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定年退職後はスローライフを求めて…

今日から小説を書いていきます。澤田素と申します。

昔々の高校時代にこのPNで同人誌に参加していました。

稚拙な作品と自覚はしております。どうか暇潰しにご一読頂ければ幸いでございます。

仕事柄、どうしても不規則投稿となってしまいます。どうぞお許し下さいませ。

40年余り勤めた職場…仕事⋯を冬季五輪の興奮冷めやらぬ自分の誕生日に定年退職をした。

慢性的な人手不足のこの業界⋯

上席からは契約職員として残って欲しいと何度も説得されたが固辞して退職したのには理由がある。

第二の人生はずっと思い描いていた八ヶ岳の麓で夫婦2人で穏やかに過ごしたい。と思っていた。

ところが、故郷が県内のカミさんは…

田舎が嫌で都心に出てきたのに何が悲しくて老後に戻らなければならないのよ!

と激怒(一寸大袈裟)。じっくり話し合った結果、見事違う人生を歩む事になった。

まぁネ…

想像はしてはいたのだが35年弱を共に歩いてきた割には意外と言うか割とあっさりとした別離であった…


ところで、都心って言っても昔江戸っ子が

川向こう

と言って小莫迦にしていたエリアの一級河川の近くの中古の小さな戸建て住宅を買って息子と娘1人ずつの4人で住んでいたのだが都心と言う程ではなかったと…

カミさんには2人で結婚した頃から将来の為にと蓄えていた貯金を財産分与(?)代わりに渡し自分はそれよりはるかに少ない金額の退職金と

いらない!

っと言われた中古戸建住宅(どうやらカミさんは夢だった山手線の円の中の中古マンションを手に入れた様だ。)を売った金(それでも貯金より少ない)で夢だった八ヶ岳の麓…と言うか少し山の中に入った処にある築15年と言う2LDKの元別荘と1年前から発注していた軽自動車の4×4を手に入れた。このクルマがどうやら巷で高い人気があると言う事はクルマ好きの娘婿に聞いていたのだが、退職する準備を始めた1年前に物件を見に行った帰りに麓のディ−ラ−を覗いてみたら声を掛けてくれた笑顔の可愛い女性スタッフから納車迄1年待ちと言われ、クルマが無いと生活が厳しい事は分かっていたのでその場で契約したのだ。クルマは1.5Lと軽自動車があったのだが、高速道路を頻繁に使う訳でもないしランニングコストの安い軽自動車タイプにした。更に近い内に4ドアも出ますよ。と言われたが人は乗せないので3ドアにした。

購入を決めた家は不動産屋のイケメン営業マンによると元々都心に住んでいるオーナー(どうやら大学教授らしい)が建築し所有していたが、年に一度来るか来ないかだったそうだ。都心に住む富裕層が建てたと言う事で暖炉が有り、屋根にはソーラーパネルも付いている装備の良い家だった。又土地も広く(1,000坪程)、家の周りは整地されており少し手を加えたら畑が出来そうであった。そんな家が1,000万円を切る価格だった理由は恐らく少し山奥だと言う事。尤も私にとってみれば気にならない程度で寧ろこの装備の家が安価で手に入ったのはラッキーだったと思っている。

さてそんな訳で全ての準備が完了し

引っ越を終えて新しい生活がスタートしたのは桜が綺麗な季節となっていた。

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