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第3話 革命前夜

お気に入り登録ありがとうございます。

 前途多難な道のりになりそうだな……。

 いや、絶対なるよな……。

 家への帰り道、歩を進めながら、これから起こるであろう様々な事態を想像して、鬱になりそうな気分になる俺。

 特に、明日の絶対生徒会vs革命軍の戦いは俺の高校生活がかかっている。

 もし、絶対生徒会が勝った場合は、俺を生徒会副会長に向かえ、そして過酷な労働(雑務)を強いるだろう。

 逆に、革命軍が勝った場合は、俺の生徒会副会長承認が否決され、絶対生徒会も何らかの形で解体されるに違いない。

 どちらに勝って欲しいと言われれば、もちろん革命軍なんだけど……。

 やっぱり何か裏がありそうなんだよな……。

 俺は手を額に置きながら考える。

 大体、革命軍の総帥に任命しておきながら、最終目的を教えないのは不自然でしかない。

 そして何より、あの中村 椿という女の素性がまるで分からない。

 あの見知らない部屋で、その事を聞いたら、「翼くんは知らなくていいことよ」っとか、まるで感情のないロボットみたいに素っ気なく答えたしな。

 やはりこれは慎重に行動しないとか……。

 俺は対中村椿の戦略をインプットした。

 だが、勘違いするなよ……俺は革命軍(中村椿)を疑ってはいるが、別に生徒会を支持とか、支援とか、するつもりは皆無だからな。わかった?

 もう慌てていて何が言いたいのか理解出来ない。


「愛しの我が家に帰宅。ただいま!」


 朝ノ山高校から徒歩で20分ほどの距離にある白く輝いている佐藤家。

 俺が小学二年生の頃に親父が、見栄を張って購入したらしい。

 親父はいつも「一軒家じゃあないとお前達が大きくなった時に、プライベートがバレチまうからな」っと言って、家を買った理由にしている。

 小学二年生の当時の俺は、プライベートが何のものかは理解出来なかったが、今なら理解出来る。

 大人のたしなみ……これ以上は色々ヤバそうなので述べられないが、要するにエッチな本やDVDを見ているということに等しい。

 正確には〇〇〇をしている……って!!止まれ俺の口、お口にチャックしなさい!!

 よし、話はここら辺にしてて……。

 家の真っ白のドアの前に立った俺は、ドアノブに手を掛けた。

 そしてドアを開いた先にいた天使のような少女。

 愛しき妹、佐藤 林檎は笑顔でこちらを見てきた。


「おかえりなさい。お兄ちゃん」


 お兄ちゃんって響き最高!!

 現実の妹なんて要らないとか言う、奴がいるけど俺はそんなこと微塵も思わない。

 だって可愛いし、素直だし、優しい。

 シスコン、ロリコンって呼ばれてもいい。

 認めよう俺はシスコン兼ロリコンであると。


「ただいま。林檎」


 佐藤 林檎。俺の愛しの妹。

 現在は朝ノ山中学校に通う、中学二年生。

 勉強はまぁ、並みの並みぐらい。

 運動も上に同じと普通の女子中学生だが、驚け男子諸君。

 お、俺の妹は美少女である。

 どうだ凄いだろ?

 身長は150㎝と小柄で、愛くるしい。

 髪は茶色のショートカットで、個人的にはロングの方が良いと思います。

 そして、遺伝とは素晴らしいものだと思わせてくれた妹の成長著し一部分。

 それは、胸だ……胸だ……。

 小柄な体についた。まるでスイカのような大きさの胸は本能的に男子の視線を釘付けにする。

 そこは完全に母さんの遺伝子が遺伝しにとしか考えられない。

 再び、ここに認めよう俺は、シスコン兼ロリコン兼マザコン兼おっぱいフェチであると。

 あぁ……もうなんか引き返せない所まで、来た感じがする……感じじゃあないか現実だよね。


「おかさんが、門限破ったからご飯抜きーーって言ったよ」


 お気に入りのクマのぬいぐるみを抱えながら、気軽にいってくれちゃったよ……。

 そう今の俺は門限破りという扱いなのだ。

 そして、課せられる罰はその日の母の気分によって変わる。

 まぁ、今日は飯抜きってことだから、魚を焼くが面倒なのか、それとも何か揚げるのがめんどくさいのどちらかだろう。

 しかたない……今日はコンビニ弁当で済ますか……。


「じゃあ荷物置いてコンビニに行ってくる。何か食べたい物とかあるか?」


「アイス!アイスが食べたい」


「わかった」


 そう言葉を返すと俺は自分の部屋に向かった。

 林檎はニコリと微笑みを浮かべるとリビングに走っていった。


「あち……さすが熱帯夜……」


 部屋のドアを開けた瞬間、俺を包み込む熱気。

 窓が開いていなかったせいか何かもうモヤモヤしている。

 何で窓開けていかなかったんだ俺?

 そう今朝の自分に説教したくなる。

 まぁ、過ぎだ事は、致し方ないか、窓開けよ。

 部屋のベット側にあるドアを開けるとぬるいお湯のような風が部屋に流れてきた。

 そして何かついでに入ってきた黒い物体。

 その名は……いや、名前は危険だ。だから、コードネームは……。


「G!うぎゃゃゃ!!死ぬ虫けらぁぁぁ!!」


 手に取ったほうきをなりふり構わずGに叩きつける俺。

 くそっ!!しぶとい……さすが生物世界最強の生命力……だが、これならどうだ!!

 俺はトイレに行って秘密兵器を取ってきた。

 くらえ!ゴキシュート!

 Gを多いつく、殺戮の霧。

 ふっふっ……どうだ!!まいたか……あれっ!?

 俺が目にしたのは元気に動くGの姿。ついでに飛び始めやがった!!

 どうする?俺にはもう武器がない……。

 額から汗を流して、思考を働かせる。

 しかし、そんな時、Gは開いていた窓から外へと消えていった。

 おぉ、神よ!!ありがとうございます!!


「というわけでコンビニに行くか」






「なっ!!何でアイツがここでアルバイトしてんだよ!?」


 イレブンーイレブン朝ノ山桜台区店に来た、俺は驚きの光景に開いた口が塞がらなくなってしまっていた。

 レジに立ち、接客する1人の店員の姿。

 黒い日本人特徴の髪、そしてその顔は俺を1人の人物に特定させた。

朝ノ山高校で絶対生徒会と呼ばれる組織を動かし、その美しさから学園のマドンナとして降臨する。

 生徒会長 高橋 桜の姿がそこにあった。


「まだこっちには気づいていない……逃げるなら今がチャンスだ」


「お客様、何かお探しですか?」


「えっ!?」


 接客を終えたらしくこちらを向いて声をかけてきやがった。


「お探しでしたら私がご案内しますよ」


 ニコリと営業スマイルを振り撒く桜。


「いや、弁当買いに来ただけなので」


 その桜に無愛想な態度で答える俺は。

 いつでもどこでも他人を演じるそれが俺の桜に対するもうひとつの基本だ。

 しかし、やはり思い通りにはいかないらしく。


「翼くん何か買ってくれない?」


 と話しかけてくる


「はぁ!?何で俺が」


「ここらで男を見せようよ」


「いや、別にいい」


「ここらで私への愛を表現してみようよ」


 その言葉は広い店内にこだました。

 お客さんの視線が一気に俺と桜に集まる。

 こいつバカじゃあねの!?

 心の中で呆れた思いを表現した俺。

 しかし、桜は気にする様子はなく、むしろ楽しんでいるように俺の目には見えた。

 生徒会長として体育館の舞台に立っている桜にとって、今の状況はそれとなにも変わらない。

 お客さんとは観戦者であり、自分を認めてくれる人間。相対して、俺は敵であり、自分を輝かせてくれる道具。都合のいい人間なんだろう。

 人間とは残忍だ。

 平気で人を騙し陥れようとする。

 それがたとえ親しい中であったとして、自分の障害、自分を認めてくれなくなれば切り捨てる。

 しかし、そんな残忍で冷酷な行為をしても誰も攻めたりはしない。

 いつか自分もそうなる日が来ることを心の何処かで思っているから、保険の為に他者を攻めない。

 そんな人間が上層部を支配し、下層部の切り捨てられた人間を支配する。

 この腐った世界という悪魔は滅ばされるべきだ。

 そして、今こうして少しずつ粛清していくしない。


「ふざけるな!」


 今の俺からはこの言葉しか出なかった。


「そんなに怒らないでよ」


「ふざけるな!ふざけるな!ふざけるな!」


「……」


 その後、俺は弁当と妹に頼まれたアイスを買うと店を後にした。

 ドアを出る前に振り返るとそこに先ほどの笑顔や元気の感じられない高橋 桜の姿があった。

 少しは反省しとけよ……バカ。

 そう目で伝えると俺は家に向かった。


 その後、家に帰った俺は。

 

「アイスありがとう!」


 と妹に笑顔で言われた後。


「門限なんで破ったの?」


 と母親から説教を食らった。


 そして今、俺はベットの上に寝ていた。


「明日は忙しい一日になりそうだな」


 しかし、まぁ、楽しみでもあるんだけどな。


「よし、寝るか」


 電気を消して横になる。


 明日は頑張ると心に誓い俺は夜を迎えた。



学校がないので一日更新となっています。


脱字や文章に誤りがありましたら、気軽に教えてくれると助かります。

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