第87話 召喚石の作りかた
ヴォロス「と言っても作り方は簡単。そのモンスターを構成する素材を幾つかとコアとなる物があれば大丈夫さ」
ヴォロス「最初は少し金がかかるけども小さめの魔石を買ってきて、それをベースに持ってる素材で作っていこうか」
セツト「なるほど。それじゃあ買い出し…というかマーケットで買えばいいのか」
ヴォロス「ああ、渡り人は独自の商売システムをもっているんだっけね」
セツト「そうですね。……よし。とりあえず10個ほど買いました」
ヴォロス「便利な物だね。まああまり欲しいとは思わんが。さて、じゃあやっていこうか。まず今回使う素材は?」
セツト「昔狩ってそのまんまにしてたフォレストウルフの素材……皮とか牙ですねそれと適当な魔石」
ヴォロス「そんだけあれば十分だろう。さて、じゃあやるから見ていてくれ」
「まず錬金鍋…今回は中型のを使おう」
「素材の下処理は……多分これなら大して必要ないかな。一応軽く水で洗ったりしてと」
「ここに魔力水を半分になるまで入れて、沸騰させたら素材、今回は私の在庫のフォレストウルフのを使う。これを投入する」
「あとは錬金作業だけどこれは人によってやり方が違うからお好きにというところ」
「溶けてきたらしばらく沸騰させて水を飛ばし、濃縮されてきたらここで魔石を投入する」
「そして溶けた素材の成分を魔石に染み込ませて凝縮させてゆく。ここは魔力操作が要るね」
「そうしたら召喚石の元の完成」
「さて、ここからは細工師の領域だ」
「先程の元の表面にこの魔法陣を転写して刻んでゆく。この魔法陣は素材が強いほど細かくなくてはいけない」
「そうして刻んだら……ほら、召喚石として使える物の完成だ」
「さて、やってみようかと言うところだけどもいま錬金術のレベルは幾つだい?」
セツト「いまは1だな」
ヴォロス「ならとりあえず5まで上げておきな。なぁに、ポーション作ってれば直ぐに上がるさ。水はそこの魔導具から出てくるから好きに使ってくれ。鍋はそこに私の使わなくなった携帯錬金鍋がある。いちばん低いのだがあげよう。さて、しばらく私も作業するとするよ」
セツト「わかった。コツコツやるとするよ。多分今日中には無理だから明日になると思うがいいか?」
ヴォロス「別に構わないよ。5になったら言っておくれ」
セツト「助かる。じゃあやるとするか。素材をマーケットで買い込んでと」




