表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本当の居場所  作者: 佐野はる
第2の人生
18/36

18話

『光輝-。会いたかった。』


匠海が嬉しそうに跳びついてきた。


「いつも電話してるじゃん。」


病室に匠海と俺の笑い声が響いた。

何をしている時よりも匠海と沙弥の3人でいれる時が楽しい。

懐かしい3人の時間。

何気ない会話でも楽しかった。


「匠海、ちょっといいかな?」


匠海を連れて病室を出た。

2人で話をしたかった。




「みんな、元気してる?」


『うん。なんだかんだ。』


自動販売機のあるちょっとしたスペース。

長いすに座る。


「沙弥ちゃんの病状は?」


匠海が沙弥のことを聞いてくる。

話そうか迷ったが、話すことにした。

真剣なまなざしで聞いてくれていた。


『幼馴染なんだから、相談してよ。1人で抱え込んでほしくないから。』


「ありがとう。今日も仕事だろ?早く帰りな。みんな待ってるから。」


『うん。また来るから。』


そういうと匠海は俺に背を向け、病院を後にした。


仕事なのに来てくれた匠海に頭が上がらないという思いでいっぱいになった。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ