手合わせ(2対1)
アップテンポな曲を聞きながら読むと面白さが0.025くらいプラスされるかもしれません。されないかもしれません。
「せぇい!」
ぱしゅん
「うおお!」
スカッ。
「おーにさんこっちらー!手ーの鳴るほーうへー!」
「くっそ…1撃も当たらん…」
今回は、光が再戦したいとの事でまたやってるんですが…
なんでか2対1なんですよねー。光&鬼の人(名前忘れた)対僕っていう…
まぁ、僕が圧倒してるんだけどね。鬼の人は力は強いけど…霧になった僕はどうしようもないよね。
「ほらほらー?負けちゃうよー?」
「やぁ!」
ぱしゅん。
「もう無意味だって悟りなよ…」
「嫌よ!」
…しつこいなぁ…けどデコピンとかしてたらまた真司が…
ガクガクブルブル…
「よーし。僕も技使っちゃうぞー」
「夜の攻撃は大体直線的だから、よく見ればかわせるわよ!」
「おう!」
…ざーんねーん。僕がやる技はそういうのじゃないよー。
『ミッドナイト・ダンスパーティー』!
〜♪〜♪〜♪
「どこからかBGMが!?」
「ダンスに音楽は不可欠でしょ?」
ラップ調の方がやりやすいよね。
「…なんであいつは踊ってるんだ?」
「……さぁ?」
…さて、こっからだ…
ガスッ!
「痛い!?…何するの!?」
「い、いや…俺じゃな…」
ガスッ!
「うごぉ…」
「な、なんで自分を…?まさか?」
痛た…自分で自分を殴るのはちょっと痛かった…
あ、光も気付いたみたいだね。この技は、他の人と僕の動きを強制的にシンクロさせる技だよ。
さぁ!リズムに合わせてやってみよう!
パンチ!キック!チョップ!飛び膝!
「きゃあ!?ちょっと!危ないってば!」
「すまん!体が勝手に…!」
ターゲット変更!光!
パンチ!突っ張り!その手からレーザー!
「!?今度は私がっ!?」
「ぬおお!?レーザーはやばい!」
…うふふ…結構上手くいってるね…
「…私じゃなくて夜の方に行って!」
「おう!」
おっと。本体狙いで来たか…正しいけど…正しくないよ!
ターゲット変更!鬼の人!
パンチ!キック!回転蹴り!
「きゃあ!?…うぅ…どうしようもない…」
まだまだやるぞー!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
…問題発生。疲れた。
「はぁ…はぁ…」
「チャンス!」
「うわぁ!?光が向かってくるー!」
…だが無意味だ。
バリバリバリッ!
「し…痺れるっ!?」
『ナイトラップ』です。久々の登場。
さーて。決めるぞ〜…
『シルバースパーク』!魔法陣8個バージョン!
ゴォォォォン!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あいむうぃなー。」
「悔しいけど…完全敗北ね…」
「あぁ…」
ふはは!僕はまだ力の10分の1も出してないぞー!
「…夜ってかなり強いわよね…」
「当然!」
「…でも佐々木君には弱いのね」
…そうなんだよ…前の1件も含めて、僕真司に勝てた事ないんだよ…
「くすん。次は勝つんだい」
大体真司は卑怯なんだよ。僕の弱点ばっか狙ってきて…
「…おい。拗ねたぞ?」
「いーのいーの。すぐ戻るから」
「そうか…?」
でも、僕が本気を出せば真司なんて1発だもの!僕が最強だって証明してやるっ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「きゅう…」
びくんびくん。
「全く…なんなんだ一体…いきなり襲いかかってきて…」
勝てませんでした…後ろから攻撃したのに…めちゃくちゃのもみくちゃにされた…
「…なんで真司には勝てないのかな…」
「なんでだろうな?ま、それはそうとお仕置きな」
…へ?お仕置き…?
「え?…ちょ、ちょっと待ってよ…今さっきやったでしょ?」
「今のは防衛。次からはお仕置き。」
「そんなのがまかり通ってたまるかっ!?」
に、逃げる!逃げるしかない!捕まったら死ぬっ!殺されるっ!
ガシッ!
「逃がさん」
ひぃぃ!?
「…ねぇ、落ち着こうよ。こういうのは良くないと思うんだ。世間では体罰っていうのが問題になってるでしょ?お仕置きって名を変えればいいって物じゃないと思うんだよ。大体本人の同意なしに体を触るっていうのは犯罪だと思うんだ。痴漢とかそういうのと同じなんだよ。僕は真司に犯罪者になって欲しくないんだ。ねっ?やめよう?今なら誰にも言わないし、僕も許してあげるから…」
「知らんな」
…うわぁぁん!頑張って言った説得が4文字でかき消されたぁ!
「だからやめ…え?ちょっと…近…」
「…そんなに嫌か?」
お?なんか迷いのありそうな声…これは効いたかな?ふふ…僕の説得が通じたんだね…
「うん!だからやめよう?」
「…そうか。」
よし!今の内に…?
「あれ?なんで真司は僕の足を掴んでるの?なんで僕を引き寄せるの?え?なんで僕の服を脱がせるの?ちょっと落ち着こうよ…?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「みぎゃぁぁぁ!」
「まだまだ終わらないぞ?」
真司を信用した僕がバカだったっ!うぁぁ…誰か助けて…っ!?
「つ、次は僕が勝つからなぁ!?んぅ…っ…そして真司を同じ目に…って待って!そこはぁ!?」
ひぃぃ!?お、覚えてろー!あぅ…