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朝起きたら女の子でした〜銀髪蒼眼の吸血鬼〜  作者: フォレスタル
疲れるよーやだよー体育祭!
16/141

縦ロールの襲撃

\デェェェェン/♬

ガチャ!


目覚まし貴様っ!…まぁいいや、起きよう。


もぐもぐ…霧の状態で学校行ってみようかな?…でも見られたら不味いか。最終手段としてとっておこう。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


…あれ、光が居ない。…やな予感…!


…まぁいいか。いつも通り行こうっと


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「あ、やっと来た。」

「また朝練あったの?」

「あったよ。…また連絡行ってないの?」

「うん。」

「…夜…もしかしてこのクラスの人のアカウント1個も持ってない…?」

「あぁそうだよ!悪いか!」

「よし、私と交換しよう。そうしよう。うん」

「ありがとう…」


持つべきものは友達かな。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「テスト結果返しまーす」


…早くない?先生達採点に本気出し過ぎじゃない?


「杉下さーん。」


ふむふむ。もう順位出てるのか…


お、1位だ…ふふふ、やはり僕は天才っ!


「夜何位だったー?」

「ふふん。」

「い…1位っ!?」

「どや?」

「むかつくっ…!」

「光は?」

「38位…」

「凄いね。頑張ったね。」

「くぅ〜っ!」


ふふん。これは真司に驚かれる予感。


「テスト結果返しましたけど、良かった人はそこで満足しないで更に上を、悪かった人は次挽回できるように頑張って下さい」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「貴方が杉下さん?」


…なんだいきなり…


「貴方、テストの結果1位だったそうですね?」


…た…縦ロールッ!?髪が縦にロールしてるっ!?何この人!?


「私は2位だったのですが…屈辱でした。私はいつも1位をとってきたので…」


え、ちょっとまって。何この人。なんでこんなに縦ロールしてるの?お嬢様かなんか?


「次こそは私が1位をとってみせます!覚悟してなさい!」


…あ、縦ロールに気を取られてて話聞いてなかった。


「…頑張って下さいね?」

「…ぐ…っ」


あれ?なんか不味い事言った?


「ねー。光、さっきの人だれ?」

「知らないの?神守 月さん。お嬢様だよ。めんどくさい人に目を付けられちゃったね。」

「ふーん。まぁいいか」

「あの人かなりめんどくさいって噂だよ…」

「ふーん。まぁいいか」

「あ、ダメだもう興味無くしてるや。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


体育祭の練習!帰りたい!


「杉下さん!私と勝負です!」


また来た縦ロール!いい加減諦めろ!


「えーやだー。」

「なっ…!?私に負けるのが怖いのですか!」

「うん怖い怖い。いやーあなたには勝てる気がしないなー。これはもう僕が負けるの確定だな。おめでとう!君が勝者だ!じゃ、そういうことで」


「…待ちなさい!」

「…まだ何か用?」

「一回でいいです。勝負しなさ…してください。」


テキトーに負けてあげるか。


「分かった。いいよー」


「位置についてヨーイ…ドン!」


ダダダダダ!

タッタッタッタ…


うーん。中々速いなぁ、僕の全力の3分の2ぐらいかな?うん、凄い凄い


「いやー。負けちゃったよ。完敗だ!君は素晴らしいね!それじゃ」

「………………………」



「お疲れ〜」

「なにあの人…ストーカー?」

「いや、負けた事無かったから驚いたんじゃない?」

「ふーん。まぁどうでもいいけど、これで付きまとわれないかな?」

「多分ねー。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「…疲れた」

「お疲れ様。もう体育祭の時期なのね」

「先輩、去年はどんな感じでした?」

「暑かったし、熱かったわ。倒れた人も5〜6人…」


多いな!


「…まぁ倒れない程度に頑張ってね?」

「はーい。」


…そういえば今日小林君居ないな。なんでだろ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「とゆー事があったんですよ」

「お前1位かよ…」

「真司は?」

「…96位…」


「…今度一緒に勉強しようね?」

「ああ…それより神守だっけ?そいつも聞いた事あるぞ。転入してきたお嬢様で、結構人気あるみたいだ」

「真司はあの人好き?」

「…俺あーいうタイプ苦手…」

「僕もなんだよね…」


「まぁ、頑張れ!もう来ないよう祈っとけ」

「うん…あ、血。」

「おうよ」


チュー…あの縦ロール…何がしたかったんだろう?

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