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朝起きたら女の子でした〜銀髪蒼眼の吸血鬼〜  作者: フォレスタル
疲れるよーやだよー体育祭!
23/141

騎馬


「ひゃっふー!進め進めぇ!」

「調子に乗らないの…!」

「なんか言ったか光馬よ…」

「…せい!」

「やぁ!?」


ザスッ!


「痛い…」

「お前ら…遊ぶなよ…」

「今のは杉下さんが悪いよ?」

「…えっと…気にしてませんよ?」


…僕の味方ゼロ!?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「わーい。進め進め〜」

「はいはい…」

「行くぞ。」


仕切り直してもう一回だよ!


ってうわ!これ結構速いしグラグラする…!?


「あばばば…落ちる落ちる…」

「掴んでるから落ちないだろ」

「そういう理屈の問題じゃないんだよ!」

「この状態で兜取らないとなんだからね?」

「が…頑張る…」


騎馬戦って下の人が重要だと思うんだ。僕の思い通りに動いてくれるかどうか…


あ、慣れてきたかも。



「よし、慣れた」

「流石天然チート女」

「泣くよ?言葉の暴力はよくないよ?」

「そうそう。その通りだね、良い事言うね天然チート女」

「流石だな天然チート女。」

「凄いです…天然チート女さん」

「橘さんまで!?」

「す、すいません!」

「いや良いけど…」


「とにかく。僕を運ぶのは君達なんだから…君達がしっかりしてくれないと困るんだよ」

「はいはい…」


右!左!とか言っちゃうと相手にも筒抜けだからね…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「見て見て兜〜!」

「え?それって大将が被るやつじゃ?」

「うん。だから僕が大将なんだよ」

「…なんで?」

「じゃんけん。全部グー出したら勝っちゃった。」

「ここでもチートか!」

「失礼な!」


ふふふ…大将ならこっちから行かなくても相手から来る…つまり返り討ちにしてけばいいだけ!



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


乗ってるだけだと暇だなぁ…実践練習はできないし…



「よし。フットワークの練習!」


しゅっしゅっしゅっしゅっ!


「暴れないで…きゃあ!?」

「うわ!」


デジャヴ!


やばいな…頭から落ちてる…結構痛いかも…

うう…



「おっと。」


…あれ?誰かに受け止められた?


「ったく…他人に迷惑かけるのもいい加減にしろよ?」


この声は…


「…真司っ!?どうしてここに…」

「水飲みにな…まぁ頑張れよ。じゃあな。」

「うん…」


「計画通り…」

「…本当は?」

「予想外…」

「まさに王道だな」


「(インスピレーションが!)」


おおうっ?橘さんの方からなんか悪寒が?


まぁいいか、練習しよ…


「さて、続きやるよ。」

「おう。」


勝つのは僕達だー!


…体育祭明々後日だっけ?…明日はリハーサルかぁ…やだなぁ…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「あの時は助かりました…」

「俺もびっくりした、いきなり人が落ちて来たんだからな」

「おかげで助かりました。ご恩は5分程忘れません。」

「短いなぁ…」


僕が真司に助けられるなんて…屈辱!


「次は僕が颯爽とかっこ良く助けるからね。真司のが掠れるくらい。」

「いや…無理しなくていいぞ」

「ダメ。助けるったら助けるからね。」


…こう、かっこ良く…ふっ、助けにきたぜ!

(イケメンスマイル)みたいな感じで…


うん。頑張ろ


「あ、血を忘れてた…」

「ほらよ」


チュー…


なんだかんだで僕真司に頼りきりだなぁ

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