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いよいよ試験、結果は・・・

試験ですが、これも短めにまとめました


少しすると女の先生がやって来た


「最後、101番、ついて来い」


そう言われて、刀也は立ち上がる


「自己紹介ができていなかったな、お前には。私は斉賀さいが 日夢ひゆめだ。もう一人の先生は、佐伯さえき りゅう先生だ。分かったか」


「わかりました、よろしくお願いします。斉賀先生」


そう言って、黒いテントの中に入る


その中は意外なほど、明るく広かった


たぶん、このテントも魔法で作られたものだろう


「じゃあ早速だけど試験を始めるよ。まずは、今、君の居る所から僕の所まで魔法を使わないで君の最速のスピードで移動してみてくれるかな」


と佐伯先生


どうやらこれがスピードの試験のようだ


「はいっ」


そう言って、刀也は飛躍した


一瞬だった、先生までの距離は約300メートル


刀也はその距離を一瞬で移動した


「・・・・・・・・・・」


静寂の時が訪れる


「あの~佐伯先生?」


どうしたらいいのか迷っていた刀也は先生に呼びかける


「ん、ああすまない、次の試験に移ろう。次は、僕の言った魔法を実演して欲しい」


これも風間さんに説明してもらった通りだった


これが技術のテスト


「まずは、火魔法『フレア』だ」


そう言われ刀也は『フレア』を出す


「次は・・・」


そのようにして、魔法のお題を出し、それを実演するというのが続く


30個程やった所で、技術の試験は終了した


幾つかできない魔法もあったが、7割は出来た


「では、最後に私と戦闘を行う、君は剣士だよね?」


「はい」


そして、いよいよ最後の試験、戦闘だ


(風間さんの話によると一番点が大きいんだよな・・・)


そのため、減点されている刀也にとっては絶対に失敗できないテストだった


「君の全力を持って僕にかかってきて欲しい、僕を殺すつもりで・・・」


「わかりました」


短めの会話をして辺りはまた静寂に包まれる


どうやら、試験はもう開始しているようだ


刀也は空間魔法『シフト』を起動し1m半ほどの剣を取り出す


「いきます」


その掛け声と共に刀也は地面を蹴る


一瞬で先生との距離を詰め、剣を振る


しかし、先生は・・・動かない


(このままじゃ本当に斬ってしまう)


刀也はそう思ったが


剣を振りぬく速度は緩めなかった


ザシュ


そんな鈍い音と共に佐伯先生の体が2つに分かれる


しかし、血は出てこない


なぜなら、それは人形どーるだったからだ


「よし、良いだろう」


振り返るとそこには斉賀先生が立っていた


「今のは、判断力のテストだ」


「ふぅ、良かった~無害な人を斬っちゃったと思いましたよ」


そう言って刀也は安心する


「戦闘テストは今から行う、武器・魔法を自由に使っていいぞ。相手は私の人形、今度は攻撃するから真剣に取り組め」


「はい」


「では、始め」


先生が始まりの合図を出すと、2つに斬った人形が再生し動き始める


(一気に決める)


刀也は、さっきと同じように飛躍し人形に斬りかかるが


人形はギリギリでかわしてきた


さらに、刀也は体を半回転させ、剣を振る


これは、人形の肩をかすったが致命傷には至らない


さらに、大きく人形が横に跳んだことによりわずかな距離が開く


人形は、体勢を立て直すと同時に一瞬で魔力を溜め『フレア』を撃ちだす


それも、1発じゃなく何十発も連続で撃ち出してきた


(『フレア』は低級魔法だけど、連続であんなにだせる奴なんて見たことない!!でも・・・)


刀也はその瞬間、真上へ跳び剣を人形に向かって投げた


その剣は、見事人形に当たり人形は倒れたが


刀也の着地地点には、まだ20の『フレア』が飛んでいる


(マズイ、やりすぎた!!)


そう斉賀 日夢は思った


しかし、刀也は空間魔法『シフト』を20の『フレア』の上に展開し剣を突き刺す


『フレア』は、剣によって全て消えていた


(ふぅ危なかった、あの『フレア』の数は予想外だった)


そう安堵の息を漏らしていると


「大丈夫!?」


斉賀先生が駆け寄ってきた


「ええ、まあ何とか」


「そうか、良かった~」


そう先生は言って地面にしゃがみこむ


(厳しい先生かと思ったけど意外と優しい先生だな)


「入学希望者を殺してしまったら、私の給料はガタ下がりだからな」


前言撤回、最悪の先生だった


「それにしても先生、強いですね。もしも先生も戦闘に加わっていたら俺、対応できたかどうか・・・しかも、低級魔法しか使ってないし・・・」


そう。人形を使って戦う者は普通、人形と人形の従者の二人で戦うのだ


人形だけで、しかも低級魔法だけであの実力だとしたらこの人は相当の実力のはずだ


「何言ってんだ、普通あの人形だけでも対応できないんだよっ。それを倒すなんて・・・」


(へ~そうなんだ、じゃあ皆より俺って強いのか?)


「えっ、じゃあ俺合格ですか!?」


「ああ、スピード・判断力・戦闘の成績は満点、技術は7割出来てたし・・・1科目50点で計算してるから、185点。本当ならAクラスだな」


「ぃ、ぃよしゃぁぁぁぁぁぁーーーー」


「おいおい、遅刻での減点があるから、マイナス30点で155点だぞ。分かっているのか?」


「はい、勿論。でも、合格なんですよね!!」


「ああ、Cクラスってとこだな」


(やった、夢にまで見た凛星学園に受かった!!!)


「おい!!聞いているか?次、来る時は10日後の4月1日だ。その時は、荷物を全て持って来い。ここでの生活は寮だからな!!分かったか?分かったなら今日は帰って良いぞ」


「はい、わかりました、これからよろしくお願いします」


そう言い、刀也は学園をあとにした


その日の刀也の足取りは、今までにないくらい軽かったという

お読み頂きありがとうございました

まだ、これはプロローグと考えてください

そのため、内容をわざと短くしています

すみません・・・


ご感想などがありましたら是非下さい

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