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困った…

いつもお読み頂き又ブックマーク、文書校正をして頂き本当に有難うございます。

さて、

警備担当の会議が行われたようです。

問題は、隊員の人数と装備の選択の様ですネ…

さて、困った事になった。


フレスベルク駐屯地からアルメイル国迄の距離は概ね、180km…

フレスベルク公国内で資源探査を行うとすれば一気に行く事はないにしろ恐らくはトータル1,000km以上の距離を走破しなければならない。

更に


ワイバーン事件


の後、オスプレイで周辺1,000kmを上空から探索をしたら、ゴブリンは当然、その他かなりの種族が観測出来たらしい。

又、龍もワイバーン以外で2種類が確認された。


こいつは、どうしたものかなぁ…

アルメイルは確実に動かないと、又難民が押し寄せてきそうだよなぁ〜

距離が近過ぎるンだよなぁ


望月司令がボヤく。


先輩?いっその事東部方面隊全部出して掃討作戦で行きますか?


隣りにいる宮澤1佐がギョっとした顔で望月を見る。


苦笑いの

フレスベルク駐屯地司令

山中陸将補。

本来規模的には分屯地として司令は概ね2等陸佐が就任するのだが、此処はジブチ活動拠点に続く2例目の国外駐屯地。

国外と言うか異世界の為何が起こるか判らないと言う事もあり一等陸佐、若しくは陸将補が司令として着任している。任期は概ね半年から1年。これは配属されている200名の隊員、事務員も同じだが、何故か若い隊員は異動拒否する者が多いそうだ。


望月先輩、それは勘弁ですよ。八ヶ岳と違ってウチの駐屯地(ベース)には収容出来ませんって。


山中陸将補は防大で望月の直近の後輩だったそうで親しげにツッコミを入れていた。


真面目な話、利用装備とそれに関わる隊員、それを平和維持と資源探査2隊分ってなるとかなりの人数になりませんか?


そう!宮澤1佐!解ってくれますか?

恐らく50名じゃ聞かないよねぇ?

話を戻した宮澤1佐の言葉に望月は頭を抱える。


えっと…よろしいでしょうか?

千塚3佐?どうしましたか?

山中司令の副官である千塚3佐が遠慮がちに口を開く。


えっと…

2チームにするのが大変ならば、1チームにしちゃうのは如何でしょうか?

つまり平和維持チームに資源探査チームを随行させるンです。

進む過程でも資源探査は出来るでしょうし、

恐らく平和維持チームはアルメイル国に到着すれば暫くは国から動かないンですよネ?

その間に資源探査チームは周辺の探索に行くンです。護衛部隊に守られ乍ら…


全員の目が千塚3佐に集中する。


そうして、みんなが力なく会議椅子に凭れ掛かる。


あぁ~ごめんなさい。

そんなの当り前に検討されていましたよね。

解り切った事を言って…


そうそうそうそう!

それだ!それ!

なんで気が付かなかったンだろう!


へ?


びっくり顔の千塚3佐…


ま、さか…

まさかですが、気が付かれていなかった、と…

恐る恐る宮澤1佐を見上る千塚3佐…


はい…


全く?


全く…


なら良かったです。くだらない意見具申をして時間を取らせてしまったのかと一寸ドキドキしてしまいました。


いやいやいやいや…

ほんとぉ~に助かりました。

有難うございます。


と望月司令は千塚3佐の両手を取りブンブンと上下に振った。


我々はどうして気が付かなかったんでしょうネ…


ポツリと宮澤副官…


ついつい、大きな流れにばかり目が行ってしまい、支流が大事だと言う事をすっかり抜け落ちてしまっていたんですネ。

反省して次に活かさなきゃいけませんネ。


その後、持って行く装備についても話し合われた。

此処でも又千塚3佐が…


そもそもそんなに重装備にする必要があるのか疑問です。

例えば炎龍に遭遇するのは絶対なのでしょうか?

仮定の話であれば、それは省いておいて、遭遇した時点で対処すれば良いのではないでしょうか?

装備を持たない代わりに例えば近隣の2つの駐屯地に準備をしておいて、直ぐに動けるようにしておけば、大人数で行くよりも、効率がよいかと…


千塚3佐の提案は

お説ご尤も

であったので、採用となり装備品は最小限に抑えて出発となった。


一歩下がれば見えてくるものもある。

それを実践した訳ですネ。千塚3佐は…

どうしても夢中になると普段は考えられるのに周りが見えなくなる事ってありますものね。

自己反省を含めて書いてみました。


6月26日の夜に起こった山梨県東部富士五湖地方の地震の被害を受けられた皆様におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。

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