表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/7

やっちゃった…

ある日、バカなウィルス科学者 川口健がモルモットに自分が改良したウィルスを打ち込んだ事から始まり、世界が崩壊して行く… 時々グロテスクな表現や、何かのネタとかぶってしまっているかもしれませんがどうか暖かい目で読んで頂けたら幸いです。


もしもあの日あんなドジ踏まなければ…


2090年、人類は世界的な食糧難に陥っていた


日本近海の無人島地に

ある施設があった。

表向きは天体観測のための施設だが

その地下には、深さ60mもある研究所があった

そこでは食糧難に陥っていた世界を救うため

動物の巨大化、大量繁殖を目的とした研究が行われていた

この研究に欠かせないのが、

Eウィルス、(evolution virus)である

日本の医療チームによりアメリカで発見された

その名のとうり感染させたものを進化させるウィルスで、生物に使うと細胞に刺激を与え巨大化、突然変異してしまう。

だがこのウィルスの研究と実験を繰り返した

結果、細胞への刺激をある程度抑え突然変異せずに、細胞を刺激して巨大化、大量繁殖をさせるウィルスに変異させる事に成功した。

また、さらなる研究の結果

人類には無害にする事に成功。

こうして、ウィルスによる実験がスタートしてかれこれ10年…


未だに人類は食糧難から解放されずにいた…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


この研究所では610人が働いている。

その1人

俺 、川口 健。みんなには健ちゃんって呼ばれてる。


主にウィルス専門

子供の頃からゾンビ映画がすきで、ウィルス専門の研究者になった

実は、生まれた時からかなりバカで、


3歳の頃は、つまずいて階段から落ちて3針ぬった。


中学の時は、雪降ってる中忘れ物取りにいく途中で凍結した道路に足滑らせて股関節痛めた。


大学の時、テストで解答欄ずれてて10点だった。


何故こんな俺がウィルス専門の科学者になれたかは、全くの偶然、神のいたずらとしか言いようがない。

試験受けて、2回落ち、3回目は適当に書いたら受かってた。

なれたは良かったが、最初の頃はウィルスの入ったカプセル割っちゃってバOオハOードになりかけた(笑)


さて、今日の実験はモルモットを使った巨大化実験。

新たに改良されたウィルスを使う事になっている。

モルモットの名前はモルト

俺が飼ってたモルモットを実験に使う

(昨日指噛まれてウザくなったから…)

何て口が裂けても言えない

みんなはこれが実験用モルモットじゃないことを知らない。

このまま失敗すれば、あの世行きだぜ

「キィーーキッキッキ!」

「あの〜大丈夫ですか?」

「⁈、何でもないよ!」

危ない危ない計画がバレるとこだった…


良し!

あとはこの(俺が)改良したウィルスを打てば!

さらばモルトよ〜

8時間後には効果が出るはず…

あのウィルスには俺が手を加えておいたから確実に突然変異して死ぬ。

こんなこんな事して何になるって思うかもしれないが、俺の手を噛む奴なんて死んだ方がマシだ。


俺は実験が終わると、部屋に戻り寝る事にした。


起きたら、悪夢のような光景が広がっていた…

血まみれの同僚達が逃げ回ってる⁈


悲鳴が鳴り止まない…

奥で何か得体の知れないものが

研究所の職員を殺してる

俺に気付いた同僚達がこっちに来た

「健ちゃん無事だったか」

高島竜だ。リュウって呼んでる

「リュウ、何がどうなってんだよ⁈ 「 突然あの化け物が研究室から出て来て、

みんなを殺し始めたんだよ!」

「はっ⁈」

研究室から?確かあそこには実験用のウィルスを注入されたモルモットがいるはず


と言う事はそのモルモットの内の1匹が

突然変異して暴れてるって事になる

おかしいな、実験用モルモットに注入された

おかしいな、実験に使用されたウィルスは制御された安全なもののはずだが…


「逃げろー! ウハッ!!¥○%*…」

声のする方向を見ると化け物がこっちに突進して来てる

間一髪で俺とリュウは避けたが

近くにいた連中は皆、吹き飛ばされて死んでいた。

化け物は壁にめり込んで動けなくなっている

俺たちは、出口に向かって走り出した


研究所から出ると、自衛隊や特殊部隊が

重火器を持って待機していた


俺たちは出てすぐに、保護されて他の逃て来た連中と一緒になった。


化け物が出てくる様子はない


落ち着いたところで、リュウに話を聞いて見る事にした。

「なぁリュウ、あの化け物って一体何なんだ?」

「俺が研究室の近くを通り過ぎた辺りで

急に悲鳴が聞こえたんだよ。そしたら、ドアが吹っ飛んであの化け物が出て来たんだよ…」

話を聞く限りでは、やっぱりウィルスを注入された実験用モルモットが突然変異したものだと思われる


ん⁈ まてよ?

たしか、ウィルスは全部安全なもののはず

なのに突然変異して暴れだした…


もしかして俺が殺そうとしてモルトに注入した改良型のウィルスの所為か?


「うわぁ〜〜ーーーーーー!!」

「どうした健ちゃん⁈」

思わず叫んでしまった


やっちゃった…

俺の所為だ…


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ