呟きの加護
僕には大切な妹、天蒔(てんま)がいる。物心ついたころから、僕のそばにはいつも天蒔がいた。何をするにもふたりでひとりだった。
でも、天蒔は突然僕の前から姿を消した。僕は天蒔の帰りを信じて待ち続けた。でも、帰ってこなかった。だから僕は、自分の足で天蒔を迎えに行った。
そして今、僕の隣にはこうして天蒔がいる―
でも、天蒔は突然僕の前から姿を消した。僕は天蒔の帰りを信じて待ち続けた。でも、帰ってこなかった。だから僕は、自分の足で天蒔を迎えに行った。
そして今、僕の隣にはこうして天蒔がいる―
呟きの慈悲
2016/08/11 18:46