『嫁に行きたいばあさまの速記力』
掲載日:2026/04/06
あるところに、大層歳をとったばあさまがあった。仲人をして、仲人料で暮らしている男が、たまたま別の用で、ばあさまのところへ立ち寄り、どこかにいい娘がいないものか、いたら嫁にもらいたいと、さる分限者が探しておられるのだが、と言うと、ばあさまは、その分限者が探しているのは、どんな娘か、と尋ねた。男が、確か、速記ができる女がよいと言っていたはずだ、と答えると、ばあさまは、にわかにプレスマンと原文帳を取り出し、速記ができることを示したという。
教訓:条件が一つであるとき、その条件は十分条件となる。




