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つまらない?


「でね!その時光がねっ!?」

「そうか。」


くぅ…すっごい反応薄い…なんで…


「そういえば昨日テレビでやってたんだけどさ!」

「…なんでそんなテンション高いんだよ…」

「真司が低いからだよっ!」

「…なんだ?反比例してんのか?」


何故そこまで笑顔にならんっ!


「よし、ゲームしようゲーム。楽しく。」

「おうよ。」


…なんだろう。実は僕と遊んだりするの楽しくないんだろうか?…いや、そんなはずない!真司と1番長い付き合いなのは…真司の両親だけど!3番目位は僕なんだっ!


ちら。


「……………」


……つまんない…のかな…もうちょっとおとなしくするとか…そうやった方がいいのかな…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「…あれ?どこ行ったんだろ?」

「早くしないと遅れるよー!」


教科書がどっか行っちゃいました…


「…ん〜先行ってて〜」

「分かった〜」



ん〜とん〜と………あった!よし、早く行こ!



「ははは!マジかよ!?」

「マジだって!あれやばかったね!」


真司の声…?


「おめーバカだよなぁ…」

「うっせ。ピュアと言いやがれお願いします!」

「ははっ!なんで頼んでんだよ!」



………真司楽しそうだな…


あんな笑顔…久しぶりに見たよ…僕と遊んでるときはいっつも無愛想な癖に…


僕と遊ぶよりそんな奴らなんかと話してる方が楽しいのか…っ


…くぅ…そんな1年限りかもしれない奴らとはそんなに仲良く話してて…なんで長い付き合いの僕とはつまらなそうなんだよ…っ!僕が1番長いんだぞ!?真司の事だって少なくともそいつらなんかよりは分かってるぞ!?


…親友のはずなのに…!


…あ、遅刻しちゃう…そろそろ行こう…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



…まぁあんな奴らは気にしなくていいや。どうせ1年経てば消えるだろうし。焦る事もないや…


けど、僕にだけあの笑顔が向かないっていうのは腹立つからね。ちゃんと僕の方を見て笑ってもらわないと…!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「………」

「おい、どうしたんだよ?急に話すの辞めて…」


…全然笑わない。あの時の笑顔の4割にも満たない。なんで?


「……僕と話してるの…つまらない?」

「はぁ?…そんな事ないぞ。楽しいに決まってるだろ?」


…でも笑いはしないんだね…


「ねぇ、日曜日遊びに行こうよ」

「あ?日曜…あー、すまん。友達と用事があってな…土曜日はどうだ?」


…友達と用事…いやいや、別にあったって普通じゃないか。真司が僕の思ってる通りに生活してる訳もないし。


「……おい?」

「…ん?あ、ごめん。土曜日は用事があるんだ…」

「そうか…じゃあまた来週な。」


「…うん。」


…土曜日に用事なんてない。なんでそんな事言っちゃったんだろ…


…あれだね。土日には思いっきりゲームしよう。うん。それがいいよ…


別に2日真司に会えないくらいどうって事ないじゃないか!


いくら親友って言ったって毎日会う訳でもあるまいし!うん!


「…じゃーねー」

「おう…なんか今日変だぞ?風邪でも引いたか?」

「…別に?…あ!あれでしょ。僕が風邪引いたら看病っていいつつ僕の体をめちゃくちゃにする気でしょ!ケダモノッ!」


「…心配して損したよ…」


あ…しまった…つい…


「……嘘だよ。嬉しかった。ありがと…でも平気だから」


「そうか?ならいいんだが…」



はぁ…なんか最近変だぞ僕…


まぁいいか…何のゲームしようかな…2日間…何も考えなくてもいいような…ゲームがいいな…

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