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チョロM

真司監視の2日目、3日目は飛ばしました。同じような感じにしかならないので…

…にゅ。これ1人じゃクリアできないよ…

うーん…でもこのキャラ欲しいしなぁ…どうしよう…


仕方ない。真司に協力を仰ごう…ちょっと釈だけども


「しーんじくーん!あーそーぼー!」

「小学生かお前は…」


そこまで小さくないぞ、失礼な!


「マルチやってー!お願いー!やってー!やってー!」

「よし、いっかい落ち着け。そして俺から離れろ。OK?」

「OK!」


離れろと言われて離れる夜さんではありませんっ!


むぎゅ。


「くっつくな。暑い。それにこのままじゃゲームできん」

「あ、そっか…仕方ないな」


本来の目的を忘れる所だった…あれ?スマホどこ?…もぞもぞ。あったあった…


「…これなんだけどね?ノーコンクリアができなくてさ…」

「ん?あぁ…これか。楽勝だ。」

「先に始めた人は違うねぇ…」

「まーな」


僕は真司に誘われてこのゲームを始めたのだ…だから事あるごとに真司に頼る事になるのだが…


「…なんか腹立つ」

「なんでだよ…」

「まぁいいや。僕の為に頑張ってクリアしてくれたまえ!」

「…ほー?いいんだぞ?棘壁に突っ込んでって自爆しても。」

「やめてよ!ホスト僕なんだよ!?スタミナを無駄にする気かっ!?」

「ほーらほーら。俺がこの指を離せば棘に突っ込むぞ〜?」

「うぐぐぐぐっ…!」


…く…真司にするのなんて嫌だけど…スタミナと比べれば…!


「…調子に乗ってすいませんでした!僕が悪かったです!やめて下さいっ!」

「土下座っ!?」


…ザ・土下座☆許してくれるかな?


「おい…何もそこまでせんでも…冗談だから…」

「本当…?わーい♪じゃあ続けて〜」

「騙された…」


ふふん。僕の土下座は安いんだよ。…いや、真司以外にするなんてあり得ないけど…!


「むふふ…真司の上あったかーい!」

「足が痺れる…」


ほー…足が痺れるか…そうかそうか…大変そうだなぁ…


つんつん。


「ぐぁっ!?」

「ふふふ…僕は真司に痺れた足をいぢめられ続けた過去を忘れた訳じゃないんだよ…!ほれほれほれ」

「ぐ…が…このっ!」


真司は思いっきり足を振り上げる。上に乗っていた夜はベッドの上に倒れ込んだ。


「むきゃっ!?…むぅ…逆ギレ…?」

「いや、正当な怒りだろ?…まったく…」

「むー…そういう事言っちゃうの?」

「言っちゃうね。…ったく、さて…何して欲しいんだ?」

「……へ?」

「俺も最近分かって来たんだよ…お前はMだってな。」


「待て待て待て。何も分かってないぞそれは…なんで僕がMって事になるんだよ?」


確かに真司に弄られてる時ちょっと変なゾクゾク感というか…そういうのが身体中を巡ったりする事はあるけど…それはMとかそういうのじゃないと思う。


「…違うのか?」

「当たり前でしょうが…ほら、真司のターンだよ。」

「お?本当だ」

「頑張れ〜。」


僕がM…あり得ないな。痛いの嫌いだし、悪口言われたら悲しくなるもん。


…違うよね?ちょっと実験してみようかな…


「真司…ちょっと僕の事叩いてみて?」

「お前やっぱり…」

「違うっ!Mじゃないという事を確かめたいだけだっ!」

「そうか…じゃあ遠慮なく…」


バシィーン!


「ひぎぃ!?」


…ちょっと待ってちょっと待って、遠慮なく。とかそういうレベルじゃなかった。殺気が篭ってるレベルだった。


「…酷いよ真司…本気でやるなんて…痛いよぉ…」

「え?あ…すまん…なんでか力が入っちまって…」


がーん。そんな…酷い…


「…女の子の体は脆いんだから、そんな威力でやっちゃダメなんだよ!分かる!?暴力、ダメ。絶対。」

「すまんかった…」


加減ってものを知らないんだから真司は…

「…まぁ、これで僕がMじゃないという事は証明されたね。」

「どうだろうなぁ…?」

「なんでまだ信じないの…」

「いや、いきなりがダメなだけ。とかそういうのかもしれないだろ?」


…何故真司は僕をMにしたてあげようとするのだろうか…


「…ないから。絶対ないから…あ、クリアしてる…」

「おう。ちゃんとノーコンだぞ」


…いつの間に…


「よしっ。落ちた!やったぁ!」

「おー。良かったな」

「うん!これで理想のパーティーが作れる…」

「まぁせいぜい頑張れよ。」

「むっきー!」


あ、そうだ。


「真司は僕を叩いたんだからお仕置きね?」

「…マジか…撫でればいいか?」


なでなで…♪ぷるぷる。違う違う…


「真司最近僕の事を撫でればなんとかなるチョロい子だと思ってない?」

「……違うのか?」


やっぱそう思われてたのか!確かに真司に撫でられると身体中あったかくなって脳とかフワフワしてなんか凄く気持ちよくなって力とか抜けるけど!僕はそんなにチョロくないよ!


「…という訳で一緒に…」


なでなで


「はひゅう…♪」


んああ…不意打ちは卑怯だよぉ…♪ってそうじゃない!


「やめんかこら!僕は撫でて欲しいなんて言ってないだろうが!」

「そうか。じゃあ辞める」

「あ…」


も…もうちょっと撫でてくれても良かったのに…いや、必要ない!


「…とにかく真司はここに来なさい。」

「おう」


ベッドの中に2人…なんかやらしいね。


「で、僕の事を抱きしめなさい」

「はいはい…」


ぎゅ…


「はぅ…♪」

「(やっぱチョロくね…?)」


抱きつくと抱きしめられるは天と地の差があると思います。抱きしめられた方が嬉しいですよね?


「…これはあれだね。なでなでと抱きしめなんかに負けたりしない!キリッ!っていう…」

「なるほどな。」


なでなでなで…


ふ…っ…僕は負けな…


「…勝てなかったよ…お約束だから僕は悪くない…」

「そんなに気持ちいいのか?」

「うん…もうこれなしでは生きていけないっ!ってレベルかもしれない」

「ほー…」


うぅ…分かってるんですよ。自分でも…今の僕ってなんか子供っぽいなって…でも!真司が悪いんだ!こんな…こんなスキルを持ってるから…!


ぐすん…真司には一生勝てない気がしてきた…

夜のキャラがよく分からなくなってきましたね…一回整理した方がいいんですかね…?

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