銀髪蒼目の吸血鬼
END
とりゃ。
EN
そりゃ
E
とうっ!
よいしょ。
『もうちょっと続くよ!』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
死んだと思った?
ねぇねぇ。死んだと思った?
残念。
生きてるんだよぉ〜!
【まさに夜】
あの事件から約2週間…!あの時飛び散った魔力を吸収する事によって、なんとかなったよ!
…って言っても人の形は保てないけどね。もう少しあれば帰れるんじゃないかなぁ?
いやー。死んだと思ったけど…勘違いだったね。遺言残しちゃったよ。あー恥ずかしいー!
どんな顔して真司に会えばいいんだぁぁ!
…ていうか、僕、さっさと復活したいな。皆僕の事悲しんでくれてるみたいだしさ…
頑張って真司に言葉伝えたのに幻聴みたいな感じで扱われちゃったし…
やっぱあれか。あの時『いってらっしゃい』じゃなくて、『僕は生きてるよー!』とかの方が良かったか。
どうやら僕は死んだ訳ではなく、目に見えないレベルに小さくなっただけだったらしい。
まぁ。意識なかったから、死んでたような物かもしれないけどね。
…ま、それはいいや。生きてたんだし。
取り敢えずあれだね。復活した時のセリフ考えないとね。
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『数日後』
ガチャ。
「真司!お帰り!」
「………………」
あれっ?僕の予定では真司が泣きながら僕に抱きついてくる予定だったんだけど…?
「えーっと。帰って来たよー?ねぇー?聞いてるー?奢ってくれるんだよねー?おーい。」
「…本当に、夜か?」
あ、酷い。折角帰ってきたのに疑われた。
「もちろん!僕は夜さ!」
ギュッ。
「にゅっ。」
「………無事だったのか…!」
「まぁね☆僕だからね、仕方ないね。」
「戻って来てくれて、ありがとう」
…なんか、僕の服濡れてるんだけど。
「…ふふ。泣いてるの?泣き虫。ちゃーんと戻ってきたよ…さて、再会を喜ぶのはいいけど…僕ちょっとやる事があるんだ。」
「何しに行くんだ?」
「そりゃもちろん。皆の記憶を改ざんしに行くのさ。このまま帰ったらいろいろめんどくさいじゃないか。」
「…そうか。」
「よし、じゃあ行ってくるね!すぐ帰るよ」
「…夜。」
「なーに?」
「おかえり。」
「ただいま♪」
という訳で、この小説は完結となります。
夜がヤンデレになったり幼女になったりこんなに話数が増えたり、始める時には考えてもいなかった事が色々起こりつつも、完結まで行けたのは皆様のおかげです。ありがとうございました。
完結になっていますが、ちょいちょいおまけが出てたりするかもしれないので、たまに覗いて貰えると嬉しいです。
また、何処かでお会いしましょう。