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朝起きたら女の子でした〜銀髪蒼眼の吸血鬼〜  作者: フォレスタル
疲れるよーやだよー体育祭!
25/141

勧誘。動揺


取り敢えず。昨日の事は悪い夢として処理します。ターゲットが見つかるまでは気にしなくていいからね。むしろその事を気にし過ぎてギクシャクする方が不味いから…


…それとは別に。明後日は体育祭なんだよね…うわ〜…帰りたい…


いや、まだどこにも行ってないけどさ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


放課後。



「明後日体育祭だね。夜、頑張ろうね?」

「やだー」

「言うと思った。」

「なら聞かなければいいじゃないか」

「そういう問題じゃないの…」


大体日曜日にやんなくったっていいじゃないか…振替あるからいいけどさ…


「光はいいよね〜…体力も筋力もあって。」

「筋力で言ったら夜だってあるじゃん」

「…ふっ。見よこの引き締まった体を…」

「そうだね。…引き締まってるね。」

「何処を見てるんだこら。」

「胸。」


ぐふっ…ストレートに言われるとキツイ…


「大きいからって偉いのかこの脳筋女!」

「脳筋って…」

「うわーん!光の馬鹿ー!」

「ちょっ…行っちゃった…」


勘違いしないでよね!ただ部活に行くだけなんだからね!バカッ!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


部活は落ち着くなぁ…


あ、そうだ。小林君に昨日の事言ってみよう。あくまでからかってる体でね。


「ねぇねぇ小林君。」

「なんだ?」

「本田さんとどういう関係?」

「…は?」


「とぼけても無駄だよ〜?僕見ちゃったんだ!小林君が本田さんの家に入って行くところ…もしかしてもうあんなことやこんなことを…?」

「(あの気配はこいつか…)…いや、前話しただろ?急に胸が大きくなった幼馴染」

「うん。」

「それだよ。ただの幼馴染だ」


え〜…


「え〜…本当?」

「本当だ。」

「…つまんない〜…」

「悪かったな」


…なるほど、幼馴染ね…見たって言った時もそんな動揺してなかったし…中での会話は聞かれてないと思ってるのかな


「あぁ、そうだ。暇ならでいいんだが、今日俺の家に来ないか?」

「え?家って…そんなのダメだよ…僕達まだ学生だよ…?」

「何を想像してるんだ何を…ただ少し話があるだけだ」

「話ってまさか…」

「だから何の想像してんだ!?」


…仲間に引き入れるとかなんとかいうやつかな…これは断るべきか。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「…意外と早いんだな…」

「まぁ、遠くはないかもな…まぁ入れよ。本田も居るぞ?」

「や…やっぱり…」

「やめろ…」


「いらっしゃい杉下さん。」

「本田さん…実は2人はそういう関係だったりしない…?」

「しない!」


「…大事な話だ。よく聞いてくれ。」


「私達ね。実は正義の組織に所属してるの」

「前杉下さんが言ってた魔物…あれは実は実在するんだ」

「で、それを退治するのが私達って訳なの…分かる?それでね。杉下さんにも手伝って欲しいの」

「俺達の通ってる学校に人間に化けた魔物が居るんだ…だが、そいつが全く見つからない…このままだと生徒全員が危ないかもしれない」

「無茶なのは分かってる…でも本当なの…お願い。手伝ってくれない?」


…ここはどうするべきか…こんな話をしてくるぐらいだから僕の事は信用してくれてるんだろう…でもここは…


「…あの、ですね。2人がそういう世界に入るのは別にいいと思います。その、そういう人だからって僕は差別しないし、2人は僕の大切な友達だよ?…でもね、そういうのは2人だけでやって欲しいかなって…あの…ごめんなさい…」


「やっぱり信じられないよね…」

「いや、仕方ないさ…悪かったな。変な事言って。忘れてくれ」


「うん!絶対にこの事は他の人には言わないから…楽しんでね!?」

「あ、うん」


「失礼しましたっ!ばいびー!」


なんとかいきなり変な事言われて戸惑ってる感出せたかな?



「……やっぱダメか…」

「まぁ、ただの中二病的な感じに捉えてくれたのは良かったか?」

「それはそれで困るんだけど…」

「まぁな…」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「熱烈なアプローチを受けました」

「大変だったな…」

「ねぇ、あのまま頷いてたらスパイみたいな感じになるとこだったよ」

「知らない所で凄い事が起こってたんだな…」

「全く想像もしなかったよね。こんな事…」

「まぁ、お前も吸血鬼だかな」

「まーね…血を吸っちゃうぞ〜!がお〜!」

「なんだそのキャラ…」

「ちょっとイメチェンを?」

「そうか…」


チュー…


うまうま…そういえば僕も魔物の一種だったりするんだろうか…?まぁ、別にいいよね

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