プール(午後)
「よし!遊ぼう!」
「おー!」
「僕達を相手にしようなんて3ヶ月早いよ!」
「その頃にはもう寒いだろ?」
「寒中水泳っ!」
「室内でもいいだろ。」
「こら!夫婦チーム!自分達だけの世界に入らない!行くよ!」
水中バレーボールです。…いや、言い方わかんないけど。
チームは僕、真司対その他だ。
これ、バランス酷い気がするんだよね…
「そいっ!」
「ぐっ!?」
1点先取!勝てるんじゃない?これ
「真司、打ち上げよろしく」
「やんのかよ…」
「行くぞっ!」
まず僕がボールを高く打ち上げる。そして、
真司が
「うおおっ!」
「きゃっほい!」
「ええっ!?」
「ありかよ…」
僕を打ち上げるっ!かーらーのー
バシン!
スマッシュ!
僕の体はそのまま落ちます。下は水だから平気だよね?
ザバン!
「…けほっ…受け止めてよ!」
「無茶言うなバカ!」
「バカって言った方がバカだってクロマニョン人が言ってたぞ!」
「クロマニョン人関係ねぇだろ!?」
「…これ、打っちゃっていいですかね?」
「…やっちまえ。」
「とう!」
「甘いっ!」
「……打ち返されたんですけど…」
「あの天然チート女…」
また悪口言われてる気がする。
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「あ、もう時間だよ。」
「あ、本当だ…そろそろ出ないとね…」
「もう少し遊んでたかったですね…」
…着替え終わって、もうそろそろ出ようかな、という感じですが…ここで少し…
「ねぇ皆。ライフのID教えてよ」
「いいよ〜」
わーい!これで友達リストは5人だ!
「見て見て真司!友達5人!」
「…やめろ。涙出てくる」
「なんでっ!?」
「…皆さん。こんな奴ですが夜をよろしくお願いします…」
「もちろん。」
真司は僕の親かなんかなのかっ!?
「じゃ、さよならー」
「また今度ね〜」
「またな。」
「楽しかったです!」
「…楽しかったね」
「そうだな。」
「あ、僕ジュース欲しいな〜。真司、買って!」
「…サイダーでいいのか?」
「うん。」
「…ほれ。ゆっくり開けろよ。噴き出るからな」
「分かってるよ。そこまで子供じゃない。」
全く、真司はどうにも僕を子供だと思ってる感じがあるよね。失礼な奴!
前は僕の方が大人っぽかったんだぞ!こら!
「じゃあな」
「うん…」
「どうした?」
「別に…また遊ぼうね!明日くらいに!」
「また侵入する気か…?」
「大丈夫。ちゃんと正々堂々、チャイムを押してから侵入するから」
「ったく…少しは遠慮しろよ」
「え〜…真司と僕の間柄で遠慮とか不要だと思うの」
「それは普通俺側のセリフなんだがな」
「気にしない。細かい男はモテないです。」
「じゃね!」
「おう。」
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はぁ、疲れたなぁ…
でも、楽しかった!うん。
…あれ?メッセージ来てる
小林君か…
『今日は楽しかった。これからもよろしく』
…マメですな。まぁ悪い気はしないけどね。
『僕も楽しかった。また遊ぼうね』
…さて、ゲームしようかな…
あ、ダメだ…眠い…結構疲れてるなぁ…
それに日焼け止め忘れたから体が熱い…
日焼けって火傷なんだよね…確か…
あ、もう無理。寝よう…
えへへ…いい夢見れそう…