」

「大丈夫ですか…?」


くぅ…戦う前からダメージが…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「お?こんなちっちゃいのが相手なのか?こりゃ楽勝だな…怪我しない内に棄権した方がいいぞ?」

「こっちのセリフだい!」


…さっきの2人の技真似してみようかな…?


「…始め!」


「おらおらおら!」


ぱしゅぱしゅぱしゅ


「僕に打撃はきかないよ〜」

「くそ…おらぁ!」


ごぉぉぉ!


火炎放射…ちょっと熱そう…


「……ん?どこ行った…?」


へーいへーい。こっちだよー。あなたの後ろですよ〜!


「…ん?」


きらっ。


「……バカにしてるのかてめぇ…」

「してないですよ?」


荒ぶりたい鷲のポーズ!


「…バカにしてるよな?」

「してないですって。」


逆立ちっ!おっとっと…


「…おらっ!」


ぱしゅん。


「無駄無駄。諦めれば?」

「やなこった…」


「…光さん。あの人っていつもあんな感じなんですか?」

「そーねー…いつもあんな感じね…」

「しかし…あれだと決着つきませんよね…」

「仕方ないわね…本気を出させましょう」

「…できるんですか?」

「多分これでOKなはず…」


「夜ー!」



…ん?なんか光が僕の名前を呼んでる…ていうか叫んでるな…


「なーにー?」


ぱしゅぱしゅぱしゅ。


「…全力でやらないと…佐々木君にお仕置きするように言うからねー!」


「……」


ガクガクガクガク…なんという恐ろしい事を…


「…君。速やかに死んでもらえるかな…僕の平和のためにっ!」

「嫌だね」


もういい!見様見真似だけどさっきのやつやる!


「地獄の業火よ…」


ゴォォォ…


「…あれは…俺の…?」


「天の雷よ…」


バリバリバリ!


「私の…?」


「…ちょっと本気にさせ過ぎたかもしれない。」

「凄い魔力ですね…」


「天地融合!炎雷波っ!」


ゴギャォォォン!


当たった瞬間相手が蒸発した。これやばくない?


「……あ、えっと…」


「…死んじまったか…お前凄いな…」


あ、本当に生き返った。


「え…えー…5試合目の勝者は杉下さんです!」


わーい!…ってあれ?歓声が聞こえない…しょぼん。他の人の時はあったのに…


「光ただいまー」

「…本気出し過ぎじゃない?」

「だって光が真司に言うっていうから…!」

「そんなに怖いの…?」

「…うん。」


真司は怖いよ。さっきの技の3倍は怖いよ。


「あ、私の番だ…行ってくるね〜」

「バイバーイ」


光も強いよねー。でも僕と当たっても勝ちは譲らない。うん。

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