表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~  作者: ありぽん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

54/65

第54話 面倒な奴らが暴れた時の正しい対処法とは?

「森で誰か暴れたようだ。人間か他の種族か、それとも魔獣か……」


『えー、また誰か暴れたの?』


『なんで、みんな暴れるんだろうね』


『自分の物は何も壊さないのに、森や林や、みんなが住んでいる場所を壊しまくるんだから』


『それだけじゃないよね。自分が暴れて、自分の物を壊してさ。自業自得なのに、そのことをこっちのせいにするんだよな』


『そうそう、それでさらに暴れるのよね』


『怒りたいのは、僕たちの方なのに。まぁ、最後にはちゃんと怒って、二度と悪いことができないようにするけどさ』


『そう、お仕置きだよな!!』


「あるばーとしゃん、なんのはなち?」


「ああ。時々、理由もなく自然を壊し、自然に生きている生き物たちを攻撃してくる者たちがいるのだ。そのせいで森は2度と元の姿に戻らなくなり、魔獣たちの命が消えたり、住処を奪われて移動を余儀なくされたりする。私たちも対処しているのだが……」


 アルバートさんの話によると、どうも自分たちの楽しみのために、自然破壊や、自然で生きている魔獣たちを、いじめる人たちがいるらしいんだ。それでいつも結構な被害が出るんだって。


 もちろんアルバートさんたちや、被害のあった場所に近い街から、獣騎士さんたちや、人の方の騎士団も、取り締まりに行くよ。だけどそれでも、完全に全員を捕まえることができず、問題になっているみたい。


 それで、あー君たちの言ったことだけど。あー君たちや、自然の中に生きる生き物たちも、ただ黙って、そういう人たちの好き勝手にさせているわけじゃないんだ。


 その場所で力を持っている魔獣たちが力を合わせ、そういうダメな連中に制裁を与えるんだ。時と場所によって、あー君たち妖精たちも、一緒に制裁を与えるんだって。


 ただ、その制裁に関してなんだけど……。どんな制裁? って聞いたら、アルバートさんは答えてくれなくて。でも、一瞬だけ、あのいつも無表情なアルバートさんが、ニヤッと笑ってね。それが何とも言えなくて、私はそれ以上聞かないことにしたよ。


 と、まぁ、こんな感じで、面倒な人たちがいるらしく。今回の爆発は、今度私たちが、ローゼンベルトさんに連れて行ってもらう予定の森で起きたみたで、たぶん総団長さんたちが調査に行くって。


 って、今度行く森!?


「もちかちて、いくのだめになる!?」


『ぴぴぴ!?』


『ふぁ、なんだじょ!?』


『え? どういうこと!?』


『なになに? どうしたの!?』


「めんどなひとたち、もりでばくはちゅおこちてる。じゃあ、しょのひとたちつかまえるまで、あたちたちいけない!? ちゅかまえても、しゅぐにいけないかも!!」


 総団長さん……は行くかわからないけれど。獣騎士の誰が行っても、絶対に犯人は捕まえるだろうから、それに関しては別に心配なんかしていないよ。


 でもね、もしも犯人たちのせいで、森が酷いことになっていたら? というか、さらに酷くなったら?


 だって、今からみんな調査しに行くでしょう? その間、犯人たちは自由ってことで、それで被害が拡大しちゃうかも。森の強い魔獣たちも、最初は様子見で、すぐに攻撃できないかもしれないし。そうなると、森がどれだけ被害を受けるか。


 まずはもちろん、森に住んでいる生き物たちと、森が優先ね。何か被害が起きていて、私たちにできることがあるなら、何でもやってあげたい。


 ただ、何とか森を守る事ができても、そのあと私たちが、森へ遊びに行けるか、っていうのは、また分からないでしょう? もしかしたら当分の間、森に入ったらいけない、なんてことになるかもしれないし。そうなると……。


 私はさ、一応中身は大人だから我慢できるけど。でも、ピィ君もミッケも、あー君たちも、みんなずっと楽しみにしてたんだよ。ピィ君とミッケなんて毎日、森へ遊びに行く、ごっこ遊びをするくらいなんだから。


 そんな楽しみにしているみんなが、森へ行けなくなるのは、ちょっと……。


 私はすぐに、そのことをアルバートさんに話したよ。すると、私の話を聞いたピィ君やミッケ、あー君たちが、一気に大騒ぎし始めた。


『わわわ!! 大変!?』


『僕たちの楽しみを奪うなんて!!』


『そんなこと許せないわ!!』


『俺たち、行くの楽しみにしてるんだぞ!!』


『そうだ!! 今からみんなで、やりに行こうよ!!』


『そうね!! それが良いわ!! ピィ、ミッケも、もちろん行くでしょう!!』


『ぴぴぴぴーっ!!』


『もちろんだじょ!! すぐに捕まえに行って、ビシバシなんだじょ!!』


『みんな、行くよ!!』


『『『おーっ!!』』』


「お前たち、落ち着け。おそらくだが、お前たちが行かなくとも大丈夫だろう」


『えー、何でそんなこと分かるの!?』


『まだ、誰も森に行ってないんだよ!』


『誰が悪いことしてるか、分かってないじゃん!!』


『早く確かめないと、間に合わなくなっちゃうかもしれないわ!!』


「私も、絶対とは言えない。が、おそらくこれ以上、森が壊されることはないだろう」


『だから、何でそんなことが分かるの!!』


『私たちの、楽しい森なのよ!!』


『ぴぴぴぴ!!』


『そうなんだじょ!! リアとお出かけなんだじょ!! 他の人たち気にしないで、お出かけなんだじょ!!』


「お前たち、私がお前たちに嘘を言った事があるか? ないだろう」


『それはそうだけど』


『でも、楽しみなんだよ!』


「みんな、たのちみ。じゅっと、たのちみにちてた。しょれに、もりもちんぱい。まじゅしゃんと、ほかのいきもの、けがちてるかも」


『ぴぴぴ!!』


『やっぱり、行った方が良いんだじょ!!』


「はぁ、分かった。ヒルドレッドたちよりも、私の方が早く移動できるからな。私が先に行き、森の様子を見てくる。そして犯人がいれば、すぐに捕まえよう」


『じゃあ僕たちも……』


「お前たちはやめておけ。それと、リアたちもだ。皆がまた心配するからな。お前たちは厨房で待っているんだ。サイラスには私が話をする。相手が人間程度ならば、私1人ですぐに押さえ込めるからな」


『まぁ、アルバートならね』


『それじゃあ、アルバートに任せましょうか』


『アルバートが行ってくれるなら良い』


「はぁ、では厨房へ行くぞ」


 こうして、全員で厨房へ向かった私たち。ドタバタと厨房に入った私たちに、サイラスさんは最初、少しだけ驚いていたけれど。アルバートさんがサイラスさんに事情を説明すると、サイラスさんは快く、私たちを迎え入れてくれて。


 そしておやつを食べた後は、あー君たちはうちへ帰ることになって。私たちは、厨房のすみで、何かしながら、待つことになったんだ。


「それでは、私はブランデンに伝えたあと、森へ向かう」


『あっ、待ってアルバート。僕たちも行くよ。リアとピィは、ここで待ってて。すぐに戻ってくるから、おやつの用意してて』


『あー、どうしたの?』


『あれだよあれ』


 あー君がミッケたちに話しをする。


『ああ、なるほど』


『それが良いわね』


『よし、それじゃあ、アルバート行こう!!』


『リア、ピィ、待っててなんだじょ!!』


 そう、ミッケたちは言い残すと、アルバートさんも、まったくなんなんだと言いながら、厨房から出て行っちゃったんだ。


 ただ、ミッケたちは、本当に10分くらいで戻ってきてね。チラッと話しを聞いたら、せいっちの作った入口から、森へ行ってもらったって。


 なるほどと思った私。それから20分くらいして、ヒルドレッドさんたちも、森へ向かって宿舎を発ったんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ