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ん〜どう考えても、日本人ではない…と思うのだが…

結局、組長さんが言っていた、肝心の熊については、

魔物

と言った本人が少し焦った表情で

大型の熊

と言い換えてあからさまに話題を変えられた。

ん〜要領を得ない…

少し解せないが、しまった!と言う表情を一瞬浮かべて話題を変えられた事から何ンらか事情があるのだろうとその件には触れない事にした。現役時代うんざりする程こう言う事案に関わってきたので、

厄介事に巻き込まれたくない。

と言うのが本音ではあるが…


さて…

組長さんのお話では、この地区にお住まいのお宅は全部で20世帯。

殆どが組長さんを含めてずっとこの土地に住まわれている方達だそうな。

で移住して来たのは私を含めて3世帯。

とは言え私以外はこの土地に何らかの(えん)のある方だそうだ。

で、取り敢えずは組長さんの家以外は、今週末に開かれる組会(月例会)で挨拶すれば良いよ。

と言うアドバイスを頂いた。

が、一応我が家から一番近い世帯の方にはご挨拶しておきたい。と言って組長さんを通して先方にアポを取り、この後ご挨拶に行く事とした。

まあお隣さんだから、何かあったらいけないので念の為の保険である。


ご近所さんはどうやらこの地区で一番若い夫婦らしい。

ご主人は公務員

奥様は看護師

なのだそうな。

看護師さんが近くに住んでいると言うのはいて下さるだけで安心感がある。私の持病の心筋梗塞は割とデカい病らしいので(だからパイプを辞めさせられた訳だしネ…)

まぁだからと言っても完全に頼り切る事は無いだろうな。

そう言えば最近見ないわね

様子だけ見てこようかな

位の認識で構わないのだ。

ナビで観ると我が家からは恐らく2.3kmの距離だろうから…


帰宅途中でご挨拶に伺った。


クルマを少し年季の入った大型の四駆とそれと同じメーカーの小型SUVが停まっているカーポートの前に停め(実はこの大型四駆、私も若い頃乗っていたのだがディーゼル規制で泣く泣く廃車にした…このクルマは多分、規制を逃れたワゴン登録のガソリン車だろうな。)、クルマを眺め回しその後、綺麗に整えられたイヌツゲの生垣からカメラ付きインターフォンが取り付けられている門扉に向かい、呼鈴を押す。

表札には筆記体で宮澤と書かれており、どうやらこの家の家主は宮澤さんだと判る。

ふと周囲を見回すと家屋は最近のデザインのもので恐らくは建てられて2.3年と言ったところだろうか。

その横には軽量で乗りやすいと話題になっていたオフロードバイクが2台停まっており、庭には花壇とバーベキュー用だろうか、竈とピザ窯が設置されていた。

インターフォンのスピーカから男性の声で返事が返って来たので

近くに引越して参りました諏訪と申します。ご挨拶に伺いました。

と言うと

ああ、お待ち下さいね。

と返事があり玄関ドアが開いた。

出て来たのはお腹の大きなロングヘアの見目麗しい若い女性と一寸特徴のある耳を持つ超イケメンの若い男性であった。

ん?

どう考えても…

少なくともお二人共日本人じゃないと思われるのだが。

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