ゲーム
あふ…今日は目覚ましが鳴らないと思ったら、土曜日か。…今日はなんの予定もなかったよね。もう一回寝よ…
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んん…そろそろ起きようかな?
しかしあれだな。宿題も無いし、何もやる事がないよ。自主的に勉強するほどいい子でもないし…
真司はもう部活行っちゃったかな?サッカー部って大変そうだよね、文化部で良かった…
うーん…真司が帰ってきたら遊びに行くとして…それまでなにしようかな?ゲームでもしようか。
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せいせい…お!100人連続Kill達成!やっぱり銃が1番だね!
…あ、もうこんな時間か、お昼ご飯食べよう。一人さみしく。
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もぐもぐ…サッカー部は午前中だけだったはずだから、もう帰ってきてるかな?よし、行こうっと
戸締りOK…出発!
ふふんふ〜ん♪ふ〜ふふ〜ん♪
「あれ?夜じゃん、なんかご機嫌だね?」
「あ、光…どうしたの?こんな所で」
「私は買い物の帰りだけど…夜は?」
「僕は遊びに行く所だよ。」
「へ〜…夜って遊びに出たりするんだ。意外」
「え?そう?」
「うん、休みの日とか部屋に閉じこもってゲームしてる印象があるよ」
「午前中はそうだったよ。」
「やっぱりね…あ、私こっちだから。じゃーねー」
「またねー」
はいとーちゃく。居るかな?
ピンポーン
……………
ガチャ
「あ、なんだ夜か、なんの用だ?」
「なんだとはなんだ…遊びに来たんだよ」
「俺疲れてるんだけどな…まぁいい、上がれよ」
「お邪魔しまーす」
「対戦しようぜ!凄いコンボ考えたんだ!」
「ほー?そりゃ楽しみだ。」
「僕が勝ったら真司土下座ね。」
「なんでだよ!?」
「なんとなくだよ。悪い?」
「悪い!なんで俺が土下座しなきゃいけないんだよ!?…お前が負けたら?」
「真司が土下座。」
「なんて理不尽な…まぁいい、やるぞ」
よーし、頑張って勝つぞ!
「…なんで…」
「ん?」
「なんで一回も決まらないんだ!」
「知らん…」
「決まれば勝てるのに!」
「もうお前3回位負けてるがな。」
「…真司、土下座は?3回。」
「だからやだよ…」
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「…夜、悪いがちょっと疲れた。寝ていいか?」
「え?僕が来てるのに寝るの?」
「悪い、限界だ。勝手に帰っていいからな。」
「…うん」
うわ、本当に寝ちゃったよ…普通僕が遊びにきてるのに寝るかね?僕が暇になるじゃないか…
でも、午前中部活で疲れたんだろうな…付き合わせて悪かったかな…?
…それにしてもいい寝顔だ…そうだ。友達が寝てたらする事は一つだよね!
落ちないと可哀想だから、水性ペンにしてあげるよ。…ふふ、なんて書こうかな…
あれ、横からじゃ上手く書けないな…仕方ない、真司に跨って書くしかないか…
「よいしょっと…」
さて、なんて書…
ガシッ!
え?
「おい…そのペンで何する気だ?」
「真司…寝たはずじゃ…」
「乗られたら流石に起きるわ。で?何する気だったんだ?」
「…なんでもないです」
「…大体何しようとしてたかは分かるがな。もうするなよ?次は無いぞ?」
「…はい。」
ぐすん…なんで起きちゃうのかなぁ…