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え!魔物?その3…

さて、ゴブリンの亡骸を分駐所の隊員達が片付け、周辺の消毒をしてくれ、子ども達をコーキとパジェロで家迄送って帰隊した後、宮澤3佐に事の成り行きを教えて貰った。


宮澤3佐の話だと…


政府は、実はこの異世界からの移住者については戦後に把握したそうな。江戸時代中期から共存していたのになんで掌握出来ていなかったかと言うと、この地区の住民達が非常に巧妙に秘匿していたからだ。

彼等は特に住民に害を加えるでもなくすっかりこの地区に溶け込んでいた。

政府としても特に害をなす者では無いし、古くから共存をしていた事も有り、アイヌ民族等と同等に保護をしていく事が内密に決定された。

県はこれに基づき市(当時は村)に住民保護と生活サポートの指示を出して彼等と住民等の共存も全く変わらず穏やかにすすんでいた。


そんな中大きくこれが動く事が起こる。

昭和が終わり平成の世になって暫くした頃、彼等を研究していた大学教授が、彼等の世界とこの世界を結ぶトンネルを発見したのだ。

勿論、政府は箝口令を引くと同時に自衛隊と長年研究して来た大学の研究者がその

トンネルの先

の調査チームを派遣した。

トンネルの先の住民と調査チームは非常に友好的に関係を作って行ったのだが…

其処に悲劇が起きる。

魔物〜魔王〜がこのトンネルを見つけてしまったのだ。

奴等は下級の魔物をこちらに送り込み支配下に置こうとしたのだ。

それからは今回の様に魔物が出現する様になり、防衛省はその対処する為、東富士駐屯地の分駐所をこの地区に作ったと言う事らしい。


で、宮澤3佐は元々入隊後にその身体能力と知的能力から習志野駐屯地で特殊作戦群に配属後、当事者と言う事も含めてこの分駐所に配属になったそうだ。

因みに奥さんは防衛医大卒の医官(ドクター)だそうで、普段はこの県の県庁所在地にある国立大の附属病院に出向しているそうだ。(どうやら奥さんが2佐で階級が上だそうな。)


さて…

この地区の情報は貰った。(他の情報もだが…苦笑)

それを踏まえて、今後の生活を考えなければならない。

とは言っても、私自身生活を変えるつもりはないし、勿論、此処を離れるなんて事は全く考えてもいない。

今迄と同じ様にのんびりとした時間を過ごすつもりだ。

まぁ、唯一変わりそうな事は…

私のこれ迄の仕事のスキルと言うかその経験が少し必要かもしれない。

と言う事だ。

とは言え、若い頃の様に最前線に…

は無理だからな…

出来れば知らせたくないのだが…

とは言え、今回の様な案件が起こり魔物が集落に出て来たら流石に隠せないかと…


それはいずれ機会があったら話せば良いかなと思う。本当はそう言う煩わしさから離れる為の田舎暮らしだったのだが…


庭の草取りに目処が立ったので、明日はホームセンターで梅雨から夏に向けての花々と季節の野菜の苗と忘れちゃいけない、生垣用のレッドロビンの苗木を買ってくるかな…

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