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心は同性


…ふぁ、もう朝か…よく寝た…



あれ。全然焼けてないな…昨日はあんだけ赤くなってたのに…


…色素がなかったりするんだろうか?いや、そんな訳ないか。


そういえばアルビノっていうのがあるらしいね。吸血鬼モードの時、目が紅かったら僕アルビノに間違えられたりするんだろうか?


太陽が浴びられないって辛いよねぇ…外での活動が制限されちゃう訳だし。まぁ僕は吸血鬼モードでも外行けるけどさ


…そう考えると僕が吸血鬼だっていう根拠は血を吸うって事しかないんだよね…血を吸う魔物って他にもいそうだし…実は吸血鬼じゃなかったりするんだろうか?


まぁ、今の所吸血鬼って事にしとこう。その方がかっこいいもんね



さて、今日は…宿題しよう。ちょっと遊び過ぎてたからね。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「ふぅ…」


終わった…1日で全部終わらせられるなんて…やっぱり僕は天才だね!


ていうか、まだまだ時間余ってるなぁ…真司の所行こうっと。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ピンポーン


さて、チャイム押したし、侵入しますか。


「はい。…ってあれ?誰も居ない…ピンポンダッシュか?ったく…」


「残念。ピンポンミストだ!」

「うお!…お前か…」

「やーい。引っかかった〜…遊びに来ました。お邪魔します。」

「順番が逆だろ…」


「あれ?真司も宿題してたの?」

「え?あぁ…中々終わらなくてな…」

「ふふん。僕もう終わったよ」

「なんだと…」


「見せてあげようか?答えがあってる保証はないけど」

「いやいい。こういうのは自分でやってこそだ。」

「おや立派。まぁ、8月31日になったら僕に泣きついてくる事になると思うけどね」

「…否定できん」


あ、できないんだ…


「まぁいいや、宿題なんてほっといてゲームしよう。」

「おう。今日は負けねえぞ。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「またどっか遊びに行きたいね〜」

「それもそうだな…どっか行くか?」

「そうだねぇ…夏と言えば…」

「言えば?」


「なんだっけ……カキ氷?」

「それ場所じゃな…あ、夏祭りか?」


おお!それだそれだ!


「ざっつらいと!」

「あれは灯り。」

「直訳すんなし…そうだね、夏祭り行こう」

「いつだったか?」

「ん〜…1、2週間後だった気がするんだが…」

「…ちなみに言っとくけど、僕浴衣持ってないからね。浴衣美人は諦めてね。」

「残念だ。」


そっか、夏祭りか…たこ焼き食べたいなぁ…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


『光、夏祭りっていつ?』

『8日後だよ。なんで?』

『いや、行こうと思って』

『ど〜かな…お勧めしないなぁ…』

『なんで?』


『どうせ佐々木君と行くんでしょ?多分他の皆も行くと思うから…絶対冷やかされるよ?』

『別に男女だからって、必ず恋人って訳じゃないでしょ?僕と真司もそういう関係じゃないし…別にいいんじゃない?』

『周りはそうは思わないよ?…絶対からかわれるよ、主に私に!』


『じゃあ光を社会的に抹殺してから行けばいいのかな?』

『やめてよ!』


『まぁ、アドバイスありがとう。ちょっと考えてみるよ』

『お幸せに。』

『その言葉はおかしいと思います。』



そっか…僕がどうでも、周りから見ればそうなっちゃうのか…僕は別にいいけど…真司はどうだろう。僕なんかと恋人同士に見られたら嫌だろうなぁ…


真司に聞いてみるか…明日にでも。


真司と恋人同士ねぇ…周りからみたら異性でも、僕達の間では同性だからなぁ…


ホモカップルとかやだよ僕。たとえ真司が相手でもね

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