誰こいつ!?
大変遅くなりました申し訳ありませんでした
島から脱出した俺たち
夕日がとてもきれいだ
あれからどれくらいたっただろうか
特殊部隊員の案で、東京に行くことなった
「何で東京なんだ?」
リュウが隊員に聞いた
「東京に知り合いがいるんダ 科学者で顔も広いから俺はそこでかくまってもらウ」
かなり真剣な顔だった
「あんた逃げたもんな~~」
リュウがニヤけた顔で挑発するように言う
「ア~? 俺はアンタらを助ける為に…」
隊員の顔が変わった なんか闇のオーラが出てんぞ!?
「言い訳すんなよ~ だまっといてやるよ フフッ」
冗談だと思って言ってるのか、リュウは続ける
「まぁまぁ~ そんなに怖い顔すんなって~」
そう言うとリュウは、隊員の肩にポンッと手をのせた
「てめェ、蜂の巣にされたくなかったらその辺にしときナ」
....
なんかオーラどころか時空が歪んで見えるぞ!?
「おい、リュウ もうそのくらいにしてやれ あいつ、マジだぞ…」
特殊部隊員の手にはライフルが…
指は引き金にかかってる…
「…… すみません… 」
「次言ったら殺ス」
「...」
彼のオーラが静まっていく
「……」
数分の沈黙........
お前は子供か!
親に怒られた小学生見たいな顔してんぞ
そんなこんなで30分過ぎた
なんか気まずい...
みんな下向いたり、外眺めたり、海に向かって唾吐いたり...
暇だ~
この気まずさが俺は一番苦手だ
「あの〜すみません そろそろ私に気づいてくださいよ〜」
「今声しなかったカ⁉」
「ああ.あ…あぁ」
「どしたリュウ?」
「と、とと となり…」
リュウは俺のほうを指差した
その目は明らかにいつもと違う
額に汗が流れる 何か…何かが今俺の隣にいる…
恐る恐るとなりを見た…
「… 誰もいないじゃんか なんだよ脅かすなよ」
「あの〜、こっちです…」
「あ ………」
俺は言葉が出なかった…
そこにはまさに俺好みの女が立っていた
「あの〜さっきからずっと隣にいたんですけど」
胸の前で手をモジモジさせながら聞いてくる
やめろ! やめてくれー! 理性がぶっ飛ん時舞う!
「隣にいたならなんで話しかけなかったんだよ」
「いや、あの銃持った人の目があまりにも怖かったので…」
「俺…そんな怖い目だったのカ……ガックシ…」
ガックシじゃねーよ!
元からゴツイんだからいいだろ
「みなさん、初めまして 佐々木 エミリーです イギリス人と日本人のハーフです よろしくお願いします!」
なんて希望に満ち溢れた目なんだ…
「俺は川口健だ あっあ あの よろしく!」
「俺は高島竜だ! よろしくな!」
「...キアランです...」
「コギーって呼んでくれ よろしくな」
俺だけ緊張して変な声出しちまった... はっ ハズかしぃ---!!!
「ところで~皆さんどこえむかっているんですか~?」
「とりあえず東京に向かっていル」
彼女の質問にキアランが答える
でも目は...泣いていた...