第十一話 パーティーもギリギリ!?
いよいよパーティー(大会)です
屋上に着いた俺と先輩は
作戦を立てたりするわけもなく、ただただ空を見つめていた
(先輩と始めて会った時もこんな感じだったなぁ)
静かに空を見上げる俺と先輩
すると突然
「・・・貴方は退屈じゃない?私と居て」
と聞いてきた
「別に、俺は先輩と空を見上げるの好きですよ」
これは本心だ
「・・・そう」
「はい」
それだけ会話をするとまた空を見上げ始める先輩
俺もまた空を見上げる
今日もポカポカ陽気・・・
何だか眠くなってきた
「・・・」
体を揺すられる感覚
「・・・時間」
(時間?)
「・・・刀也?」
ん?
先輩に呼ばれた気が
「・・・刀也、起きて・・・」
「んっ、ん~~~~~~~~」
伸びをしながら起き上がる
「・・・時間、今10時55分」
「えっ、嘘ですよね」
本当だと凄くヤバイ
「・・・本当」
「うわ~~~~~~~~~~」
叫びながら立ち上がる
「先輩、行きましょう!!」
コクと先輩も頷く
(対戦表も見ないと・・・)
そう思い1階へ向かおうとしたが
「・・・第4グラウンド、第1試合」
「俺達の試合会場ですか?」
「・・・(コク)さっき見てきた」
との事
先輩、本当にありがとう・・・
「・・・ここから飛び降りればすぐ着く、いける?」
「はい、これくらい余裕です」
そう言って飛び降りる俺と先輩
「・・・こっち」
先導してくれる先輩に着いて行く
少しするとグラウンドに着いた
周りには物凄い数の人だ
俺と先輩が到着すると辺りは騒々しくなる
(ん?どうしたんだ?)
少し気になったが
(まあいいか)
グラウンドの中央に着いた
「ギリギリだな、まあ良い。ただ今より第一試合を始める」
そう審判が宣言
「出場者はこのリングを持って試合をする。このリングは相手から一定のダメージを受けそうになると自動でガードしてくれる。まあ要するに死なないように出来てるという事だ。それが発動された時、負けとなる」
そう言ってリングが渡される
凄いリングだな・・・
そんな事を思っていた時
「・・・刀也、一気に決めるから手出ししなくても良い」
と先輩が小声で囁いてきた
「いえ、俺もやりますよ」
先輩だけに任せるなんて出来ない
「・・・分かった」
「じゃあ先輩が右、俺が左を」
まあどっちでもいいけど・・・
「・・・(コク)一撃で仕留めなかったら私が加戦する」
「はい」
とは言ったものの一撃でいけるか俺?
まあ頑張るか・・・
(審判の合図で一気に飛躍して斬る)
イメージは出来た!!
「それでは試合開始」
その声と共に全力で飛躍
途中で空間魔法『シフト』を展開
剣を取り出し相手に突き刺す
キィィィン
剣が何かに弾かれた!?
慌てて後ろに跳ぶ
「試合終了、勝者 神崎 刀也、リリィ・フィア・アストリア組」
(・・・?)
(えっ・・・終わり?)
お読み頂きありがとうございました~
終わり方微妙でしたかね
まあ次話は想像出来てるので大丈夫です
すぐ更新します(・・・たぶん)
アクセスもう少しで1万いきそうです
本当にありがとうございます!!
まさかそんなに読んでもらえるとは・・・驚きです
本当にありがとう!!!!