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必勝ダンジョン運営方法 相手に合わせる理由がない  作者: 雪だるま
新大陸 学府編

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第277堀:手段

手段




Side:ユキ




「みなさん、一昨日はお疲れ様でした」


そう言われて、紅茶を出すのは副学長のララ。

現在は、学府の会議室でダンジョンのメンバーが集まって、今後の話をしようと集まっている。


「いえいえ。一昨日、一番頑張ったのはエオイドとアマンダですし」


エリスはそう言って、紅茶を飲む。

あの決闘祭りは、誰が頑張ったかというとやはりエオイドとアマンダだろう。

俺とタイキ君の相手をした相手も善戦はしたが、やはり前座だし、そもそも、メインはあの2人のための舞台だったのだから。

ま、あそこで畳み掛けて、どっかの恋愛漫画みたく保留で終わるENDでなくてよかった。

これで……。


「これで、正式に竜騎士アマンダとエオイドを学府の保有戦力として迎えられる。あれほどの大舞台で記録までとったんだ。どこからも不満はでないし、結婚宣言まで出たのだから、横恋慕の心配もないだろう。今までの問題は、アマンダが学生だということだったから」


あの決闘祭りの目的は竜騎士アマンダを学府の所有戦力として、俺たちの移動に自由に使えるようにすること。

そのために、学生という身分から、正式に学府へ就職……みたいな話がいるのだ。

学府の学生は将来、よその国へ士官などの話があるから、今のうちに手を打っておかないと、竜騎士アマンダを自由に使えなくなる可能性があったのだ。

それならば、すぐにアマンダを学府に就職させればいいではないか?

という話が出るわけだが、そうなると、アマンダが女性なのが問題になる。

誰かと結婚してしまえば、否応なしに、結婚相手のお国と結びつきができる。

竜騎士という箔をつけたい、貴族は山ほどいるので、ローデイの公爵みたいに、手の付けられない可能性がある竜騎士を自国であずかるような真似はしないというのは、上の考えで、小物の貴族は勝手に暴走してアマンダを手に入れようと画策する可能性がある。

その結果、エオイドとの仲を引き裂かれたり、身内を人質に取られたりしかねないので、さっさとくっ付いてもらって、エオイドやアマンダの身内を学府の一員として助けられる体制を整えたのだ。

エオイド自身はその力を決闘祭りで見せつけたので、エオイドがアマンダに相応しくないと文句をつける輩も少ないだろう。

ま、こういうことはゼロにできないが、表向かって批判されるようなことはなくなるだろう。


「ま、私としても、あの2人の関係は知っていたから、堂々と祝福できることになって嬉しいよ」

「そうですね。今まで何度も2人の追いかけっこは見てきましたし」

「……学長、副学長という立場にも、あの2人の関係は耳に入ってたのか?」

「そりゃ、入学当時から騒がしかったからね。ま、被害に遭うのはアマンダぐらいだし。見てるこっちは楽しいからね」

「はい。アマンダも素直になれないなーと思いながら見ていました。特に授業の邪魔になるわけでもないですし。まあ、たまにサマンサが巻き込まれてましたが、苦情も言わないですし、私たちとしてもある種の娯楽でしたから」


あー、なるほど。

被害を被った相手が学府に文句を言わない限りは黙認していたわけか。

確かに、訴えがなければ勝手に動くわけにもいかない。

ラッキースケベはこうやって、犯罪にならずに済むのか。

で、当の被害者に視線が集まる。


「学長と副学長の言う通りですわ。なんで私が巻き込まれるのか不明でしたけど、やっていることは微笑ましい照れ隠しですし、私が目くじらを立てることでもありませんわ」

「ま、こんな感じでサマンサは度量が深くてね。流石に公爵の娘から文句を言われれば止めたけど、出ないのであれば、見守りたいというのがあったのさ」


ポープリはそう言って、こちらが持ってきたケーキを食べて、いい笑顔になる。


「で、エオイドとアマンダはくっついたが、学府での席はどんなのを用意するんだ?」


俺がそう聞くと、ポープリとララはケーキを頬張るのをやめてフォークを置く。


「それがねー、前代未聞だから、どう扱うべきか会議が紛糾しててね」

「私たちの一存で勝手に部署を作るわけにもいきませんので」

「やっぱり、学府内にもそこら辺の問題はあるのか」

「そりゃね。学府とは言っても、要請があれば、他国の争いに加入することもあるから、軍としての機能もあるのさ。ま、常駐はとても少ないけどね」

「私たち教員と、学生たちナンバー50までが参戦対象だね。あとは、引き籠りというか、自国では扱えず学府に捨てられた、元シングルナンバーたちですね。立場的に国へ戻るわけにいかなかった人たちです」

「学生たちの参戦も驚きだが、思ったより正直に言うんだな。捨てられた元シングルナンバーか」


政治云々があるんだろうが、捨てられた本人にとっては非常にデリケートな問題だろう。


「無理に元シングルナンバーたちの参戦はさせないさ。元公爵の3男とか次女とかだから、戦果を挙げること自体も問題な子たちもいるからね。ま、そのほとんどが教員や研究職に収まっているけどね。面倒なしがらみから解放されて精々しているのが多数だよ。学生たちの参戦もあくまで建前だ、戦闘は主に教員たちだよ」

「彼らの生活費は学府に捨てて行った関係者から巻き上げていますので、そこら辺の問題はありません」

「ま、元々ここは彼女が作った孤児院だったんだ。ある意味、本来の意味で使われているから私としても否はなかったよ」

「なるほどな。具体的な数は?」

「そうだねー。ナンバー50までの生徒を抜けば、参戦可能な教員だけだから……」

「大体50人ほどですね」

「少ないのか多いのかわからんな」

「大体が僕やララほどではないけど、ソエル以上はあるかね。1人で1000人ぐらいは足止めできるよ」


おいおい、学府だけで5万人分の戦力かよ。

そりゃ、他国がちょっかい出したり、引き抜きしたりするはずだ。

ま、その分扱いづらいという致命的な問題があるわけだが。

ということで、学府には手を出さない。中立地点という役割があるわけか。


「ん、でも、そこまで少数なら勝手に部署作っても問題はないんじゃないか?」


たった50人。

軍としての機能とか言ってたけど、この人数じゃ中隊規模が精々だろうに。

この軍の大将はポープリということになるし。


「あー、ララの言い方が悪かったね。部署というのは、教員か研究職かしか今のところないんだ」

「そう言うことか。でも、それならワイバーンだから、魔物の研究って感じでいいんじゃないか?」

「それがですね。魔物の研究は特に学府じゃなくてもしていますし、アマンダ自身、魔物の研究で著名というわけでもありません。それよりも問題なのはアマンダ自身がまだ学生で、ワイバーン以外の功績が皆無なんです」

「本来は、学府の5階生単位を取って卒業、3階生単位で教員、研究職を認められるんだが……」

「評価のしようがない上に、単位も取っていないからねじ込めないと……」

「流石に、今までのルールをぶち破るのは外聞が悪いし、頑張ってきた今までの生徒たちへの侮辱になるからね」

「竜騎士アマンダの加入自体は全員認めています。ですが、どういった部署につければ角が立たないかという話になっているんです」


加入自体は認めているか。

ということは、身内はワイバーンの戦力とそれを使役すること自体の意味をちゃんと理解しているってことか。


「とりあえず、聞いた感じ、身内的には問題ないが、竜騎士アマンダの戦力が対外的には不明だから、下手に迎え入れると外から要らぬちょっかいが出る可能性があると」

「そうだね。ワイバーンとまではいかないだろうけど、オークなんかを連れてくれば名誉教員になれると思うバカがでてくる可能性があるわけだ」

「そりゃ面倒だ」


うちのベジタリアンオークキングとかなら、まあ問題なかろうが、この新大陸のオークが野菜好きなわけねーからな。


「ということで、当面は学生としてしっかり単位を取ってもらって、実績を積んでから教員って方向に持っていこうと思っている」

「はい。アマンダ自身テイマーとしての才能はありますし、子供に教えるのは本人も楽しそうなので」


ああ、たしか、アスリンとなかよくやってたな。


「早急に、学府のいい立場を与えられなかったけど、エオイドと結婚したから、学府街の住人、生徒として十分に手出しができるから、そこら辺は問題ないね」


ほっ、席が問題と言われて心配したが、ただ本当に席だけの問題みたいでよかった。

あとの問題は……。


「で、ここ数日でクリーナの祖国、アグウストからの情報はあったか?」


そう、あの聖剣使いたちが言っていた、この学府とアグウスト国の襲撃。

そのために、こっちが連絡無しに右に左に飛んでいると国的に大問題なので、竜騎士アマンダのお披露目という名目で準備期間を取って、怪しまれないように動いているのだが、その分、のこり1人の聖剣使いが行動を起こせば後手に回る可能性がある。

ま、行動を起こしてくれれば、大義名分で動けるのだが、クリーナの祖国だからなー。

嫁さんの願いだから、なるべく被害を少なくしたいところだ。

そのクリーナは、ポープリの顔を真剣に見つめて、情報を聞き逃さないという心構えである。

ポープリもクリーナの表情をみて、わざわざクリーナに視線を合わせて口を開く。


「クリーナ、安心していいよ。未だ騒ぎが起きたという情報はない」

「そう、よかった」


……言いたくはないが、既に滅んでたりっていうのもあるけどな。

人がいなければ、連絡のしようがない。

エナーリアレベルの魔物を呼べるなら、殲滅戦はたやすいだろう。

いや、無理か、蜘蛛の子を散らすような感じだし、全員を殺すのは難しいか。

ま、学府の魔物の森からも、魔力の集積で突然魔物がわらわらと湧いてくることはないので、俺も大丈夫だとはおもうが。


「……だから、逆に不気味なんだけどね」

「……学長、どういうこと?」

「あいつら、聖剣使いたちが言ったんだろう? 学府とアグウスト国を襲撃するって」

「……ん。確かに言っていた」

「そして、学府には聖剣使いが来ていて、タイキ殿に捕縛された。となると、アグウスト国にもやっぱり聖剣使いが行ってると思う。だけど、被害が出たという報告はない」

「……まだ日数がたっていませんし。そこら辺が原因では?」


ララがそう言うが、即座にポープリは言い返す。


「彼女たちにとって、個人間の連絡は容易だし、移動も転移があるから、日数という情報を得る時間はいらないんだよ。ユキ殿たちがローデイに向かった時が行動開始の合図だとして、既に一週間近く。学府の聖剣使いの暗躍が、ユキ殿たちが離れてたった1日後。それを考えると不自然なんだよ」


確かにな、その行動の速さから見て、今回の動きがないのは不思議だ。

ポープリの発言を得て、全員で考え込む。

うーん、俺ならどうするかというより、適当に上げていくべきだろうな。


「よし、とりあえず、思いつくことを上げて行こう。自分たちの中であるなしを決めて消去するのは危険だ。自分であり得ないと思っても、誰かがほかの視点で何か思いつくかもしれないし、予測の1つとして頭に入れておくのは間違いじゃないだろう」


俺がそう言うと、全員が頷いて、ポープリが真っ先に口を開く。


「あいつらの性格上、作戦変更はないと思う。だから、作戦を変えたというより、アグウスト国を攻めるというのが私たちを騙すためかもしれない」

「ポープリ様、でも実際学府には聖剣使いが来ましたが……」

「そこまでは真実なんだよ。そうすれば、最後のアグウスト襲撃も本当だと思うだろう」

「……確かに」

「でも、その場合どこが本当の狙いかわかるか?」


俺がそう聞くが、ポープリは肩を竦める。


「申し訳ないが全然わからない。対処としては情報を細かに集めるぐらいだろうね。優先を学府一帯を一番にするぐらいだよ」

「だな。学府一帯で何かをさせると一番困る。ジルバ、エナーリア、ローデイには即座に向かえるから、そこら辺は問題ないか……。国交がない亜人の国とアグウストが攻められるのが厄介だな」

「だね。ま、アグウストは次の目的地だから除外するとして、亜人の国で行動を起こされたら動きようがない」

「その場合は真面目に魔物の森で間引きをしないと魔力が溢れるな」


完全に後手になるから、亜人の国だけはやめてほしいものだ。


「ほかには何かあるか?」


俺がそう周りを見ると、タイキ君が口を開く。


「大穴で、また学府での暗躍」

「大穴だな」

「でも、ここの魔物たちをどうにかできれば戦力としては申し分もないですし、残る1人がどれだけ魔物を使役する余裕があるかわかりませんけど、ここで戦力補充をするって意味合いもありますから」

「なるほどな。確かに、余剰戦力が少なければ補給する手段がいる。学府に来た聖剣使いの1人は戦力補充が目的だと考えれば、戻ってこないのを失敗と考えて自ら補充しにきても不思議じゃないか」

「ま、失敗しているって情報は既に連絡がないって時点でばれていますし、かなり慎重にくるから発見は遅れそうですけどね」


そう言われと、学府にまたきそうだな。

ダンジョン化を最小限にしているから、発見が遅れるか……。

この前は運よく索敵に引っかかったからと言って、今度も上手くいくとは限らないか。


「そこら辺は、警備を増強するしかないな。魔物の森にスティーブたちの部下でも送り込むか」


他に何かありそうな行動は……。

と、リエルが何か考え込んでいるな。

こういう時は良い発想をしてくれるんだよ。


「リエル。なにかあるか?」

「うーん、僕なら、またユキさんたちを襲うかな? 仲間がこれで自分以外全員でしょ? 流石にこの前、残りの殆どの聖剣使いで来たってことは、それだけ僕たちを脅威と見ているんでしょう? だから、敗北した時のことは伝えてると思うんだ。私たちが敗れたなら身を隠せーとか……」

「アグウストの襲撃をやめて、俺たちを襲え、か?」

「うん。ほら、僕たちを無視して騒ぎを起こしても、結局は僕たちに鎮圧されるでしょう? 僕たちの目的は未然に色々防ぎたいってのがあるけど、向こうの最終目的はこの新大陸に住む人たちの絶滅でしょ? なら、僕たちを最初にやっつけないと……」

「どのみちぶつかることになるか。……確かに、エナーリアでは相当レベルのグレーターデーモンは俺たちに通じないって伝わっているから、聖剣使いが出たわけだが、それが敗れた今、普通に考えられるなら、身を隠すか、俺たちを倒すかになるな」


自分で言って気が付いた。

ああ、この手があるか。


「でも、ユキ。聖剣使いたちの戦力では、どうあがいても勝てないと思うのですが……」


ジェシカがそう言ってくる。

ん、気が付かなかったか?


「だな。聖剣使いたちじゃ無理だ。でも、ある一点だけは可能性がある。わかるか?」

「……なんですか?」

「モンスターをDPで呼び寄せる」

「「「あっ」」」


全員が驚いた顔をする。

なんだ、皆気が付いてなかったか。


「……そういえば、鹵獲した聖剣には貯蔵された魔力が少なかったわね」

「はい。あのDPだと精々ブラッドミノタウロスの群れぐらいだと思いますが。てっきり、今までの行動で使い切っていたと思いました」


そう、この大陸は消費魔力は20倍が基本。

DPも同じように20倍価格だ。

どうやってこの価格を決めているのか? と、ルナに尋ねたことがあるが「そこら辺は勝手に決まるようにしといた」と言いやがった。

神様自身、どういうシステムでDPの価格が決まるかよくわかってないらしい。

まったく厄介な。


「ちょっと、待ってください。となると、超強い魔物がアグウストに行く途中で強襲してくるって話になりません?」

「タイキ君。大当たり」


自分たちが勝てないなら、もっと強い奴を呼べばいいじゃない。っていう、簡単な話。

やられるこちらは非常に迷惑だが。


「大当たりって。どうするんです? アグウストに行くのやめます?」


タイキ君はすぐに対処法を言うが、即座にポープリに返される。


「それはやめてほしい。既に訪問すると手紙は送っているし、残りの1人が待ち構えているとも限らないし、万が一待ち構えているなら、捕縛するいいチャンスだ。……まあ、君たちに全部押し付けている私が言うのもなんだが、本当に道中のユキ殿たちを襲うなら、私たちにとってもある意味都合がいい」

「この機会を逃すと、最後の1人がどう動くかわからなくなるか」

「そうだ。ユキ殿たちを待ち構えておらず、ほかの行動をとっているならまだいいが。そのとんでもない魔物を呼んで、待ち構えているなら、ユキ殿たちが来ないことに業を煮やしてあたりの村や町を焼き払って、挑発行為にでないとも限らない」

「「「あー」」」


それは嫌すぎる。

俺たちにとっても都合が悪い。


「……となると予定通り、出発するしかないか。アマンダとエオイドが心配だな。最悪、2人が死ぬかもしれない」

「それはあり得るわね。とりあえず、クロちゃんたちを前のように先行させて、偵察。敵が強ければ、私たちのみで撃退って方針でいいんじゃないかしら? ワイバーンの代わりはドラゴン隊から引っ張って来ればいいし」

「それしかないか」


セラリアの言う通り、前と同じく先行部隊に偵察させて、いるならそれを迎撃。

これしかないよな。

アマンダとエオイドは生身だし、これで死に別れとか嫌すぎるからな。


「はぁー、明日が憂鬱になってきた」

「ま、諦めなさいな。あなた以外ならこの状況、絶望的よ?」


そう言われてもね。

俺にとっちゃ仕事が増えるだけで、非常に面倒なんだよ。

まあ、俺たちがやられるレベルの魔物なら即時撤退。

でも、やれそうな魔物の場合は倒さないといけないからそれ相応の準備がいる。

しゃーない。同郷として、力を貸してもらおう。


「……タイキ君」

「はい?」

「……仮想敵を怪獣王レベルとしたらどの程度の武装が良いと思う?」


俺がそう聞くと、タイキ君は即答する。


「逃げる」


うん。

それは間違っていない。


「却下だ。まずは攻撃を仕掛けて、どれだけ有効か確かめないといけないからな」

「えっー。まあ、外身が怪獣王レベルなだけで、中身がハリボテって可能性もあるのか」

「そう言うこと」

「なら、戦車隊に、ヘリは無理か、RPG携帯の歩兵中隊、迫撃砲部隊も……」


やっぱりそのレベルの編成でいくしかないですよねー。


「……ねえ、ユキとタイキは大軍と戦争でもするつもりなの? いえ、大軍を文字通り殲滅するレベルよ、その編成」


セラリアや、ウィードのメンバーは今あげられた兵器の数々に目をまんまるにして驚いている。

悪いなセラリア。

でかいドラゴンや魔物に対して、剣と魔法だけで立ち向うのはあくまで物語の中でだ。

あるものは全部使う。

そして、ウィードの戦力を知らない、クリーナにサマンサ、ポープリやララは首を傾げている。



うん。

知らないって幸せ。

これからしないといけない作業に目がくらみつつも、やらなきゃ終わらないので、しぶしぶ、コール画面を開いて、ウィードの現代兵器運用部隊へ招集をかける。




無論、その責任者は俺とずっと苦楽を共にしてきた、モテないゴブリン。



スティーブである。





さあ、次回は我らが、モテない男の中のモテない男!!


スティーブの出番だ!!




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