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ビバ!政略結婚  作者: よだ ちかこ
第7章 ついにその時が!
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~その6~ 名演技も台無し

 気になる。京子さんと応接間に行ったんだよね。まさか、京子さんの部屋じゃないよね。

 あ。一回、気になりだしたら止まらないんだ、こういうのって。


 もやもやして、私は自分の部屋から廊下にそっと出た。

 とりあえず、応接間のほうにちょこっと行ってみよう。

 覗き見じゃないよ。ただ、通り過ぎるだけ。なんて自分に言い分けしながら階段を下りた。


 すると、ちょうどダイニングからタイミングよく亜美ちゃんが現れた。

「あ、どうしましたか?弥生様」

 私は黙って亜美ちゃんを手招きした。


「一臣様が京子さんと応接間に…」

 そこまで言うと、

「はい。さきほどお茶を持って行きましたよ」

と亜美ちゃんが明るく言った。


「亜美ちゃんが?それで、あの、2人の雰囲気は」

 ああ。私ったら、何を亜美ちゃんに聞いているんだ。

「特には…。一臣様はなんだか、壁を作っている感じでしたし。いつもと違ってやたらよそよそしい雰囲気で」

「よそよそしい?」


「言葉使いは丁寧なんですけど、こう…、気持ちがこもっていない?ちょっと棒読み?って感じでした」

 そうなんだ。もしや、面倒くさがっているのかな。


「でも、その…」

 何か言い出しにくいのか、亜美ちゃんが言葉を濁した。

「何?気になるから言ってください」

「はい。京子さんのほうは、なんか必死っていう感じで」

「必死?」


「はい。何かを訴えたいようで。でも、わたくしがいると話せなかったみたいで、途中から黙ってしまって」

「そうですか」

 なんか、やっぱり気になる。


「そっと、聞きに行っちゃいましょうか。気になりますよね」

 う。亜美ちゃんに気持ちばれてた。

「いいのかな。知られたら一臣様に怒られそう」

「ちょっとだけですよ」


 そう言って亜美ちゃんは静かに歩き出した。私もそっと後をつけた。

 そして応接間のドアの前で、そうっと、耳を澄ませた。


 し~~ん。あれ?やたらと静かだ。なんで?


 ドキッ。まさか、抱きあっていたり。なんてないよね。やだなあ、私ったら。そんなことあるわけないよ。

「きゃあ、一臣様」

 え?


 京子さんの声?

「どうしましょう。私、どうしたらいいんですか?一臣様!」

 え?え?え?


「大丈夫ですよ。僕に任せておいて」

 え?一臣様の声だよね。

「でも!わたくし、怖いです。い、痛くないですか?」

 怖い?!痛い!?


「ああ。痛くないですよ。そんなに怖がらなくても、すぐに済みます。だからこのまま、じっとしていてください」

 すぐに済む~~~~?!!!じっとする~~~?!!!!

 

 何?何してるの?何、何、何?今の会話。

 隣で一緒に聞いていた亜美ちゃんも顔を青くした。やばい。来なかったら良かったっていう後悔の念が見て取れる。亜美ちゃんが聞いても、とんでもない会話なんだよね?今のって。


「あ、弥生様。そろそろお部屋に戻られたほうが」

 やっぱり。顔面蒼白にして亜美ちゃんが私にそう言った。

 私は、動きたくても足がその場から動かなくなっていた。


「ひゃっ!一臣様!!痛い」

「大丈夫…。力を抜いて。爪がささりますよ」

 痛い?力を抜く?つ、爪がささるって、誰の爪?!!!


 ダメダメダメ!一臣様を信じようよ。そんな、浮気なんかするわけないじゃない。

 でも、相手はあんな綺麗なお嬢様だよ?それに、今の会話、何?京子さん、なんか、変な声を出したよ?!


 いや!絶対にそんな変なことになっているわけがない。と思いつつ、頭の中では一臣様が京子さんに迫っている図が浮かんでくる。


 やめてくれ。そういうの、妄想しないで、私!


「何してるんだ」

 後ろから龍二さんの声がした。びっくりして、亜美ちゃんと二人で振り向いた。

「あ、あの」

「中に誰かいるの?」


 察しがいい。龍二さんはちゃんと声を潜めて聞いてきた。

「一臣様が」

 あ。亜美ちゃん、ばらした。

「もしや、麗子さんと?」


「いいえ」

「京子さん?」

 龍二さんの顔が少し引きつった。

「はい」


 亜美ちゃんは素直に頷いた。

「へえ。まだ、あのお嬢様、一臣のこと諦めてなかったんだ。弥生がせっかく部屋に忍び込んだのにな」

「え?」

 今の話を聞いて、亜美ちゃんが驚いて私を見た。


「立川のクビもつながったっていうのになあ。骨折り損だったな、弥生」

 あ~~~!それも、亜美ちゃんにばらすなんて、ひどいよ。だいたい、私のことも呼び捨てにしているし!

「で?兄貴に食われた?」


 ビックーーー!

 私は平静を保とうとして必死になったが、顔は引きつるし、どんどん顔が熱くなるし、変な汗はかくしで、きっとバレバレ。


「弥生様?わたくしのために、まさか」

 亜美ちゃんが泣きそうになっている。

「違うの。そうじゃなくて」

「ああ。食われちゃったんだ。やっぱ、一臣って鬼畜。相手が誰でもいいんだな」


 何を言ってるの?そんなことあるわけないじゃない。あ、亜美ちゃん、もっとうるうるしてきちゃったし。それに、鬼畜って言うなら、あなたのほうでしょ。


「今頃、この中でも京子さんが食われてるのかな…」

 龍二さんはそう言うと、ものすごく悔しそうな顔をして、突然ドアを開けてしまった。


 うわ~~!隠れる暇がなかった。


「龍二?あ。弥生まで…」 

 ばれた。

 

 でも、あれ?

 一臣様はなぜか窓のところに立っていて、京子さんは、椅子に腰かけたままだよ。

 それも、かなり離れている。今、ドアが開いたから、慌てて離れた…っていうよりは、もともとこの位置にいたっていう感じだし。


「…一臣様。虫は?」

 虫?!

「ああ。大丈夫ですよ。ちゃんと捕まえて外に逃がしたから」

 む、虫?!


「良かった。噛まれたりしなかったですか?」

「カナブンに噛まれたりしないですから」

「カナブン?」


 龍二さんが、変な声でそう聞いた。顔を見たら、一臣様がよくするみたいに、片眉が思い切りあがっている。

「はい。窓から入ってきて、わたくしの手にとまったんです。それを一臣様が捕ってくれて」

「……」

 虫を捕ろうとしていた会話だったの?


「カナブンの爪、大丈夫でしたか?」

「少し、爪の跡が…。でも、大丈夫です」

「僕が捕ろうとしたとき、爪でひっかいちゃったんですね。あとで消毒だけしておいたほうがいいかな」


 痛いって、そういうこと?爪って、カナブンの爪?!

 や、ややこしい会話はしないで。あ、腰抜かしそう。


 ヘナヘナとそこに座り込みそうになったが、隣で亜美ちゃんがいきなり泣き出してしまい、驚いて腰を抜かすどころじゃなくなった。

 なんで?何もなかったから安心した?泣きだしたいのは私だったんだけど。


「ひどいです。あんまりです。一臣様」

「は?」

 一臣様も驚いて目を点にしている。

「弥生様はわたくしのために。わたくしの…。あ~~~。わたくし、どうやって償ったらいいですか?弥生様」


「はあ?!」

 ますます、一臣様は訳が分からんって顔をして、さっきの龍二さんのように片眉を思い切りあげた。


「なんだろうな?突然おかしくなったのか?このメイドは。ほら。あっちに行くぞ」

 龍二さんが慌てたように、亜美ちゃんの腕を引っ張った。

 それを思いきり、ばしっと亜美ちゃんは払いのけてしまった。


「おい。言うことが聞けないのか」

 突然、龍二さんの顔色が変わった。

「龍二、やめろ。立川。俺にはさっぱり何を言っているのかわからないが、あっちで話を聞く」

 一臣様は亜美ちゃんの前まで進み出て、亜美ちゃんの背中に手を回した。


 それすら、亜美ちゃんは払いのけた。

「不潔です。あんまりです。一臣様も龍二様も、弥生様のことをなんだと思っているんですか」

 あちゃ。まさか、私が一臣様と結ばれちゃったのを、何か誤解してる?


 犯されちゃったとか、そういうふうに勘違いしているのかも。


「……弥生?なんだって、立川はこんな訳のわからないことを言って泣いているんだ」

「それは、その」

「兄貴が弥生に手を出したからだろ?兄貴、女に手を出すの早いからな。京子さん、2人きりにならないほうがいいですよ。言ったでしょ?兄貴は女癖が悪くって、あなたが思っているような人じゃないって」


「そんなことありません。そんなの嘘ですよね?何も二人の間にはなかったんですよね?わたくし、一臣様を信じてよろしいんですよね?」

 京子さんまでが、目に涙をためて、一臣様のもとに走り寄ってきた。


 それを確認するために、一臣様を呼んだのかな。


 私は、どうしたらいいんだろう。

 

「はい。もちろんですよ。京子さん。僕と上条弥生が何かあるわけがない」

 え?

 その言葉を聞いて、亜美ちゃんもびっくりしたのか顔をあげて一臣様を見た。


「本当に?」

「言ったでしょう。誰かひとりと特別に会ったりしないと。今回だって、京子さんと二人きりで会うのは、禁じられていることだったんですよ。ですが、京子さんでしたから、それを破ったんです」


 ええ?

「そうなんですの?一臣様」

「はい」


 駄目駄目。そんな嘘つかないで。京子さんがうっとりと一臣様を見ている。演技でもやっぱり嫌だ。

「京子さん、兄貴に騙されじゃ駄目だ」

 龍二さんがそう言ったが、京子さんはそんな言葉に耳も傾けず、一臣様に近づいていって、とうとう一臣様の胸にぴったりと寄り添ってしまった。


 や、やめて!

「おい」

 私が心の中で悶絶している横で、龍二さんが耳打ちしてきた。


「あれを阻止して来い。あんたならできるだろ?でないと、立川がクビに…」

と、全部を言い終わる前に、龍二さんは私の背中を押した。


 ドン!思い切り押されて、2~3歩前に歩いてからつんのめって、床にそのまま激突しそうになった。でも、その寸前で、

「危ない」

と一臣様が抱き留めてくれた。


「龍二!お前、わざと押したろ?」

 一臣様は私のことを抱き留めて、お腹にまだ手を回したまま、龍二さんに怒鳴った。

「なんのことですか?そいつが勝手に、転んだだけですよ」

「龍二…」


 きりっと一臣様が唇を噛んだ。こめかみには青筋が数本立っている。

 怒りマックス。頭から湯気まで見えそう。


 ガバッと一臣様は私のことを離すと、

「部屋に戻る。立川、話を聞くから来い」

とそう言って、亜美ちゃんの腕を掴み、ズンズンと応接間から出て行った。


「か、一臣様」

 亜美ちゃんを怒り飛ばすんじゃないよね?怒りマックスだけど、大丈夫だよね?

 亜美ちゃんの顔も、すっかり血の気がなくなって、ゾンビみたいになってるし。


 私は二人の後をついていった。一臣様はなぜか2階にあがり、自分の部屋のドアを開けた。そして亜美ちゃんを中に入れ、

「上条弥生は自分の部屋に戻れ」

と、私にきつく言った。


 ええ?ど、どうしよう。これ、やばい?

 喜多見さんか、国分寺さんを呼ぶ?お母様を呼ぶ?それとも…。


 頭の中がぐるぐるする。すると後ろから京子さんの背中に手を回し、龍二さんが素知らぬ顔で階段を上ってきた。

 うわ。ここでまた、顔を合わせると面倒なことになる。そう思って私は慌てて、自分の部屋に飛び込んだ。

 

 バタン。部屋に入ると。目の前に一臣様と亜美ちゃんがいた。

 あれ?

 なんで私の部屋に?

 あ。そうか。あのドアを通って、こっちの部屋に来たのか。


「あ、一臣様のお部屋、弥生様のお部屋とつながっていたんですね」

 亜美ちゃんが、まだ顔を青白くしたままそう呟いた。


「そうだ。中のドアでつながっている。だから、安心しろ。昨日も俺の部屋に来たけど、弥生は自分の部屋に戻ったから」

「え?」


 亜美ちゃんが、一臣様のほうを見た。すると、一臣様は顔を和らげた。

「龍二に弥生は脅されたんだよ。俺の部屋に行かないと、お前をクビにするって。で、龍二には弥生がちゃんと龍二の指示通りに動いたって思わせておいたんだ」


 一臣様はそう言うと、腰に両手を当てて片眉をあげ、

「わかったか?これで納得できたか?」

と亜美ちゃんに言った。


 亜美ちゃんは私と一臣様を交互に見た。でも、顔色も変わらないし、安心した様子もない。

「でも、弥生様は昨日、一臣様と」

「だから、何もないって言ってるだろ。俺の部屋に来て、すぐに弥生の部屋にあのドアから戻ったんだよ」


「でも、弥生様は、さっきどう見たって反応が…」

「反応?」

 ぴくりと一臣様の眉が動いた。


「龍二様が、一臣様とのことを聞いたら、弥生様がすごく慌てて、とっても不自然で、困り果てている感じだったので、それでわたくし」

 ああ。亜美ちゃん。そんなことを言ったら一臣様が…。


「や、よ、い!」

 やっぱり、怒った!眉間にしわよってるし、声も低い。

「ごめんなさい。必死で、隠そうとしたんです。そうしたらますます、挙動不審になったみたいで」

「みょうちくりん小動物になったのか?」


「はい」

「みょうちくりん?小動物?」

 亜美ちゃんがきょとんとした顔で聞いた。


「は~~~あ。俺が必死に名演技をしても、お前が全部ぶっ壊してくれるよな。まあ、龍二にはばれたほうが良かったかもしれないけど」

「良かったんですか?ばれちゃって」


「いいんじゃないのか?で、俺が女に手が早い最低男だと京子さんに言って、まあ、それでも信じたくなかったようだが、今頃、もっと必死になって、あいつは京子さんに俺のことぼろくそに言ってるさ」

「…はあ。でも…」


「あいつは今、京子さんにしか目が向いていないんだし。俺はお前をあいつから守れたらそれでいいんだ。だから、これでいいんだよ」

「でも、京子さんは?京子さんは一臣様のこと信じてて」

「う~~~ん。じゃあ、俺がとんでもない男だってばらして、軽蔑されたほうが良かったかなあ。それもいい手だとは思ったんだが」


「え?」

「あの時、どっちにしようか、ちょっと悩んだんだ。弥生にさっさと手を出した。そんなどうしようもない男だって、そう言っちゃうのも一つの手かなって思ったんだけど、お前、俺に遊ばれたみたいに俺に言われるの、嫌だろ?」


「…違うんですか?」

 亜美ちゃんがまだ顔を青くしたまま、そう聞いた。


「違うぞ。なんで俺が弥生を弄ばなきゃならないんだ。まさか、俺が弥生のことを無理やり襲ったとでも思っていたのか?」

「え?ち、違うんですか?」

「………俺はそんなに極悪非道な人間じゃないぞ。そりゃ、襲いたくなったことは何度かあったけど。いや。それはこっちにおいといてだな」


 ああ。そんなこと言っちゃったから、ますます亜美ちゃんが混乱している。

 それに私だって、どんな顔をしていいのやら。恥ずかしくて、顔を思い切り伏せて聞いていた。


「はあ。まあ、いっか。立川はそれだけ、弥生のことを大事に思っていてくれたって、そういうことだもんな?」

 一臣様はそう言うと、私の腰に手を回し、私を引き寄せた。


「はい?」

 亜美ちゃんがまた、きょとんとして私と一臣様を見た。

「安心しろ。俺も弥生のことはすごく大事だ。傷つけるようなことはしない。今夜のパーティが終わって、明日龍二がこの家を出て行ったら、もっと堂々と弥生ともいちゃつくし」

 は?


「い、いちゃつく?」

 亜美ちゃんもびっくりしている。

「ああ。屋敷のみんなにも、俺らがすごく仲がいいってことを見せつけるから」

 はあ?み、見せつける?


「な?弥生もほんのちょっとだから、我慢しろよ。あんなふうに、俺が他の女といるのをやきもきしていないとならないのも、あとほんのちょっとだけだ」

「他の人と?」

「俺と鷺沼京子のこと、気になって応接間に来たんだろ?」


「う。それは」

「あほだなあ。何かあるわけないのに」

 ギクリ。そうだよね。でも、思い切り疑っちゃった。

 一臣様は私の髪を優しく撫でてきた。私もうっとりとして、一臣様の胸に顔をうずめた。


 一臣様が私の耳にかかった髪を優しく指で耳にかけ、チュッと優しく耳にキスをした。

「わ!」

 それを見て、亜美ちゃんが真っ赤な顔をして叫んだ。


 ひゃあ!見られてた。そうだった。亜美ちゃんがまだいたんじゃない。思い切り2人の世界に入ってた!


「なんだ。立川、まだいたのか。もう下がっていいぞ」

「は、はい。申し訳ありませんでした!」

 亜美ちゃんは真っ赤な顔で、慌てふためき部屋を飛び出していった。


「見られた…」

 愕然としていると、

「いいんじゃないのか?これで、俺がお前のことを力づくで襲ったとか、思わなくなっただろ?」

と一臣様はしれっとした顔をしてそう言った。


「え?」

「ちゃんと同意のもと、俺に抱かれたんだって、わかっただろ」

 同意のもと?抱かれた?


 うわ。そうか。

 ああ。さっきから、私の顔、赤くなったり青くなったりしているかも。


「弥生」

「え?」

「続きは、今夜な?」

 そう言って、一臣様は私のことを抱きしめていた手を離した。


「はい」

 うっとりとした目で、思わずそう答えると、

「お前、可愛すぎ!やっぱり、キスだけ今させろ」

と一臣様は、思い切り熱いキスをしてきた。


 うわ~~~~~~~~~~~~~~~。

 京子さんとなんにもなくて良かった。とか、亜美ちゃんに知られちゃって恥ずかしい。とか、そんな思いも一臣様の熱いキスで全部飛んで行った。


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