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離れられない?


「ふ〜ふふ〜ん♪このドラマ面白いねぇ」


「…そうだな…ていうか、いつまで俺の足の上に居るんだ…?」

「…お尻が痛くなくなるまでかな」


「…悪かったって…」


僕は今、真司の足の上に座ってドラマを見てます。刑事物。…犯人誰だろ?


「…ねー。僕的にはこいつが怪しいと思うんだけど」

「…俺はこの女だな」


「えー?この女はなんか違くない?きっと誰かを庇ってるとかだよ」

「…そうかぁ?」


うーむ。お尻は痛いけど幸せです…これはあれだよね。親友以上家族未満みたいな…そういう位置関係


そうだとすると僕が妹的ポジションだったりするんだろうか?


…むぅ。どうせ女にするならもっと真司がメロメロになるくらいの大人の魅力溢れるお姉さんにしてくれれば良かったのに。


せかーいでーいーちばんおーねえーさまー♪


…いや、歌歌ってどうする。このドラマに集中しなければ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「……まさか警察が犯人だったとは」

「どっちも外れたな…」


…まさか交番勤務の警察が犯人だったとは…


しかしあれだね。ギャンブルにのめり込んで借金作ったあげく殺しとか警察の風上にも置けないね。


「…真司はこういう大人になっちゃダメだよ?」

「…なんねぇよ。」


…将来…


「ところでさぁ、僕は将来どうすればいいんだろう?」

「…はぁ?」


「…だってほら、僕真司の血がないと生きられない訳で…?」

「…そういやそうだな。」


「…これはあれかね?半強制的運命共同体ってやつ…」


「…そうなるのか…?」


「…いや違うぞ!不公平だ!僕が死んでも真司は生きられるけど、真司が死んだら僕も後追いだよ!?」

「…ドンマイ」


気にするわアホ!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「〜♪」


「…そろそろ離れろ暑…くない…?むしろ涼しい…」


「体の表面温度を10度くらいにしているのだよ。良かったね」

「…これはいいな。」


真司の了承も得られた所で…まだまだ続けるぞー


「…しかし、俺に抱きついてて何が楽しいんだ?」

「わかんない。けど離れたくない」

「まぁいいけどよ…」


…ん。トイレ行きたいな…


「…真司〜トイレまで連れてって〜」

「やだよバカ」


「…バカって言った方がバカなんだぞこのバカ!」

「…お前の方がバカって多く言ってるぞ…」


…はっ!図ったな…


「…いいから連れてってよー。そうしないとここで漏らすよ?」

「…漏らせよ。」


…そう返しが来るとは思わなかった…


「…仕方ないから行ってこよう…」

「そうしろ…俺は逃げん」


また抱きついて良いって事ですね分かりました!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「…♪」


「…寝やがった…」


仮にも女であるお前が男に抱きついたまんま寝るってのはどうなんだ?

…こいつは他の男相手にもこんなんじゃねぇだろうな…?もしそうだったら襲われかねんぞ?


…因みに俺も今理性と友情をフル稼働させて耐えている。下手したら襲いかかりそうだ。


密着してるから暖かさとか柔らかさとかいい匂いとかが俺の理性をダイレクトアタックで粉砕しにかかってきてるんだ。


…だが。俺の事を信用しているからこそこうなんだろう。…多少度が過ぎてたり、やばかったりするが…


この関係を俺の勝手な欲望で壊したくはないからな。


「…ったく。襲われんなよ?」


ぷに。


…まぁ頬を突つく程度は許されるだろ。


「えへへ……返り討ちだー♪」


バシッ!


…こいつ寝たふりじゃねぇだろうな?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「…あれ?僕いつの間に寝てた?…まさか真司…僕に眠り薬を…!」

「…お前が勝手に寝たんだろうが…因みに寝ぼけたお前に俺は顔をはたかれた。どうしてくれる」


「体で払います!」

「…肉体労働的な意味か?」

「…すいませんでした。」

「よろしい」


…しっかし、真司は全然僕の色仕掛け的な挑発的なアレに興味を示さないよね…


やっぱ魅力ないんだろうか…なんか悲しくなってきた。帰ろ…


「…またねー」

「おうよ」


…僕は将来どうすればいいのかなー…真司貰ってくれないかなー…

今日の一句。


何故だろう

今後の予定

夜が病む


できるだけ食い止めます。…病み夜…需要あるのかな…

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