ホワイトデー
3月14日…今日はホワイトデーだね…!
真司くれるかな…くれるかなぁ…お返し…
く…くれるよね!僕チョコあげたもん!…でももしくれなかったら…ぐすぐす。
あ、でもどうしよう…僕から頂戴って言う訳にはいかないし…いや、行けば貰えるよね…よ、よし!GO!
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な…何というか…いつものように入り辛い…
扉ノックしようかな…
コンコン
「し…真司〜?居る〜?」
「うおっ!?夜か…居るぞ?なんでワザワザノックなんぞ…」
「い、いや別に…?入るよ…?」
ガチャ
「えへへぇ…真司…お邪魔しま〜す…」
「おう。…なんだ?ゲームでもしにきたのか?」
…ガーン!?…忘れてるのかなぁ…べ…別に忘れてても悲しくないけど?うん…
「…うん。そうだよ。ゲームしに来たよ…やろう」
「…なんか暗くないか?大丈夫か?」
「…別に…」
…真司にとって僕のチョコはその程度の物だったのかな…酷いな…
…真司が物をくれないっていうなら…僕が真司を貰ってもいいよね…ふふっ…あは…真司がずっと僕の側に居てくれれば…物なんてなくても…
ブンブン!
な…何を考えてるんだ僕は…!真司を貰う…だなんて…!
「…どうしたんだ?いきなり頭振って…?」
「にゃんでもないよ!ちょっと考え事しててさ!」
「今噛んだよな…?まぁいいんだが…」
…はぁ…本当にくれないのかなー…大体真司がくれないから僕が変な考え方をしちゃうんだよ!
「…あ、勝った…」
「く…珍しいな…お前に負けるなんて…!」
「失礼な!?僕の方が強いんだぞ!」
「あ〜?聞こえんなぁ…」
「むっか〜!そういうこと言う!?…よし分かった。もう一戦やろう。そして僕が勝てば真司は僕より弱いって事だよ!」
「いいぜ?」
…ふふふ…真司に勝てるなんて…いい事あるなー…もう一回ささっと勝っちゃうよ!
「…はれ?」
「ほらな?やっぱまぐれだったろ?」
「い…いやいや!今のがまぐれだから!次は勝つから!もう一回!」
「何回やっても同じだぜ?」
…むむむぅ…!
「…ふにゅん。」
「残念だったな。」
…負けた…勝てなかった…
「むにゅんむにゅん。」
「お…おい、どうした…」
もぞもぞ…真司の布団の中に潜りこんで…すやぁ。
「お…おい…寝るなよ…」
「ふて寝!」
「ふてるな!何度も言うがそこは俺の布団だ!」
「うるさい!真司は僕に布団を貸す義務があるんだ!」
「そんな義務あってたまるか!おい!起きろ!こら!」
「ぐー!」
ふん!本当に寝てやるもんね!
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「…んぁ…よく寝た…」
…あれ?真司居ないなぁ…どこ行ったんだろ…?
…ん?何これ?筒…?
…僕がここで寝た時はこんなものなかった気がするんだけど…なんだろうこれ?
「…お、起きたのか夜…」
「あ、真司…何これ?」
「ホワイトデーのプレゼントだ。もう少し引っ張ろうと思ったんだが…寝ちまったんでな」
「ホワイトデーっ!?本当に!?」
「嘘ついてどうすんだ?」
や…やったぁ…!真司がくれたよ…!
「開けていい!?」
「おう。」
…おぉ!飴が沢山!わぁい…!
「ありがとう真司!嬉しい!もしかしたら貰えないかもとか思ってたんだけど…貰えてよかったぁ…!」
「あぁ、だからちょっと暗かったのか…まぁ、10倍返しではないかもしれないが…」
「…じゃああれだね。あーんってして…食べさせてもらおうかな!」
ふへへ…そうすれば愛がある感じが…
「飴でか!?…はぁ…まぁいい…ほれ。」
「んあー…うん!おいひい!あまひ!」
「そりゃ良かった」
…ん〜♡幸せ…
「〜♪〜♪僕帰る!またね〜」
「じゃあなー」
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「そういえばさ。光にホワイトデーのプレゼントあげてなかったよね。」
「うん。」
…ふふ、ちゃんと買ってきたんだよ〜
「はい!マシュマロ!白いしふわふわしてるしホワイトデーにピッタリだよね!光好きだったでしょ?」
「…うん。…ありがとう…」
「あれ?マシュマロ嫌いだった?」
「…ううん?好きよ?…ちょっと用事あるから後でね…」
…どうしたんだろう?なんか、「夜に悪気はないんだから…」とかブツブツ言いながらどっか行っちゃったけど…
まぁいいか!
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「…うわぁ…」
「これはまた…うん…」
小林君と本田さんの雰囲気がもっとヤバイ事に…!
「ねぇ…あの2人…もうやることヤッてるんじゃないかな…」
「…そういう事言わないの!」
…だって…なんかもう…ねぇ…?
ホワイトデーから進級までってどんな行事があるのか…誰か教えてくれませんか…話が作れないです…