~その9~ 誕生日パーティが始まる
「皆さん。大変お待たせしました。これから、一臣様の誕生日パーティを開催します」
突然、マイクでアナウンスが入った。この声、聞き覚えがるなあ。と思って、大広間の奥を見てみると、マイクスタンドの前に本物のアナウンサーが立っていた。
すごい。あの人確か、2年前くらいにフリーになったアナウンサー。
「緒方一族の一人だよ」
卯月お兄様が教えてくれた。
「え?そうなんだ」
司会の男の人は、さすがアナウンサーだ。上手に進行をしていく。
乾杯の音頭の前に、みんながちゃんとグラスを持っているかを確認している間に、一臣様の誕生日のお祝いの言葉として、緒方電機の社長からのスピーチがあり、そのあと、緒方製鉄の社長のスピーチが続いた。
そして、乾杯の音頭は緒方商事の副社長。
本当に緒方財閥の企業のお偉いさんが、勢ぞろいしているんだな。
うわ。一気に緊張してきた!
でも…。
大広間の奥に、大きめのステージができあがっていて、そこに、グランドピアノも置かれている。そしてピアノの前の椅子に、一臣様は座られていて、その姿を見たら、緊張は一瞬にして溶けていった。
今日は…、タキシードなんだ。黒のタキシードが、めちゃくちゃ似合っている。いつもの一臣様の色気をさらに上回るくらい色っぽい。髪型も、決まっている。
はう…。甘い溜息が思わず私の口から洩れた。
すると、隣からも甘い溜息が聞こえてきて、
「今日の一臣様、素敵ね」
「年齢とともに色気が出てくるわよね」
「大学生の頃は、まだまだ青年って感じだったのに、今は大人の男って感じになったわよね」
と、そんなことを話している。
え?
ちらりと見ると、どう見ても、30代くらいの奥様方。
うわ。こんなマダム達からもモテるんだ。一臣様って。
「素敵ねえ。今日、婚約者が選ばれるんでしょう?」
逆側からも溜息が聞こえてきた。
「どうして緒方財閥の中から選んでくれないのかしら。緒方財閥からは、誰も候補者が選ばれなかったんでしょ?」
「私、ずっと子供の頃から、一臣様にあこがれていたのに」
「私もよ。年々、どんどん素敵になっていく一臣様。とうとう他の女性のものになっちゃうなんて。その前にもっとお近づきになればよかった」
「まあ、お下品ね」
「だって、本気でそう思わない?今日もとってもセクシーで素敵」
「一臣様って、意外と胸板厚いわよね。だから、タキシードやスーツがとても似合う。でもきっと、裸になったらもっとセクシーよね」
ギョギョ!!なんか、すごいこと言い出した。チラッと見てみたら、20代半ばの綺麗なドレスを着ているお嬢様だ。
「あと何年かしたら、もっと精悍さも出て、男らしくなるのかしら」
「抱かれてみたいわ」
ひょえ~~~~!私のほうが顔から火が出た!お嬢様たちの会話とは思えない。
目をハートにして一臣様を見ているその人たちの横から、そっと抜け出し、私は壁際へと移動した。
知らない間に兄や父たちも、壁際に移動していた。大広間の中央はなぜか、奥様やお嬢様たちが並び、一臣様の姿にみんなうっとりとしている。
一臣様って、なんか、一族の中でもすごい人気者?でも、当たり前と言ったら当たり前かな。緒方財閥の総帥でもある、緒方商事の次期社長。それに加えて、あのルックス。そりゃ、うっとりとしちゃうのも頷けるよね。
私は人と人の間から、一臣様の姿を見ていた。やっぱり、素敵…。
ほわわん。これ、昨日と今朝、一臣様に抱かれたから、特に輝いて見えるわけじゃないよね?本当に今日の一臣様は輝いているんだよね。
あう!抱かれたなんて言っちゃった。それに、思い出しちゃうよ。ダメダメ。今思い出したら大変。琴が弾けなくなっちゃう。
必死に昨夜と今朝の出来事は、思い出さないように封印した。
しばらく緒方財閥の企業の社長のスピーチが続き、そのあとリサイタルが始まることになった。司会の人が初めに紹介したのは、汐里さんだ。初めて見た。いつの間に来日していたんだろうな。
鮮やかな真紅のドレスで、チェロを片手に汐里さんはステージに上がった。
そしてマイクに向かって、
「一臣君。26歳のバースディおめでとう。緒方商事の次期社長として、頑張ってね!」
と、お茶目な挨拶をして、チェロを弾きだした。
うわ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!さすが、プロ!!!!!!
大広間にいる人は、みんなうっとりとしているし、ステージ横に椅子を移動して、そこに座って聞いている一臣様も、目を閉じて音に酔いしれているようだ。
汐里さんは、ボブカットでとても美人だ。ちょっと一臣様にも似ているような気がする。私もボブカットだけど、同じような髪型でも、こんなに差があるものなんだなあ。
汐里さんの演奏が終わると、われんばかりの拍手が起こった。このあと演奏するのは、こくだよなあ。
なんて思っていると、そのあとにステージに上がったのは、なんとバイオリンを持った龍二さんだ。そして、なんにも挨拶もせず、いきなりバイオリンを弾きだした。
うわ。なんだか、男っぽい!力強いバイオリンだ。
終わると、拍手の中、さっさと龍二さんはステージを降りた。
司会の人が何も言わないうちに、龍二さんはステージに上がり、勝手に演奏をして勝手に終わらせ、勝手にまたステージから降りてしまったので、司会の人は、
「す、素晴らしい演奏を龍二様、ありがとうございました」
と、どうにかフォローをした。
「次は、緒方商事の社長夫人、一臣様のお母様でいらっしゃる芳子様による演奏です」
司会の人がそう言うと、お母様がステージに上がり、
「一臣。おめでとう。それから、今日お集まりの皆様、一臣のために今日は本当にありがとうございます」
と、簡単に挨拶をして、フルートを吹きだした。
うわあ。上手だ。なんだってみんなこんなに、上手なんだろう。それに、お母様のドレス姿も素敵だ。エメラルドグリーンっていうのかな、あの色。スタイルもいいし、お母様も美人だよなあ。
うっとりとしながら私は聞いていた。
ふと一臣様を見ると、目をつむって聞いていた。あれ、寝てたりしないよね。
そういえば、さっきから、一臣様の声は一回も聞いていないなあ。スピーチとかしてくれるのかなあ。
お母様の演奏が終わると、司会の人は、
「では、これから一臣様の婚約者候補の方々から、一臣様に演奏や舞いのプレゼントをご披露していただきましょう。まずはじめは、日舞歴、20年という長谷敏子様です。長谷敏子様は、○○という200年続いた料亭のお嬢様で…」
と、敏子さんを紹介した。
敏子さんからなんだ。私は確か、亜美ちゃんが6番目ですって言っていたっけ。
そして、ステージに上がった敏子さんは、綺麗な舞いを踊った。
踊り終わると拍手がなり、それがおさまると敏子さんはマイクの前に立ち、一臣様のほうに向かって、
「誕生日おめでとうございます。わたくしの舞いはいかがでしたか?」
と聞いた。
え?終わったら、一臣様に聞かないとならないの?
一臣様は、敏子さんのほうに向かって何か話したが、あまり大きな声ではなかったので、ここまで届かなかった。なんて言ったんだろう。敏子さんは顔を赤らめ、
「ありがとうございます」
と言って、ステージを降りた。
次にステージに上ったのは、知らない人だ。司会の人が紹介をしていたが、政治家の娘さんらしい。紺色の清楚なドレスで、ピアノを弾きだした。
聞いたことがある。司会の人が、モーツアルトって言っていたっけ。どうも、クラシックは苦手だからわからないけれど。でも、やっぱり上手だ。
その人は、
「一臣様、本日はおめでとうございます」
と言うと、皆に向かってお辞儀をしてさっさとステージから降りてしまった。
おや。なんとなくだけど、一臣様に興味があるようにも見えない。なんて思っていたら、
「あの方は、どうやら…」
と隣に立っている人に、いきなり話しかけられた。
突然話しかけられ驚いて横を見ると、いつの間にか隣にお母様がいらしていた。
うっわ。ものすごくびっくりした。なんでここに?!
「あの方は、一臣との婚約を承諾したわけじゃないようですね。親が強引に今日、連れて来たようですよ」
「え?」
「他に心に決めた人でもいるのでしょう」
なるほど。だから、ほとんど一臣様を見ることもなく、逃げるようにステージを降りて行ったのか。
次の人は、航空会社の社長のご令嬢。これまた、鮮やかな真紅のドレス。ああ、でも、惜しい。汐里さんとかぶっちゃったな。そして、演奏はバイオリンだ。さっきの龍二さんのバイオリンを聞いていなかったら、上手だと思えたかもしれないが、汐里さんのチェロや、龍二さんのバイオリンのあとだったから、さほど上手に聞こえてこなかったのも残念だ。
それに、緊張したのか、ところどころ、失敗してしまったようだ。そして、震えながらマイクの前に立つと、
「一臣様、おめでとうございます。わたくしの演奏、失敗してしまい、申し訳ありませんでした」
とお辞儀をして、またさっさとステージを降りて行った。
「あの方は一臣の婚約者候補になる前に、どなたかと婚約したらしいんだけど、親御さんがそれを勝手に解消してしまったらしいわ。だから、本人は一臣との婚約は受けたくないでしょうね」
そうなんだ。
「もしかすると、お屋敷に泊まりに来た方たちは、本人が一臣様との婚約を希望していて、他の方は希望していない方たちですか?」
「ええ。察しがいいわね。次の製薬会社の社長のご令嬢もそう。一臣とどころか、結婚すら嫌がっているようですよ。確か、アメリカに留学している最中で、医者になりたいって言っていましたね」
うわ~~。製薬会社のご令嬢だけど、医者?すごいなあ。
その人は、綺麗な薄紫のドレスを着て、なんと歌を歌いあげた。それもアカペラで。すごい歌唱力だった。そして、
「一臣様、お誕生日おめでとうございます」
と、にっこりと微笑み、それからステージを降りて行った。
でも、作り笑いだった。それが丸わかりだった。
その次のお嬢様は、ホテル王のご令嬢。なんと、真っ白なドレスに身を包み、登場した。まるで、ウエディングドレスだ。
「彼女は一臣に気があるみたいですね」
隣でお母様が耳打ちしてきた。
「え?」
私はちょっと青ざめた。真っ白なドレスを着た人は、スタイルも抜群で、顔も目がぱっちりとした可愛い人だ。そして、先にマイクの前に立ち、
「一臣様。今日はお誕生日おめでとうございます。以前に2度、お会いしたことがありますが、覚えていらっしゃいますか?」
と一臣様に聞いた。
一臣様は首を縦に振った。
「良かった。わたくし、あの時から結婚するなら一臣様と決めていて、今日は思い切って、純白のドレスを着てきました。結婚式では、白無垢を着たいと思います」
どひゃ~~~~~~!何その意気込み。一臣様の顔がここからだとよく見えないけど、引いた?それとも、喜んだ?
「とんでもないお嬢様だと言うのは聞いていますが」
「え?」
お母様の言葉に、私はびっくりしてお母様の顔を見た。
「昨日まで、ロスで遊んでいたそうですよ。ものすごく贅沢な暮らしをしていて、親にマンションを買ってもらい、年柄年中海外旅行も楽しんでいるとか。あの方だけは、絶対に選びたくないですね。選んだら、緒方財閥はつぶされてしまいますよ」
そ、そうなんだ。そりゃ大変だ。
ホテル王のお嬢様は、ピアノを弾いた。だが、はっきり言って下手だった。弾いたのは「いつか王子様が」。これ、一臣様のことを思って選んだのかな。私もこの歌は好きだけど、それをここで弾く勇気はない。だから、ある意味このお嬢様はすごいかもしれない。
演奏が終わると、拍手がやみ終わるまでステージ中央でにこにこしながら待ち、鳴りやむとまたマイクの前に立った。
「一臣様。私の王子様は一臣様です」
そう言ってにっこりと微笑み、ホテル王のお嬢様はステージを降りて行った。
うわ~~~~~!
一臣様の横顔を見えた。すると、眉間にしわがよっているのがわかった。あ、怒っているんだか、げんなりしているんだか…。とにかくあの顔は不機嫌な時の顔だ。
「ああいうタイプはさすがに一臣も駄目よねえ」
お母様が私の横でそう呟いた。お母様からも一臣様の眉間のしわ、見えたんだな。
そのあと、司会の人は突然、
「ここで、一回休憩にいたします。皆様、のどを潤し、テーブルにはまた新たなお料理が運ばれてきますので、しばしお料理をご堪能ください」
と、そう言った。
「次は弥生さんからね。頑張ってね。わたくしも一臣の隣に行って、聞いていますからね」
お母様は優しくそう言うと、その場を去って行った。
つ、次だった。忘れてた。
ステージの上には、赤い絨毯が敷かれた。あ、私のために敷いてくれたんだ。そして、私の琴をそこに運んで準備をしている。
ドキン。ドキン。緊張してきた。
すると、私の緊張がわかったのか、そこに国分寺さんが水の入ったグラスが乗っているトレイを持って現れた。
「お水です、弥生様。のどを潤して落ち着いてください」
「はい。ありがとうございます。あ、緊張しているの、わかりましたか?」
「いえ。一臣様が、弥生様に水を持って行けとおっしゃっられたので」
わかってるの?見えてるの?まさか。
「多分、今頃緊張で喉がカラカラだろうと…。それから伝言もあります」
「え?か、一臣様から?」
「はい。失敗しても大丈夫だから、リラックスして弾け…ということです」
「あ、ありがとうございます」
私は水を飲んで、そのグラスをまたトレイに乗せた。
「大丈夫です。みんな、弥生様の味方です。応援していますよ」
国分寺さんがそう小声で囁くと、すっと大広間から出て行った。
ううん。出て行っていなかった。国分寺さんの背中を目で追っていると、広間からロビーに向かう廊下のあたりで立ち止まった。そこには、国分寺さんのほかに、日野さんも、等々力さんも、コック長までもが立っていた。あそこから私の演奏を見守っていてくれるんだ。
「弥生様、そろそろステージの方へ」
そう喜多見さんに声を掛けられ、私はステージの横へと移動した。後ろから、
「弥生、見守っているぞ。頑張れ」
という、父と兄たちのエールが聞こえてきた。
私は振り返り、兄たちに笑顔を見せた。いつの間にか、兄たちは私のそばに来ていてくれたんだなあ。
ステージ横には、亜美ちゃんとともちゃんがいた。
「弥生様、ファイトです」
「ここで、見守っていますね」
そう2人は言って、ガッツポーズをしてくれた。私もそれに答えて、ガッツポーズをした。
司会の人がマイクの前に立ち、
「ご歓談中ですが、次の方の演奏が始まりますので、こちらに注目していただけるとありがたいです」
と、恐縮そうに言ってから、私の紹介を始めた。
「次は、上条グループのご令嬢、上条弥生様の琴の演奏です。上条グループはすでに皆様もご存じだと思いますが、先日、緒方商事と提携を結び、今後関西やアメリカに進出を共にしていく大企業であります。上条グループの歴史は…」
司会の人は私ではなく、上条グループの説明をし始めた。それも長々と。
それからようやく、
「弥生様は、琴の演奏以外にも、お習字、着付け、日舞など、とても素晴らしいご趣味をお持ちです。大変つつしまやかで、そしておしとやかで」
と、嘘八白の紹介をし始めた。
や、やばい。これ、私のプロフィールを見て言ってるのかな。
一臣様をちらっと見た。怒っているかと思いきや、なぜか隣のお母様と談笑している。
聞いてた?人の紹介を。まさか、スルーしていない?どうせ、弥生だからいいやって…。いいけどさ。どうせ、嘘八白並べたプロフィールだし。
あ、もしや、お母様と一緒に、弥生のどこがつつしまやかでおしとやかなんだって、笑っていたりして。
「演奏していただくのは『六段の調べ』です。どうぞ」
そう言われて、私はステージ中央に行き、お辞儀をして、琴の後ろに回り込み座った。
それから、爪を付けたりして、準備をして、あ、一臣様に一言言うのを忘れたと気が付いた。
い、いいか。演奏が終わってからで。
あ、いきなり緊張してきた。心臓がバクバクだ。
「弥生様、ファイト」
小声でステージの脇から、亜美ちゃんとトモちゃんがそう言ったのが聞こえた。
今のエールで私の気持ちは、一気に落ち着いた。
すうっと息を吸い込み、目を閉じた。それから目を開け、ゆっくりと一臣様を見た。すると、一臣様は優しい目で私を見ていて、その隣では、お母様が、さらにその隣には社長までが椅子に座って、優しい目でこっちを見ていた。
私、見守られているんだなあ。
ふっと壁際に目を向けると、そこには私の家族。祖父も祖母も父も、兄たちも葉月も、私のことを見守っていてくれている。
それから、大広間の出口付近では、国分寺さん、コック長、日野さん。あ、それに、等々力さんや樋口さんもいる。
もう一回目を閉じた。みんな、見ていてくれるんだ。
それから、演奏を始めた。練習の期間も短かったから、どうにか弾けるようになったっていう程度だ。上手とは言えないかもしれない。だけど、見守ってくれている皆に感謝の気持ちを込め、一臣様への愛も込めて、私は琴を演奏した。
演奏が終わると、一瞬静まり返り、そのあと拍手喝さいが起こった。
「素敵!琴の音っていいわね」
「この曲知っていたわ。いいわね。情緒があって」
「日本って感じね」
などという声が聞こえてきた。
一臣様もお母様も、そして社長も、うちの家族も、メイドのみんなも、拍手をしてくれた。
よかった。ほっとした。失敗しなかった。
私は立とうとして、足がもつれてよろけてしまった。
「危ない!」
一臣様が、ステージにあがってこようとしたが、その前に亜美ちゃんとトモちゃんがすっ飛んできた。
「大丈夫ですか?」
「はい」
私は2人が支えてくれたので、転がることもなく立ち上がり、それからみんなに向かってぺこりとお辞儀をした。そして、拍手の中、ステージを降りた。
「素晴らしい演奏でした」
亜美ちゃんは目に涙すら浮かべている。嬉しいなあ。
「でも、一臣様への言葉かけは良かったんですか?」
トモちゃんがそう聞いてきた。
「うわ!わ、忘れた!!!」
私は慌てて後ろを振り返ったが、すでに、ステージの琴や絨毯を片づける作業が行われていて、とても引き返しに行くことなどできそうもなかった。
一臣様の顔を見た。すると、まったく違う方向を見ていて、眉間にしわも寄せていた。
ああ。おめでとうございますって言えなかった。それで、へそ曲げたのかなあ。
あとで、思い切り謝りまくろう…。許してくれるかなあ…。