表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/141

プール(午後)


「よし!遊ぼう!」

「おー!」


「僕達を相手にしようなんて3ヶ月早いよ!」

「その頃にはもう寒いだろ?」

「寒中水泳っ!」

「室内でもいいだろ。」


「こら!夫婦チーム!自分達だけの世界に入らない!行くよ!」


水中バレーボールです。…いや、言い方わかんないけど。


チームは僕、真司対その他だ。

これ、バランス酷い気がするんだよね…


「そいっ!」

「ぐっ!?」


1点先取!勝てるんじゃない?これ


「真司、打ち上げよろしく」

「やんのかよ…」

「行くぞっ!」


まず僕がボールを高く打ち上げる。そして、

真司が


「うおおっ!」

「きゃっほい!」


「ええっ!?」

「ありかよ…」


僕を打ち上げるっ!かーらーのー


バシン!


スマッシュ!


僕の体はそのまま落ちます。下は水だから平気だよね?


ザバン!


「…けほっ…受け止めてよ!」

「無茶言うなバカ!」

「バカって言った方がバカだってクロマニョン人が言ってたぞ!」

「クロマニョン人関係ねぇだろ!?」


「…これ、打っちゃっていいですかね?」

「…やっちまえ。」

「とう!」

「甘いっ!」


「……打ち返されたんですけど…」

「あの天然チート女…」


また悪口言われてる気がする。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「あ、もう時間だよ。」

「あ、本当だ…そろそろ出ないとね…」

「もう少し遊んでたかったですね…」


…着替え終わって、もうそろそろ出ようかな、という感じですが…ここで少し…


「ねぇ皆。ライフのID教えてよ」

「いいよ〜」


わーい!これで友達リストは5人だ!


「見て見て真司!友達5人!」

「…やめろ。涙出てくる」

「なんでっ!?」


「…皆さん。こんな奴ですが夜をよろしくお願いします…」

「もちろん。」


真司は僕の親かなんかなのかっ!?


「じゃ、さよならー」

「また今度ね〜」

「またな。」

「楽しかったです!」



「…楽しかったね」

「そうだな。」

「あ、僕ジュース欲しいな〜。真司、買って!」

「…サイダーでいいのか?」

「うん。」

「…ほれ。ゆっくり開けろよ。噴き出るからな」

「分かってるよ。そこまで子供じゃない。」


全く、真司はどうにも僕を子供だと思ってる感じがあるよね。失礼な奴!


前は僕の方が大人っぽかったんだぞ!こら!


「じゃあな」

「うん…」

「どうした?」

「別に…また遊ぼうね!明日くらいに!」

「また侵入する気か…?」


「大丈夫。ちゃんと正々堂々、チャイムを押してから侵入するから」

「ったく…少しは遠慮しろよ」

「え〜…真司と僕の間柄で遠慮とか不要だと思うの」

「それは普通俺側のセリフなんだがな」

「気にしない。細かい男はモテないです。」


「じゃね!」

「おう。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


はぁ、疲れたなぁ…


でも、楽しかった!うん。


…あれ?メッセージ来てる


小林君か…


『今日は楽しかった。これからもよろしく』


…マメですな。まぁ悪い気はしないけどね。


『僕も楽しかった。また遊ぼうね』



…さて、ゲームしようかな…


あ、ダメだ…眠い…結構疲れてるなぁ…


それに日焼け止め忘れたから体が熱い…


日焼けって火傷なんだよね…確か…



あ、もう無理。寝よう…


えへへ…いい夢見れそう…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ