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朝起きたら女の子でした〜銀髪蒼眼の吸血鬼〜  作者: フォレスタル
疲れるよーやだよー体育祭!
18/141

決着!縦ロール!



てってててっててっててててて♪

ガチャ!


…よーし!今日は金曜日だ!今日を乗り切れば明日から2日間休み!頑張るよ!


『今日は朝練無いよ。」


…そうなんだ。まぁ良かった良かった。どうせ出ないけどさ。


あー眠い…さっさと帰りたいなぁ…行ってさえいないけど。


「待ってましたよ!」


…縦…ロール…?


「さぁ杉下さん。私と一緒に登校しましょう。」

「え?なんで…僕の家知ってるの?」

「探偵を雇いました!」

「…プライバシーの侵害だ!訴えてやる!」

「示談に持ち込むので大丈夫です。さあ、行きますよ」


…なんなんだよこの縦ロール…僕になんの恨みがあるんだ…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「私始めてだったんですよ。1位になれなかったのって。それで、貴女という存在が私の中で段々大きくなっていってですね…貴女に何としても私を認めさせてやる!と思いましてね?」


…知らないよー!怖いよー!真司〜光〜小林君〜本田さん〜誰でもいいから助けてぇぇ…


「…聞いてますか?」

「3割程聞いてます。」

「7割は聞いてない…と?」

「興味ない。」


「…ふ…ふふ。それでこそ杉下さんです。認めさせ甲斐があるというもの…」


…この人色々拗らせ過ぎて変になってます!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「あの縦ロール怖いよぉ…」

「…恐ろしいわね…そこまで行くと…異性だったら警察に行ってもいいレベルね。」

「特に実害が無いから警察はアテにならないよ…」

「そういう問題じゃないわ」


…本当どうしようあの縦ロール。このままだと僕の精神がマッハで擦り切れて行くよ?


「…もうやだ…」

「一度話し合ってみたらどう?」


…もうそれしかないのかな…多分悪い人ではないんだよね。お嬢様だから世間知らずってだけで…言えば解決するかな?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「杉下さん!勝負d「ちょっと話あるから。来て」…え?」

「来て。」

「は、はい…」


「ねぇ。なんで僕に付きまとうの?辞めてよ。」

「で、ですから!杉下さんに私を認めさせようと…」


「…僕はね?理由なんか聞いてないんだよ?辞めてって言ってるの。…分かる?分かるよね?分からないの?ねぇ」

「ひっ…!」


「…おかしいな?僕は分かるか、分からないか、で聞いてるはずなんだけどね?君のアンサーはひっ…!でいいの?」

「わ…分かりました!もう付きまとうのは辞めます!」


「…そう?分かってくれてよかった。…普通の友達位の距離でなら別に構わないから…ね?」

「はい…!」


…上手く行ったかな?…こういう話し方久し振りにしたからなぁ…成功してよかった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「見事解決しました!」

「その話し方はやめろって何回も言っただろ?」

「大丈夫!僕の得意技の一つだから!」

「あれすんげぇ怖いんだぞ?まともに返事させて貰えないし、主導権完全にお前だし!」

「分かってるよ?」


「…たく…まぁ、よかったな。解決して。」

「うん!」


縦ロールさんも話せば分かってくれるんだね。


「あ、そうだ真司、また土日遊びに行こうよ!」

「すまん。友達と用事があってな…」

「…男?女?」

「男だが…」

「そう。ならいいや、楽しんでってね。この青春謳歌野郎が。」

「酷いな…」


…真司には僕以外にも友達居るもんね…ちょっと寂しいけど仕方ないかな…

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