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必勝ダンジョン運営方法 相手に合わせる理由がない  作者: 雪だるま
新大陸 学府編

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320/2249

落とし穴42堀:夏だ!! 海だ!!

はい、8月25日、12時24分。

ただいま台風暴風域であります。

その中でお送りするのは、水着回。

まあ、水着を想像して楽しんでください。

夏だ!! 海だ!!




Side:ユキ



夏の陽射しが容赦なく地面を照り付ける。

今は異世界なのだが、このウィードがある地方は四季があるらしく、この暑さもまためぐってきただけ。

もう、この世界に来て2年と数か月。

余裕はそこまでないとはいえ、地球の日本に住んでいた俺としては、是が非でもやりたいことがあった。

お盆の墓参りは1年目にやったし、花火大会もこの前やった。

ここまでわかりやすいものを2つもやって、あの1つをしないというのは俺には不可能だ。まあ、俺にダンジョンを作るというスキルがなければ、あきらめなければいけなかった代物。

しかし、できるのであればやらねばならぬ。

そう、それは……。



ザザーン……。



引いては返す波の音。

目の前に広がるは蒼と藍。

どこまでも広がる、いや偽物だが水平線。

つまり……。



「海だーーーー!!」



叫ばずにはいられなかった。

ここ数年、仕事で海なんぞ行く暇はなく、仕事をしている人たちに夏休みなぞ存在しない。

日々の糊口をしのぐため、必死に働く毎日に追われ、夏の海など、人が多いだけで疲れると割り切って、テレビで海開きの様子を見て、いかなくて正解だとクーラーの効いた部屋でそう思う日々。

だが、海に行きたくないか? と問われると違う。

行かない理由があるから行かないだけで、後顧の憂いなく、心配事がないのであれば、遊びに行きたい。



だって、夏は海だろ?



昔、俺がガキだったころは浮き輪を前日から膨らませて、次の日が来ないかと待ちわびたものだ。

親友たちと車にのってワイワイやって、海についたら、親たちに準備をまかせて、沖に浮かんでいる島まで泳いで競争なんてやったもんだ。

少し大人になって、親友たちだけで遊びに行ったときは、親友たちの彼女たちの水着のお披露目なんか無視して、海に飛び込んで競争して、あがった時に一緒に怒られたりもした。

そのあとは、素潜りして海の幸を取ったり、魚を釣ったり、砂場で宇宙要塞を作ったり、スイカを棒で粉砕したり、たき火をしたり……もう数えきれない、は言いすぎかもしれないが沢山遊んだはずだ。

だから、作ったのだ。

ダンジョンの作成スキルを駆使して、白い砂浜、澄み渡る空、青い海を!!

この場所はダンジョンの特別階層区。わざわざこのために作った。いや心が作れと叫んでいた。


「……なに叫んでるのよ。って、これはすごいわね」

「はぁー。旦那様が是非とも、と言っていた理由が分かりますね」

「ほほう。これは綺麗な海岸線を真似たものじゃのう」


そんな声が後ろからする。

振り返ると、いつものとは違う嫁さんたちが、子供たちを抱えて、おそらくは初めてであろう海をみて驚いている。

いつもと違うというのは、無論、水着姿である。


まずはセラリア。白の三角ビキニ水着をカッコよく着こなしている。

子供が生まれてから、胸もそれなりに大きくなって、桃サイズから手からあふれるサイズになっているのを、白のビキニが必死に押さえている感じだ。下はパレオをつけていて、生足が時折見える。


次にルルア。こちらもビキニではあるが、黒のホルターネックの水着で首の後ろで結ぶタイプだ。露出は三角ビキニほどではないが、胸のボリュームが圧倒的なルルアはかなりの見応えがある。というか、よくルルアがこのタイプ選んだな。


そして、デリーユ。こちらはマイクロビキニといわれる布地がとても少ないタイプの奴で、デリーユは恥ずかしげもなく着ている。色は青。デリーユのスタイルはとても良いので、とても似合っている。まあ、結婚していなければ、前屈みになるレベルの露出である。


と、いかん、いかん。

そんな嫁さんたちの水着より、娘たちの方が大事だ。


「驚くのもいいけど。陽射しがそれなりに強いから、子供たちに少し見せたら、すぐコテージに連れて帰ってくれよ」


そう、3人とも俺の娘を抱えているのだ。

まだ生まれて3か月ちょっと。

流石に一緒にこの炎天下にいるのは心配だ。


「あ、そうね。サクラ、海よ。すごいわねー」

「スミレちゃん。海ですよ。パパが用意してくれたんです。すごいですねー」

「ユーユ、これが海だ。本物とは違うかもしれんが、いい経験になるじゃろう」

「「「きゃっきゃっ」」」


娘3人も、海を見て全身を揺らしているから、それなりに喜んでくれたのだろう。


「やほー、ユキさん!! ねえねえ、見てこの水着。どう?」

「リエル待ってよ!!」

「……暑い。シャンスと一緒にコテージ戻っていい?」

「カヤ、もう少し頑張りましょう。お兄さんもいるんですから。あとシャンスに海を見せないで戻るのは無しです」


次に出てきた嫁さんたちは、リエル、トーリ、カヤ、ラッツ。

まあ、見事にスポーティな体型を見せつける水着を着ていること。


「おう、似合ってるぞ」

「えへへー。って、凄いね。これが海かー」

「ほわー」

「……驚いた。これ全部水?」

「いや、海なら塩水ですからね? 飲んじゃだめですよ?」


さて、まずはリエルから。リエルは、なぜか競泳水着。うん、これでもかというぐらい体のラインが出ている。胸は大きくないが、それでリエルの女性らしさが損なわれることはなく、寧ろ引き締まった体はある意味興奮するのではないだろうか? リエルにはある意味ぴったりな水着だ。泳ぐとすごく速そう。


次に、トーリ。バンドゥ・ビキニを着ていて、簡単にいえばチュートップで、胸を横に巻き付ける形で隠しているタイプだ。色はトーリの髪と同じ白をベースにしている。下はズボンタイプで、これもトーリらしい。活発なイメージが出ていて見ていて気持ちがいい。


で、ダルそうな、カヤ。まあ、普段から畑仕事だから、無理に炎天下の中にでるのは嫌なのだろう。だが、着ている水着は大胆な黄色のマイクロビキニ。……いや、普段から変な厚着は嫌がるから、そういう意味での選択か。カヤ自身はデリーユと比べると豊満な体つきではないが、バランスの取れた体つきで、十分色気はある。…あのやる気のなささえなければ。


そのカヤをなだめているのはラッツ。海を見つつも、俺に娘と一緒に手を振ってくれるあたりできた嫁さんだ。着ている水着はルルアと同じで、薄い桃色のホルターネックのパレオ付き。セラリアと同じで子供が生まれてから胸が大きくなり、バランスの良かった状態から、更に色気がました。……人妻襲うってネタここら辺が原因なのかね?


「ねえ、エリスにしては大胆過ぎない? というか、なんでそのチョイス!?」

「無論、ユキさんと皆しかいないからよ。ほかの人の目があるところでこんなのは着ないわよ。ねえ、エリア」

「あう」

「むむむ、私もエリスと同じタイプを選ぶべきだったかな? どう思うジェシカ?」

「リーア、流石に私たちは護衛なのですから……」


と、そんなことを考えているうちに、ミリーたちも来たようだ。


「あ、ユキさん、お待たせしました。これが海ですねー」

「どうですか? そそられますか? いいんですよ?」

「ぶー、ユキさん私も混ざっていいですか!!」

「……2人とも、今日は息抜きなんですから、そっち系は夜にしてください」


そんな4人の会話に苦笑いする。

エリスは特にきわどい水着を着ているが、それで興奮して襲えば、これから全員相手の対戦になる。

つまり、遊ぶ暇なく落ちる。流石にそれは勘弁だ。


さて、そこは置いておいて、ミリーの水着だ。ミリーは水玉模様のタンキニ。タンクトップとビキニを合わせたような、キャミソールタイプの水着を着ている。ミリーは胸が嫁さんたちの中で第5位。ルルア1位、サマンサ2位、ジェシカ3位、エリス4位、ラビリス番外測定不能、とかなりボリュームがあるので、キャミソールタイプでも傍目からわかるほど胸が大きい。可愛らしさもあってとてもいいと思う。


次に、問題のエリス。ミリーが言った通り大胆だ。緑のV型の水着。少しでもずれるとアウトな水着だ。セリフの通り俺を誘惑するためだろう。普段は露出は極力抑えるからな。さて、大胆ではあるが、エルフの定番にあるまじき、抜群のスタイルの持ち主であるエリスは、とてもそのV型水着が似合っている。いや、胸が小さかろうが、V型を着られると目をそらすしかないと思うが。エルフはたいてい美男美女だし。まあ、エリスを見ているとやばい。


そのエリスの思惑に乗っかろうとしてた、勇者リーア。リーアは相変わらずツインテールをゆらして、フリンジ・ビキニを着ている。フリンジが胸の部分に飾られていて、とてもかわいらしい水着だ。ベースの色は赤。リーアもスタイルはかなりいいので、見応えもある。

……うん。勇者が水着って平和やな。


で、その勇者を相方に持つ、俺の護衛のジェシカ。つけている水着はモノキニ。表からワンピースタイプ、後ろからはビキニに見える、ちょっと変わった水着で、体のラインも強調するタイプだ。ジェシカは騎士として鍛えていただけあって、スタイルは申し分なく、嫁さんたちの中で3位の胸が強調されて圧巻です。因みに水着のカラーは黒。


「ふわー、凄いよ!!」

「プールとは全然違うのです!!」

「こら2人とも走らないの」

「そうですよ。ちゃんと準備運動をしないといけません」

「そうですね。ラビリス様、シェーラ様の言う通りです。アスリン様、フィーリア様、準備運動をしましょう」

「「はーい」」


お、一番最初に来るかとおもったちびっこ集団がようやく来たようだ。

あー、なるほど。両手いっぱいに浮き輪とか、乗り物を抱えているからそれが原因か。


「あ、お兄ちゃん。一緒に泳ごう!!」

「そうなのです。一緒にイルカさんに乗るのです!!」

「ビーチボールもあるわよ?」

「悩みますね」

「何度も言いますが、まずは、準備運動からです」


その会話は昔の自分たちを思い出す。

そして、その格好もまさに昔の俺たちである。

アスリン、フィーリア、ラビリス、シェーラはスクール水着なのだ。

もちろん胸には自分のクラスと名前が貼ってある。

が、ラビリスとシェーラは歳の割に、爆乳と、巨乳なので、名札がゆがんでいる。

あ、アスリンとフィーリアはペタンコな。いやこれは当然だから。


で、保護者の役のキルエは、シュッとしたワンピースの黒水着だ。なんというか、彼女らしい水着である。スタイルは良いので、そそられるはずだが、鉄壁のメイドの技能なのか、色気より、仕えるといったオーラがにじみ出ている。

ん、そういえばキルエの娘、シャエルがいないな?


「なあ、キルエ。シャエルは?」

「あ、申し訳ございません。すっかり寝ていましたので。起こすのは忍びなくて」

「なるほど。そりゃ仕方ない。無理に起こす必要はないさ。でも、1人にしていいのか?」

「いえ、すぐに私は戻りますし、クロちゃんたちが見ていますので、何かあればすぐにわかります」

「そうか、すぐにほかの子たちも戻ると思うから、頼むよ」

「はい。お任せください」

「でも、ちゃんと誰かと交代して、海楽しめよ。一緒に遊ぼう」

「……はい。喜んで」


一瞬言葉に詰まったが、嬉しそうに返事をしてくれる。

まあ、キルエはいつも裏方押し付けているからな。こういうときぐらい夫婦らしいことしていいだろう。


「で、あと2人は?」


そう、あと2人。

最近嫁入りした2人がまだ来ていない。

きょろきょろと、アスリンたちや嫁さんたちが準備運動をしている横で、コテージ側をよく見てみると、クリーナが、おそらくサマンサであろう手を引っ張っているのが見えた。


「……サマンサ。往生際が悪い。さっさと出る」

「で、でも、こんな姿を見て幻滅されないでしょうか!? セラリア様みたいに威風堂々でもないし、ルルア様みたいに胸も大きくありません」

「……その言葉、私に喧嘩を売っていると捉える。私はペタンコ」


そんな会話が近づいていると聞こえてくる。

なるほど。嫁さんたちのスタイル見て怖くなったか。

で、俺が声をかける前に、業を煮やしたクリーナの風の魔術で外に放り出される。


「きゃん!? いつの間に風を!? クリーナさんは炎でしたわよね!?」

「……ユキに教えてもらえば、これぐらい簡単。あと、ユキは私たちの身体目的で結婚をした訳じゃない。色々理由もあるけど、一番は私たちそのものを愛せると思ったから。そんなことで怖がる必要はない。ね、ユキ」

「え? ユ、ユキ様!?」


クリーナは俺のことに気が付いていたのか、こちらを見ないで話を振ってきて、サマンサはその言葉で俺を発見して、恥ずかしそうに自分の体を隠して涙目になっている。

ふう、サマンサも胸は第2位で何も恥じるところはないと思うんだけどな。


「クリーナの言った通り、身体目的じゃない。サマンサやクリーナたちと生きていきたいと思えたから、一緒になることを選んだんだ。それともサマンサは、俺が容姿の良し悪しで嫁さんたちを差別すると思ってたか?」

「い、いえ。そんなことは決して!!」

「なら、隠す必要はないよ。十分に魅力的で、可愛くて、綺麗だからさ。一緒に楽しもう」

「……はい。はい!! ううっ、私は幸せ者です」


その言葉にサマンサは、何度もうなずいて泣きながら立ち上がる。

個人的にクサいセリフを言って精神的にズタズタだが、嫁さんのためなら仕方ない。

……不意に思ったけど、サマンサの反応が一番地球の日本に近くね?

奥ゆかしいというかなんというか。周りの嫁さん肉食系ばかりだし。


「ん。サマンサも立ったところで。ユキ、私たちの水着はどう?」


クリーナはそう言って、自分たちの水着姿を評価しろという。

サマンサも恥ずかしそうではあるが、さっきの言葉を信じて、隠すことなく立っている。

これは、言わないわけにはいかないか……。


まずはサマンサ。

後回しにすると泣きそうだからな。

サマンサはジェシカと同じモノキニで、ジェシカを上回るルルアに匹敵するレベルの胸が綺麗に強調されている。色は白で、ジェシカとは対照的でいい感じだ。サマンサ自身も自己鍛錬を欠かさないので、肉体も締まっている。どこから見ても、美少女である。


「流石、サマンサだな。鍛えているって言っただけはある。綺麗な体つきだし、水着もとても似合ってる」

「あ、ありがとうございます!!」


……しかし、この場でもドリルとか、どうなってるんだ、あの髪。サーサリに聞いてみるか……。


「あ、お嬢様の髪はいつも私が整えておりますので」

「うおっ」


後ろからいきなり、サーサリが出てきた。

彼女も水着で、メイドとは同じものをたしなむのか、ワンピースタイプのこっちは白だ。サーサリは胸が少し小さいが、それは全く気にならないぐらいの美女だ。しかし、キルエと同じように仕えるオーラが出ていて、普通の人は近寄らないと思う。


「ん? 駄目ですよ? いえ、ご命令とあらば、股は開きますが」

「いや、そんなこと言わねーから」

「流石、ユキ様。と、私はいいのでキルエ先輩を大事にしてください。私が子供たちのお世話は受けますので」


うん。キルエみたいにお固くはないが、ちゃんと周りを見ている。

まったくありがたい限りだ。


「ありがとう。でも、サーサリも自分の時間は大事にしろよ?」

「……はい。ありがとうございます。一瞬押し倒されてもいいかなーと思いましたが、やっぱり完璧すぎはいけませんね。しっかり調……いえ、育てがいのある人を見つけますよ」


……調教って言おうとしたよな? 未来のサーサリの旦那に幸あれ。


「ん。ユキ私は?」


で、一番問題はこのクリーナだったりする。


「……その水着を選んだ理由は?」

「エリス師匠を見習った。女の色気をだして、泳げて、ユキを誘惑するのにふさわしいと思った」


そう、クリーナの水着はV型の白である。

ペッタンコなので、胸で水着をピンと張ることができないので、横から普通に胸が見えている。

……いや、似合っているかと言われれば似合っている。

赤い髪に、白い肌。そして幼い体つきで必死にその水着を着ている感じは、色々な意味で色香がある。

だが、なんか違くね? って感じがするのは気のせいではないだろう。

とりあえず、エリスがあれこれ妹みたいに教え込んでいるので、後で釘を刺しておこう。


「十分に綺麗だと思う」

「ん。それは嬉しい。夜も着る。今度こそ、私がユキを気絶させる」


……一応、クリーナとは夜は致しているが、未だにクリーナが先に寝入ってしまう。

エリスを目標といっているので、俺が気絶してもやるつもりらしい。


「まあ、それはその時になってからだ。まずは海で遊ぶぞ」

「ん。わかった。海は初めて楽しみ」

「はい。私も幼いときに見ただけですから、楽しみです」


そう言って2人の手を取って、準備運動をして、海で遊ぶみんなに混ざっていく。



さあ、全力で遊び倒そう!!



聖剣使い? 各国との交渉? 魔力集積用の魔法陣?

そんなことは、後でいい。

今年の夏は一度きりしかないのだから。



一日二日程度でかわるわけもない!!

いや、万が一に備えてはいるけどな。


いかがだってでしょうか?


なお、女湯覗き回とは違った水着になっております。

全員このあと全力であそびます。

それを書くかは、まあ気分しだいですね。


そこはいいとして、皆、海いったか?

俺は今年は言ってない。

大体海釣りはいくんだけどねー。

のんびり、大海に糸を垂らすのがええねん。



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