ヤンデレ度診断
…ん?なんだろこれ…
『ヤンデレ度診断』?…あぁ、ヤンデレってあれでしょ?包丁持ってるあれ。妹なあれ。
…ま、ちょっとやってみますか…
「…何々?ん?これ恋人との奴なのか…恋人いないしなぁ…真司でいいか。真司と置き換えてみよ…」
「…ふむ。欠点か…真司の欠点多少あるけど、まぁ…そこもいいところだし…」
結構項目あるなぁ…
真司の事は…全て知りたいっと…異性と話してたら…僕をほっといて…他の奴と…?…ってそうじゃない!
…ふむふむ。中々…ていうか選択肢に結構エグいのあるなぁ…なんなの?殺したい程愛してるとか…ストーカーしてるとか…そんな事…ってあれ?僕って案外ストーカー?
…いやいやいや。ストーカーな訳ないじゃん。だって僕が真司を見てるのは当たり前の事だし…むしろ親友同士がなんで離れてなきゃいけないのさ?
…四六時中一緒に居るのが普通でしょ?…僕結構我慢してるんだよ?
…浮気…ねぇ。流石にこれはよく分からないけど…
そうだな…相手を消せばいいよね?万事解決じゃん…よしよし。
数日連絡が取れなかったら…取れなかったら…
…取れないってどういう事?学校同じだしなぁ…家も近いし…普通なら会えない訳ないよね。会えないって事は避けられてるって訳で…
避けられる…?真司に…?真司に避けられ…
…縛って括り付けよう。そうすれば僕以外見な…ってそんな選択肢ないや…えっと…
…最後か。貴方にとって恋人とは!…真司は…大親友…って選択肢ないし。僕の心にそってなさ過ぎだよこれ!
仕方ない。家族と同じにしておこう…で。結果はっと!
『貴方のヤンデレ度は90%です!』
…はい?なんで?僕ヤンデレみたいな選択ほとんどしてないよね?僕は感じるままに選んだだけだよ?
…僕にはヤンデレの素質が…!
ってそんな訳ないじゃん。全く…この診断間違ってるよ!
他のもやっとこう…僕がヤンデレなんかじゃない事を証明しないと…
『あなたのヤンデレ度は80%です!』
『ヤンデレ度は75%です!』
『95%です!』
…なんだこれは…なんでみんな僕がヤンデレみたいな感じにするんだ…
いやいや。おかしいでしょ。僕は別に病的に愛してたり、心を病んだりしてる訳じゃないんだよ?
いや、確かにちょっと独占欲が強いかなー?とか思う時あるけど…親友だから仕方ないというか…ね?
そうか!これが恋人に対する物だからか!そーかそーか。恋人と親友じゃ全然違うもんねぇ…
「…真司に聞いてみるかな…」
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「やぁ真司!突然ですが僕はヤンデレですか!?」
「意味わかんねぇよ!?」
「…えー、なんでわかんないの?」
「分かるか!突然来てなんだその質問は…」
「いやね…ヤンデレ度診断ってやつをやったんだけど…なんか揃いも揃って僕をヤンデレにしようとするんだよ」
「いや知らん…まぁ、違うんじゃないか?」
「だよねー。ヤンデレとか怖いもんね」
「包丁持った妹が来そうだよな。」
「そーそー!僕もそう思った!やっぱ気が合うね。親友だもんね」
「あ、そうだ。包丁で思い出したんだが…この前青島が…」
「…僕と話してる時に他の奴の名前出さないで…!僕を…僕だけを見て…僕と話して!」
「な、なんだよ急に…」
…はっ。なんか変な事を口走ってしまった…
なんとか誤魔化して…
「びっくりした?ふふふ…ヤンデレの真似でした!」
「びびった…感情の込め方うまいな…」
「まぁねー。」
本心だとか言えません。…まったく。ヤンデレについて考えてるから変になってしまったじゃないか…
「でだな…おい?聞いてるか?」
「え?うん。聞いてるよ?真司はヤンデレよりクーデレが好きだって話でしょ?」
「ちげぇよ!?…お前話聞いてないな…?」
…あ。なんかやばい気が…
「…あーっと!僕はそろそろ帰って……何かしなくちゃ」
「…まて。お仕置きがすんでない。」
「そういうのよくないと思います!体罰反対!」
「…逃げるなよ?」
ひいい!ジリジリ近寄ってくる…!?
…!いい事思いついた!
『近づいてくる→僕体当たり→威力2倍→真司転ぶ→バイビー!』
…完璧!よし、それでは
「せやぁ!」
ポスッ…
「………………」
「………………」
…僕の体格は小さ過ぎたようですね…!?
…あれ。なんもしてこないな…ていうか真司あったかいなー!逞しいなー!かっこいいなー!いい匂いするなー!
…ふふん。この手触りを知ってるのは僕だけでいいんだ…。
僕が1番なんだから…あぁ…真司にはずっとこの部屋に閉じこもっててもらいたいなぁ…。
僕だけを見て…僕だけと遊んで…僕だけの真司で…他の奴なんて誰も居ない…二人だけの…
「……そろそろいいか?」
僕だけを見てよぉ真司ぃ…他の奴らなんてどうでもいいじゃないか…なんで僕だけを見てくれないのさぁ…寂しいよ…
「……おい?…こいつ寝やがった…!」
「…しん…じ…」
「…寝言に返事すると死ぬんだっけ?」
「…しょれは…迷信…」
「起きてんのか?」
ぐすっ…なんで僕には…笑いかけてくれないのぉ…?
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「…すいませんでした。」
「いや、別にいいんだが…」
まさか寝てしまうとは…一生の不覚…!
「まぁ僕は帰りますので…」
「お仕置きはまた今度な。」
「しつこいよ!」
…でも僕をいじめてる時は真司楽しそうなんだよな…
…いや。だからってお仕置きはよくないね。
…ん?これは…『メンヘラ度診断』…?
……………………
60%!…うーん。これどうなんだろ…?
でも低い方だよね!僕はメンヘラでは無い!
夜の気持ちになって実際にやりました。結構病んでましたね…
…因みに私は25%でした。あっさりしているそうです。