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お星サマ

作者: ケリッド

 初めて君に会ったとき、覚えてるかな。


 君は男子から可愛い可愛いと騒がれていたね。


 僕も初めて君を見たとき、可愛いと思ったよ。


 でも僕は目立つ方じゃなかったし、目立ちたくもなかった。


 君はそのときは、僕の存在に気づいてなかっだだろうね。



 初めて話したのは文化祭の実行委員で一緒になったときだったね。


 出会って半年後のことだよ?


 きっと覚えてないよね。



 それからどんどん仲良くなっていったね。


 僕は仲良くなりすぎて好きになるくらいだったよ。


 気づいてた?


 気づかないよね。


 だって僕は君に好きって伝えることができなかったから。


 でもびっくりしたよ。


 君が僕に『好き』って言ってきたことが。


 その日の夜、寝れないくらい嬉しかった。



 それからたくさん2人だけの時間を過ごしたね。


 僕はすごく幸せだったよ?


 手を繋いで歩いているだけで。


 公園で話しているだけで。


 初めてキスしただけで。


 君がそばにいてくれるだけで。


 僕はすごく幸せだった。



 でも、もうそんなこともできないね。


 君はいつか言った

『あたしが死んだらどうする?』って言葉。


 ごめんね。


 あのときは君に対してすごく怒っちゃって。


 でもホントにイヤだったんだ。


 言葉だけでも


 冗談だけでも


 君がいない世界なんて想像もしたくなかったから。


 でも今はそんな世界だよ。


 君は星になったよ。


 だから僕は寂しくなったとき


 キラキラ輝いている星を見るようにしてる。



 姿形がなくなっても君はずっと僕の心の中にいるような気がするよ。


 目を閉じる度に、君が笑顔でキラキラ輝いているもん。


 君は僕と言う夜空に星としているよ。


 僕にはわかる。



『私はいつもあなたのそばにいるよ』



 ほら、やっぱりいた。

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― 新着の感想 ―
[一言] 素敵な話ですが、ありふれていますよね。といいつつの四つ星です。
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