食堂〜会議室
海上保安庁に保護された俺たち
その場で事情聴取された
かなりの質問攻めにあった
もちろんモルトが俺のウィルスであぁなったことは言ってない
その後ほかの生存者と合流
コギーは宿舎へ キアランは上官の元へ
近くの自衛隊基地の食堂で食事をさせてもらえた
メニューはカレー、サラダ、水
席は自由席なのでとりあえず俺、佐々木さん、向かい側にリュウが座った
「うひゃー! カレーなんてひっさしぶりだー島になかったからな、ちょーうめぇ〜!」
叫ぶリュウ
だが、衝撃の事実を教えてやろう
「リュウ…島にもカレーあったぞ」
「私昨日カレー食べましたよ〜?」
「へ?」
この反応からするとやっぱり知らないな
「お前が毎日豚カツしか食わないから…」
「まぁ、カレー食えたんだからそんなことどーでもいいや!」
俺が言い切る前にリュウが、ご飯粒をほっぺにつけながら言った
俺は食堂を見回した
かなり広い食堂だが、いるのは20人いるかいないか…バクバク食っている者もいれば、全く手をつけない者、泣いている者もいる
「みなさん、いいニュースと悪いニュースがあります」
食堂の出口辺りからマイクで軍人っぽい人が話してる
身長はだいたい180くらいか、肩幅が広く
白髪に茶色い目だ…
「私は本作戦の指揮官のケリー大佐だ」
本作戦とはおそらく、あの島の制圧かなにかだろう
日本語うまいな
「みなさんも知っている通り我々はあの島の制圧及び事態の収集を図りましたが、先ほど島に向かったアメリカ海軍、自衛隊からの連絡が途絶えました」
食堂に不穏な空気が漂う
話は続く
「現在島の周りには日本イージス艦2隻、アメリカ海軍空母1隻が待機し、島の様子をうかがっている島が今どうなってるか分かっていない」
話はまだ続く
「諸君らにはこれから行われる上陸作戦に諸君らの中の何人かに同行してもらう
なお、この作戦についての質問等は一切受け付けない」
となりから60代くらいの男が出てきた
日本人か?
「私はあの島の管理者であり諸君らの雇い主でもある大岡 大蔵だ 諸君らはあの島で重大な事故を起こした罪がある、この罪はけっして死刑などという軽い刑ではすまない アメリカの日本に対する信用を失いかけた ので、諸君らには島で前線部隊とともに島の安全装置の復旧を行ってもらう」
「死にたくなってきた…」
俺の言葉に二人が答えた
「どうした健ちゃん、お前らしくない」
「川口さんそんな事言わないでくださいよ〜」
だってほとんど俺のせいじゃん…
ケリー大佐がプリントを持って一歩前に出た
「これから4人ずつのチームにわける、名前を呼ばれた者は前へ……」
名前を呼び始めた 順番はバラバラらしい
「佐々木 エミリー 荒樹 涼太 高島 隆 川口 健………」
「呼ばれちゃいましたね」
少し笑みを浮かべ佐々木さんは俺に言う
「なんとなく呼ばれる気はしてたんだよなぁ…」
「まぁ同じチームになれて良かったですね!」
何故こんなに笑顔でいられるんだ…
まぁそこが俺的には良いんだが
俺たちは前へ出た
そして先ほど呼ばれた4人で固まる
荒樹か…あんま見た事ないが確か頭が良かった気がする
荒樹を見ていると目があった
「あ、よろしくお願いします」
ペコリと挨拶してきた
「こっ こちらこそ」
なんだこの挨拶…
そうこうしているうちに名前は呼び終わり、残った者は2〜3人しかいなかった
俺たちは食堂から会議室へ移動させられた
短くてすみません