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必勝ダンジョン運営方法 相手に合わせる理由がない  作者: 雪だるま
新大陸 学府編

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316/2364

第262掘:前略ではなく、全略。 全カット

タイトルに嘘はありません。

事実です。

前略ではなく、全略。 全カット




side:ユキ




とりあえず、俺は何を言えばいいのだろうか?

いやまて、落ち着くんだ。

起こった出来事を、順番に考えていこう。

俺はセラリア、嫁さんたちと約束したとおりに、サマンサへ告白、もといプロポーズをしたんだ。

どんなプロポーズだったかは記憶から消去しているので存在しない。

その結果……。


「さあ、ユキ様!! 奥様方!! 我がローデイへご案内いたしますわ!!」


え、なんでいきなりローデイに行く話になってるの?

わけがわからないよ?

俺の告白に対する返事聞いてないよね?

すっ飛ばしてるよね?


「あ、あの……サマンサお嬢さん?」

「そのような他人行儀な呼び方はしないで、サマンサとお呼び捨てください!!」

「あ、はい。ところでサマンサ、俺って告白したよね?」


とりあえず、事実確認を本人にしよう。

俺が告白をしたくなくて、既に終わったと脳が判断している可能性もある。


「はい!! あの愛に満ちた言葉、私は生涯わすれません!!」

「……うん。わかった。俺が告白したのはわかった。で、返事は貰ってないよな?」


そう、なんでいきなりローデイに行く羽目になってるんだ?

手順がぶっ飛んでるぞ?


「お嬢様、嬉しいのはわかりますが。ユキ様の言う通り、まだお返事をしていないのに、ローデイに向かうのは急すぎます」


横から従者のフォローで俺の間違いではないと証明されたわけか。

ふう、大丈夫。俺はまだ正気だ。


「ああ、失礼いたしました。余りにも嬉しかったもので」

「……えーと、一応、返事を聞かせてもらっていいかな?」

「はい。喜んでお受けいたしますわ!! さ、この出来事をお父様に伝えなくては!!」

「……ソダネ」


うん。予定通りに進んでいるはずなのに、なんでこんなに心が晴れないのだろうか?

というか、なんでこんなあっさり受け入れられるのだろうか?

俺はなんでサマンサにここまで好意をもたれているのか?

俺は、どっかの主人公でもないのだが……。

そうやって、しばし女性の心の探求へ思考を向けていると、サマンサとエリスの声が耳に入ってくる。


「エリス様、これからよろしくお願いいたしますわ」

「ええ、よろしくお願いしますね。さて、これからローデイへと向かうわけですが、そっちの準備は大丈夫ですか?」

「はい。前日にはお父様には伝書鳩で手紙を出しましたし、ワイバーンで移動する旨も伝えていますので、混乱はないと思いますわ」

「ローデイの混乱はなさそうですね。でも、サマンサは戦闘になったら中央に避難してください。相手は格下とは言え、サマンサには荷が重いですから」

「ええ、分かっております。この身の未熟が不甲斐ないですわ」

「気にしないで、サマンサは必ず訓練で強くなるから。今はサマンサの身とローデイが大事」

「……必ず、必ず、ユキ様の護衛として相応しい力を手に入れて見せますわ」

「無理しないようにね」


そんな心温まる会話が聞こえてくる。

まあ、嫁さんたちの仲が良いのはいいことだ。

しかし、エリスたちはサマンサをクリーナと同じで護衛に置くつもりか……。

後方支援の魔術タイプだからバランスは良くなってるから、俺的には嬉しいが。

ん? ちょっとまて、何かさっきの話おかしくなかったか?

なんで、サマンサが俺の護衛って話になっている?

彼女はまだ、俺と結婚する話だけしか知らないはずだが……。


「ん、サマンサ。これから一緒に頑張る。私も修行中の身」

「ええ、よろしくお願いいたしますわ。でも、私が先にユキ様の横に立って見せますわ」

「受けて立つ。私も負けない」


……クリーナとサマンサの会話で察しがついた。

これ、仕組まれてね?


「なあ、エリスさんや」

「何でしょうか、ユキさん」

「……サマンサの件、仕組んでただろ?」


俺がそう聞くと、エリスは一瞬驚いた顔になるが、その後いい笑顔になって……。


「勿論。ユキさんの告白、見ていて濡れましたよ」

「きゃぁぁぁぁーーー!!」


俺は叫んだ、女の子みたいに叫んだ!!

何その公開処刑!?


「ううっ……。もう、お婿にいけない……」


まさか、このネタを自分がやる羽目になるとは……。


「大丈夫ですよ。ユキさんは既に私たちと結婚してますし、お婿に来てくれるなら一生大事にしますよ? 養ってあげますよ? 首輪いります?」

「いらないからな。怖いからな」


エリスの目がマジだ。

なんで、俺なんか飼っても仕方ないじゃん!?


「ああ、ユキ様に首輪なんてっ……!? ……いいかも?」

「ん、ユキに首輪。……案外いいかも?」


だめだ、新入りの2人まで変な想像してやがる。

くそ。そうだ、護衛の2人なら俺に首輪なんてつけようとは思わない筈だ。


「リーア、ジェシカ、何か言ってくれ。俺に首輪とかいってるぞ!!」

「え、よくないですか?」

「ええ。いつも勝手に出て行きますし」


ちくしょう。味方がいないよ。

そりゃ、思い付きで飛び出すことはあるけど、普通に追いつけるからいいじゃん。

これは話の方向を変えるしかないか……。


「はぁ、首輪はやめてくれ。で、サマンサに話を通しているとなると、殆どの準備は整っているんだろう?」

「はい。勿論ですよ」

「そうか。なら、あとは出るだけか。ポープリの方はどうだ?」

「今、アマンダを呼び出していますね。エオイドも修行の一環でついてくるみたいですよ」

「……アマンダはともかく、エオイドはなー。邪魔じゃね?」

「いえ、エオイドは親書を渡す役ですよ。アマンダはワイバーンから離れるわけにはいけませんし」

「ああ、そっか。アスリンみたいに、庭で飼ってる動物?じゃないしな」


掛け声一つで、100匹近く空っていうか、ダンジョン飛ぶしな、アスリン直属の飛龍軍団。

天井低いから、低高度戦闘も、陸戦もいける。

あの光景は普通じゃないよな。飛龍どもは銃火器すら使うしな……。

下手すると、戦闘ヘリより使いやすいんだよな。

と、そこはいい。

とりあえず、エオイドは必要と言う事か。

俺は、サマンサの親父さんとガチ勝負しないといけないしな……。

ま、建前上、俺も嫁さんも傭兵団としていくわけであって、学府の親書を預けるに値しないもんな。


「こっちの大陸じゃ、騒ぎの元か」

「はい。ユキさんとエオイドが公爵と話をしている間は、私たちはアマンダとワイバーン、ワイちゃんの護衛ですね」

「なるほどな。どう考えても騒動の元だもんな。いくら前もって連絡してるとはいえ。で、ニーナの話は聞いてただろう? 道中で仕掛けてくるつもりだ。それと行方の知らない2人。そっちの準備は?」


俺が、エリスにそう聞くと、答えは別の方向から返ってきた。


「心配はいらぬ。妾が敵なぞふっ飛ばしてくれるわ」

「はい。国を治めるという意味を知らず、理想を押し付け、果てに人を滅ぼすなどという、馬鹿な選択をした若作りたちに負けはしません」


そう言って両手の拳同士を打ち付けるデリーユと、杖をトンっと置いて佇むルルアがいた。

とりあえずお前等は胸がそれなりにあるから、特にルルアは一番デカいから揺れるんだって。


「索敵警戒の方は霧華たちがやっていますし、動ける範囲でしたら、特に問題は無いはずです」

「……なるほどな。厄介なのは手を出せない他国で動かれるのが問題か」

「はい。位置的に反対のクリーナの祖国が一番危ないですね。あとは亜人の国です。あそこは表向きな国交はありませんので、孤立していますから」

「表向きね。やっぱり裏では普通に国交があるわけか」

「サマンサから聞きましたが、ローデイや隣接するクリーナの祖国とは普通に国交があるようです。公然の秘密と言う奴ですね」

「昔からの流れってことか……そこら辺も詳しく調べないとな。サマンサの親父さんからそこら辺の話も聞かないとな」

「……サマンサがいてよかったでしょう?」

「……まあ、な。で、問題は手を出せない場所で動かれることか」

「そこは、待ち伏せしてる聖剣使いたちを捕まえて、吐かせるべきですね」

「それが最短だな」


そんな感じで、皆と話していると、アマンダとエオイドがこちらにやってくる。

後ろからはワイバーンのワイちゃんを連れて。


「皆さんお待たせしました」

「今回は道中の護衛よろしくおねがいします」


2人はそう言って俺たちに頭を下げる。

ワイちゃんに至っては平伏している、長い首を全部地面につけて、五体投地みたいな感じ?


「ええ、道中の護衛は任せてください。まあ、空の旅ですし、道中は何も問題はないと思いますけど。あるとすれば、公爵の街に行ってからですね」

「……そうなんですよ。エリスさん、助けてください。学長からきっと半端貴族とかから、ワイバーンの横取りを狙う奴がいるって言うんですよ」

「ああ、なるほど。それはありそうですね。大丈夫です、任せてください。その護衛の意味もありますから」

「ありがとうございます!! もう、ワイバーンをテイムしてから、いきなり色々お偉いさんと顔合わせが多いんです。毎回大変で……しかも今回は学府外だし」


アマンダも大変そうだな。

こっちの大陸では初の快挙だし、しばらくはそう言う苦労があるだろう。

いや、この大陸の場合、一生付きまとう問題になりそうだな。

それとなく、エオイドに聞いてみるか。


「なあ、エオイド君。アマンダさんは結構大変な立場になってるんじゃないか?」

「はい、遥か昔にいたとされる竜騎士の再来だとかいわれています」

「……そりゃー大変だな。で、幼馴染としてはどうなんだ?」

「どうとは?」

「当然、そこまでアマンダさんが持ち上げられるんだ、色々な思惑がある。結婚申込みもあるだろうし、一目ぼれする奴も増えるだろう。その時、エオイド君はどうするんだ?」

「……それは、アマンダが望むなら」


……ワンパターンの主人公やな。

今、というか、この大陸で大っぴらに使える移動手段なのだから、知り合いじゃない、他国の息がかかった連中に持っていかれるのは避けたい。

なら、最初から好感度の高いエオイド君とアマンダがくっつけばそれで問題ないわけだ。

と言うわけで、うだうだした恋愛物語は拒否させていただきます。


「エオイド君、アマンダさんは君を好きだと思うぞ」

「……でも、僕より、いい人がいると思います。今の彼女に僕は……」

「釣り合うか、釣り合わないか、それを決めるのはエオイド君じゃないさ。彼女だよ。勝手に決めつけて、勝手に終わらせようとするのはよくないな」

「……」

「ま、今すぐとは言わないさ。でも、時間は多くは無い。彼女を手放したくないと思うなら、想いをぶつけないと始まらないぞ」

「……はい」


悩んでいるならそう言う気持ちはあるのか。

なら、丁度いいイベントがあるから、そこで後押ししてみるか。


「やあ、皆揃っているようだね。アマンダ君、エオイド君、親書を頼むよ。ローデイのヒュージ公爵へ確かに届けてくれ」

「はい。分かりました」

「任せてください」


と気が付けば、ポープリとララが見送りに来ていた。

エオイドとアマンダに念入りに声をかけている。

……一番この中で部外者だしな。表向きは、一番の責任者なんだが。


「では、ユキ殿。彼らの道中お願いします」

「ええ。任せてください」


そうやってにこやかにあいさつして、すぐに耳元へ近寄る。


「で、そっちの準備はどうなのですか? 待ち伏せがあるとラビリス様から伺いましたが?」

「問題ありません。ちゃんと備えてあります。待ち伏せ全員捕らえて、ポープリさんの前に引きずってきますよ」

「ありがとうございます」

「問題は、行方不明が2名いることです」

「はい、それは伺っています。話によれば別行動をとっているという話ですが」

「ええ。その2名が別の国を襲撃しようとすると、確実に後手に回ります。なので、手の回らない国の情報収集を頼みます」

「……承知しました。しかし、ダンジョンマスターであるラビリス様が自ら赴くのはよろしいのでしょうか?」


ポープリは心配そうに、アスリン達と喋るラビリスを見つめながら言う。

ああ、そう言えば、この新大陸ではドッペルゲンガーってのがいないもんな。昔はいたかしらないが。


「それは大丈夫ですよ。あのラビリスの体はドッペルゲンガーという魔物で、本体は安全な場所にいます」

「ど、ドッペルゲンガーってそんな使い方できたんですか!?」


使い方を知らなかったか。

まあ、この文明レベルだと、情報の重要度はそこまで重視されないからな。

前任者はドッペルゲンガーを身代わり、影武者にしようとは思わなかったんだろう。


「出来るみたいですね。というか、俺たちはその使い方が本来の使い方と思っていましたが。敵を混乱させられるのは精々最初の数回がいいところでしょう? それなら、偵察役で、組み込んだ方がいい。意識を移すとか、動作は、使い魔と同じようなものですね」

「な、なるほど。確かに」


ポープリは感心したように何度も頷く。

そう言えば、エオイド君に渡した親書の内容はどんなものだろうか?

聞いておいて、その親書に関する話に対しての対応も必要だろう。


「と、ヒュージ公爵への親書にはなんと書いてあるんですか?」

「ああ、それは今回の聖剣使いの件を薄っすら伝えることですね。魔物が活発になっていると書いています。あとはユキ殿とサマンサの婚約が上手くいくように私からの説明ですね。ジルバ、エナーリアの話もありますから、私の推薦もあれば、ヒュージ公爵も嫌とは言わないでしょう」

「ヒュージ公爵本人の性格とかは?」

「そうですね。昔の教え子でして、魔術の腕はローデイでも指折りでしょう。ですが傲慢ではなく勉学にも力を入れていました。今のサマンサの男版ですね。悪い人ではないと思います」

「あとは、俺しだいですか」

「はい。でも、大丈夫だと思いますが」

「だといいですね」


娘をくれって言ってすんなり済むイベントって聞いたことないよ。

はぁー、マジで聖剣使いよりも、サマンサの親父さんと話すほうがつらいわ……。

そんな事を考えつつ、エリスやポープリと対策の話をしてから、俺たちは予定通りに学府から旅立った。



「アスリン。どれぐらいでつきそうかわかるか?」

「うーんとね。ワイちゃんは5時間ぐらいだって言ってたよ」


俺たちはワイちゃんが首から下げている籠の中でのんびりそんな事を話している。

あ、因みに、一応主であるアマンダは首に跨って騎手をやっている。

オマケにエオイドが後ろについている。

まあ、ラッキースケベを発動して、空中に放り出させるようなことはないだろう。


「で、ユキは待ち伏せの聖剣使いたちを、どう料理するつもりなのかしら?」


そして、ラビリスが全員が気になっているであろう、待ち伏せの話をしてくる。

無論、その話で一気に静かになって視線が集まる。


「待ち伏せの場所は詳しく分かってはおらんのじゃろう? なら、普通に相手から仕掛けてくるのを待つしかないのではないか?」

「そうですね。旦那様の作戦はそんな感じですし、無理に探せる範囲でもないですから」

「遭遇して叩き潰すしかなかろう」


デリーユとルルアが俺の当初の予定を話してくれる。

ニーナの視界からある程度は場所は探れるけど、こっちはワイバーンに乗っての移動だし、これは相手に読まれている。

まあ、それを逆に突いておびき出すつもりなのだが……。


「そう言えば、兄様。別働隊って言って、アスリンたちの魔物に何か言ってたのです」

「そういえば、そう言ってましたね。ユキさん別働隊ってどういうことですか?」


フィーリアとシェーラは思い出したのか、別働隊の件を口にする。

そう、別働隊。

ニーナの視界で移動距離や場所の特定は出来そうだったので、俺たちではない、別働隊を動かすことにしたのだ。

……クロちゃんたちをだ。


「上手くいけば、こっちが手を出すことなく片付けられると思ったんだよ。クロちゃんたちは魔物だし、森の中とか得意だろ?」

「「「ああー」」」


サマンサ以外は全員が納得する。


「え? えーっと、クロちゃんとは?」

「ああ、サマンサはアスリンがテイマーなのは知っているよな?」

「あ、はい。アスリン様は優秀なテイマーだとアマンダから聞き及んでいます」

「まあ、優秀なのは間違っていないな。で、この前サマンサたちがワイバーンと出会った時、でかいブラックウルフがいただろう?」

「はい。あれ程の魔物が森にいるとは……。ってもしかして!?」

「そう。あれの名前はクロちゃんって言って、アスリンのペット。あの時はこのワイバーンから皆を守るために出てきたわけだ。トーリたちが本気を出すと面倒だったからな」

「……な、なるほど。その、クロちゃんが先行して行っているのですね」

「そうそう。こっちが不意打ちされてもびくともしないけど、先手打たれるのは嫌だし、陸から別働隊を用意していたってわけ」


相手さんたちは空からくると思っているし、いい不意打ちになるだろう。

隙を衝くのは当然だよな。


「捕縛用の道具や、魔力封じ道具も渡しているから、見つけて戦闘になったとしても、魔力拡散は最小限だろう。ま、見つけたらだけどな。俺たちが油断していいことじゃない。クリーナ、サマンサは絶対に俺や、リーア、ジェシカの側から離れるなよ」

「ん、わかった」

「はい」

「戦闘になったら、俺たちはクリーナ、サマンサを守る。反撃はデリーユ、ルルアが主体で頼む」

「うむ。任せておけ」

「後方支援は任せてください」


そんな風に、確認を取るように、皆に声をかけて行こうと思ったんだが……。


「あっ」


アスリンがそんな声を上げ、皆の視線が集まる。


「どうしたアスリン? クロちゃんたちから連絡があったか?」


クロちゃんたちはアスリン直下なので、連絡はアスリン経由になる。


「うん。えーとね。聖剣使いのお姉ちゃんたち、5人だっけ? いたのは全員捕まえたって」

「「「……」」」


ああ、クロちゃんイヌ系だったな。

臭いを辿れば当然見つけられる。

そして、レベルは圧倒的に上、その上得意とする森の中での戦闘。

……まあ、普通に考えれば捕まえられるだろうが、どうも違うよな。


「どうする。お兄ちゃん?」

「あ、ああ。とりあえず、ヒュージ公爵の街の近くの森で待機してって言ってくれ。そこでワイバーンから降りるから」

「そうですね。ワイバーンが街まで行ったらいくら連絡していても大騒ぎですから、近郊で降下してくれって言われていますし、サマンサ、近場に森とかありますか?」

「はい。近場に丁度いい森があります。そちらの方で待機してもらいましょう」


エリスがサマンサから近郊の森の場所を聞き出して、アスリンがその場所へ魔物たちを誘導する。


「……ふう。しかし、あっけないのう。クロちゃんたちがよくやってくれたのはわかるが、少し拍子抜けじゃ」

「そうですね。でも、クロちゃんたちはあの巨体でよく見つかりませんでしたね?」

「ん? 大丈夫だよルルアお姉ちゃん。前に学府でおっきくなって迷惑かけたから、大きくなっちゃダメ!! って叱ったから、小さいままだよ」


アスリンの言葉でラビリス、フィーリア、シェーラ以外の目が点になる。

つまりなんだ、聖剣使いたちは子犬モードのクロちゃんたちに全滅させられたのか。

ゴブリンABCが現れて楽勝と思ったら、一撃で全滅しましたって話か……。

ああ、小さくなったからって、性能落ちるわけじゃないしな。体積的に重量技は効果はさがるが、スピードは上がるよな。

あれか? 狼牙◯風拳的な感じ? いや、でも負け技だしなあれ。ん、最初の方は決まってたよな?

ま、いいか。とりあえずのんびり空の旅が出来そうで何よりだよ。



「今日も天気がいいな」

「はい。空の上がここまで素晴らしい景色とは思いませんでしたわ」

「ん、私もびっくり」


新人2人に喜んでもらえて何よりだ。

あー、少し寝るか?




全略


ね、かんたんでしょう?

あ、結果報告はちゃんとありますよ?

あと、すまんが水着ネタをやりたいので、どっかで落とし穴入れるわ。


ではでは、次回「娘さんをください!!」にこうご期待!!



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― 新着の感想 ―
[気になる点] 真面目な話、平均的なアレな異能、弾マスの能力、超高レベル、瞬間離脱、ドッペルゲンガー、同じ超高レベルの護衛妻のドッペルゲンガーたち、あと色々…もうここまでチートだというのに、そして実際…
[気になる点] この場合、狼牙○風拳とか人型の技じゃなく 抜刀牙系の犬狼型の技が使用されてると思う 因みに私は、乱·蛇龍身抜刀牙が好き(聞いてない)
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