【1話】 願い事を叶えて。
会いたいときに会いたいと願った。
少し遅れてその願いを叶えてくれたのは、
七夕の神様でも、クリスマスの赤いおじさんでもなくて
私の世界を180度変えた、一人の女の子だった。
中学卒業後、なんとか公立高校に入学。
春から通う荻野丘高校は自分の家から通うには遠いので、親から『一人暮らし』も認めてもらった。
一通りのものは揃えて、しばらくは大丈夫そうなのでバイトでも探して、少し早い親離れに早く慣れようと、思っていた。
しかし、引っ越しが終わって初めての夜だった。
もうしばらく顔は見てなかった
中学生のとき、ずっと不登校だった彼女が私の家にやってきたのだ。
「・・・何、どうしたの」
心は動揺していたのに、言葉はあっさりとでてきた。
「久しぶり佳乃。しばらく泊めてほしくて」
え・・? と疑問が口から出る前に、彼女―佐々木 幸―は「おじゃまします」と、家に上り込んでいた。
「さすが引っ越してきたばっかだときれいというか、なにもないねー」
どこから聞いたのだろうか。中学の友達・・?
中学の頃不登校だった幸に、連絡を、しかも私が引っ越したということを伝える人なんているだろうか・・?
学校にいたころ友達がいなかったわけじゃないけど、不登校になってから彼女は誰からの連絡も拒否し続けていた。
だから余計に、今日私のところに来たのは驚いたし
何より彼女は、幸は、
――私の初恋の人だった。
実は百合物を一回も見たことがないです・・^p^
2次創作のイラストものなら何度か目にしてはいたのですが、
オリジナルの小説の百合は見たことがないので、どうしたらいいのかわからず・・((何故書いた
すごくgdgdに始まったのですが、物語って漫画しか描いたことないのだよな・・
いろんな意味で処女作です
感想とか指摘とかいただけるとありがたいです!