お泊り(やらないか?)
暇だなぁ…最近誰とも遊んでないし、宿題終わっちゃったし、ゲームもちょっと疲れちゃったし…
むぅ…こういう時は真司を弄るのに限るよ…
さて、どうしよっかな。マンネリは大敵だからね。…そういえば、真司の親に変身した時は凄い驚いてたね…ここら辺にヒントがあると思うんだ。
そういえば真司の両親って美男美女だよねぇ…お父さんもあんまり見たことないけどいい男の人だったし…
…いい男…これだっ!
よし、決行は夜だよ!真司の両親が居ない事は確認済み!
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ふふん。真夜中だと流石に迷惑だから、この位でいいか…よし、GO!
ミストを部屋の前で解除からの…
変身!真司のお父さん!
コンコン
「…ん?誰だ?夜か?」
「いや、俺だ」
「…父さん?帰ってこないはずじゃ…」
「真司に伝えておきたい事があってな。」
「なんだ?改まって…」
「父さんな…実は両刀なんだ…」
「………は?」
「…母さんには言ってないが…実は俺はどっちもいけるんだ…」
「そ…そうなのか…」
「…真司には知っておいて欲しかったんだ…引いたか?」
「い、いや…別に…」
「そうか…それを聞いて安心した…ところで、真司ももう子供じゃないよな。」
「…あ、あぁ…そりゃそうだが…」
真司にゆっくりと近寄る。
「…中々お前もいい男になったよな」
「…お、おい?なんで近寄ってくるんだ?」
「…真司…父さんと…」
「なんだよ…」
「やらないか?」
「う…うわぁぁぁっ!?」
ちょ!?ご近所迷惑!
「真司!ストップ!煩い!僕だよ僕っ!」
「…夜!?…貴様…今日という今日は許さんっ!」
「ま…マジギレっ!?ご…ごめんなさいっ!」
「…ダメだ。許さん。」
べ…ベルトッ!?
「ま…まって…それは本当に…」
ビュンッ!バシッ!
「ぎゃうっ!?…ご…ごめんなさい…やめて…酷い事しないで…」
「…まぁいいだろう…で?なんの用なんだ?」
「暇だから真司を弄り…嘘ですから2発目を用意するのはやめて下さい。」
「次はないぞ。」
…どうしよう…なんか言い訳を…
「…今日はですね。僕の家に誰も居ないんですよ。」
「ふむ。」
「で、1人で寝るのがとても心細くなってですね…自分でも情けないとは思うんだけど…」
「…なるほど。」
「…泊めて下さい。ソファーでも床でもいいんで…」
「…そうか。まぁ、いいだろう。泊めてやるよ…その代わり、もう2度とこんな事するなよ?マジで怖かった」
「…わかりましたっ!」
…なんとか誤魔化せたけど…成り行きで泊まる事になってしまった…
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「…お休みなさい。」
「おう。」
「…でも、真司本当にそっちでいいの?僕が無理言ってるんだから…僕そっちでいいよ?」
「…いいんだよ。」
「そう…ありがと」
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2度とするなと言われてしない夜さんではありません。
今度はお母さんで行くよ…さらに、もう一個仕掛けを…
「…ん?…母さん…?」
「真司…真司は、私の事嫌い?」
「…そんな訳ないが…おい、お前夜だろ。」
「…真司?なんか言った?僕もう眠いんだけど…」
「…なに…?」
「私は夜ちゃんじゃないわよ?」
ザ・分身!流石にこれには気づくまい。
「…マジで母さんなのか…?何しに…」
「そんなの決まってるじゃない?愛しの我が子と一緒に寝に来たのよ。」
「…夜が居るんだが…」
「いいじゃない♪朝には出てくわよ♪」
「…はぁ、仕方ねぇなぁ…どうせ言っても聞きゃしねぇんだろうし」
…あれ?諦め早くね?もしかして真司のお母さんって元からこういう感じ…?
「…もう寝るからな。」
あ、もう寝ちゃうんですか…あんまり驚かせられなかったなぁ…
…せっかくだし、僕もここで寝ちゃおうかな。
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「…真司〜起きなさい〜私もう仕事…」
真司の母(本物)が扉を開けると、そこには真司の腕に抱きついて寝ている夜の姿が。
「…お邪魔だったかしら?…いってきま〜すっと…」
2人を起こさないように、そっと出て行く母。
…この後、先に起きた真司により、また夜がお仕置きされるのは、もう少し後の話…
頂いたネタを元に書きました。ネタはまだまだ募集中です。真司の逆襲もそのうち…