第3話 初めてのフィールドへ
セツト「とりあえず1度フィールドに出て戦闘したいも思うんだが、来るか?初心者フィールドだが。というか1度みんなの戦闘を見たい」
始めるのがみんなと比べて1ヶ月程度遅れたからな。まあまだこのゲームにはイベントは来てないし、そこまで大きな差にはならないと思うが…それでも追いつけるならば早く追いつきたいものなのだ。そしてそのためには今のみんなのレベルを知っておきたい。
テラー「私は特に予定無かったしいいよー」
オウカ「私も右に同じ」
ヒビト「そろそろチビ達の様子みたいからパスかなぁ」
ビット「私は時間あるしいいわよ」
テラー「じゃあ決まり!ヒビトはまた今度時間ある時にでも!どのフィールド出る?」
オウカ「ここから出れるとこだと北とかどう?」
セツト「確か1番高難度のとこだっけ?いいね。んじゃそこでー道案内は任せる」
~移動中~
セツト「そういや始まりの街なのに結構広いな」
テラー「どうもこの王国の最初の都市でもあるらしくって今発見されてる都市の中でもかなりの方だよー」
セツト「?じゃあ現王都って遷都先なのか?」
テラー「どうもそういうことらしいよーあ!あの屋台美味しそう!おじさん!串焼き4こちょうだい!」
屋台のおじさん「まいど!熱いから気おつけろよー」
テラー「はい!このゲームの料理ちゃんと美味しいから食べて!」
セツト「おお、ちゃんと味がする」
テラー「でしょーーあ!そろそろ門に着くよ」
衛兵「そこのお方、冒険者の方でしょうか?」
テラー「そうだよーちょっと狩りにいくの!」
衛兵「お連れさんはパーティーのかたでしょうか」
ビット「そうよ」
衛兵「分かりました。門限は22:00となっておりますのでご注意ください」
テラー「分かりました!お仕事お疲れ様です」
衛兵「あなたに祝福があらんことを」
セツト「結構ちゃんとNPCが話せるんだな」
テラー「このゲーム結構NPCのAIがちゃんとしてて好感度システムとかもあるから粗暴に扱わない方がいいよ。まあセツトなら問題ないと思うけど」
セツト「まあNPCだってこの世界で生きているからな。なら相応の敬意は払うべきだ」
テラー「そうだね。っと、モンスターいるよ?」
セツト「おk。ならちょっと行ってくるわ」
相手は…よくあるイノシシか。首が落としにくいから面倒だな。
「んじゃまあまずは足から行くか」
イノシシの突進を左に避けながら突進の進行ルート左斜め下に大鎌を置いておく
ギャァァ
そしたらお手軽に前足をもげるので
ダウンしたとこで首を狩ってはい。おしまい
ピロリン!レベルが上がりました!
セツト Lv1 → Lv3
大鎌Lv1 → Lv2
近接戦闘Lv1 → Lv2
お!格上との戦闘だからか一気にレベル上がったな!ステータスポイントは…いいや。火力は不足を感じなかったからAGIに全部振っとこ
テラー「お疲れ様ー前より大鎌上手くなった?」
セツト「いや、大して変わらんだろ」
テラー「それはそうと「鑑定」持ってたらドロップアイテムの鑑定しといた方がいいよー」
セツト「そういや構築開示してなかったな。ほいこれ。鑑定してる間に見とけ」
さて、ドロップアイテムに鑑定スキル使ってと
グラスボアの肉 C
始まりの平原に生息するグラスボアのお肉。少々硬いがしっかりと調理すればちゃんと美味い
グラスボアの牙 C
始まりの平原に生息するグラスボアの牙。硬質で鋭く、武器に使うとそれなりの武器になる
こんなところか。
セツト「そういやみんなはどこで戦るつもりなん?」
テラー「あーちょっと先に林が見えない?そこにボスがいるからそれ相手にやろうかなって!この辺にしてはそこそこ硬いんだ!」
セツト「じゃあ道中はレベリング兼ねて俺が戦闘していい?」
テラー「いいよー」