第76話 見習い卒業?
宴会の後の話(同日)
オルクス「簡潔に言ってまだ無理だな」
セツト「やっぱそうか」
オルクス「まだお前さんは条件を満たしてないから見習い卒業はさせられないし出来ない」
セツト「なんかこう卒業のヒントはあるか?」
オルクス「うーむ…要因を考えるならお前さんがあまり死神の仕事をしてないのが1つ、いきなり力を付けすぎてその辺を通り越してるのが大きいんじゃあないかな?」
セツト「なるほど…と言ってもこの先は少し忙しくてあまりこっちの仕事が出来そうにない」
オルクス「まあお前さん達渡り人ってんのはそういうものだと承知した上でお前さんを入れたからな。まあ気長に待つとするわ」
セツト「すまんな」
オルクス「気にする程でもない」
セツト「あと「兎」について知ってることを教えてくれないか?」
オルクス「…いきなりどうした」
セツト「まずい案件なら言わなくていい。こんな紙を手に入れてね」
オルクス「……はぁ。それ持ってるなら視線でも受けたか。分かった。話せる範囲で話してやる」
セツト「助かる」
オルクス「簡潔に言うと「兎」は上位存在みたいなもんだ」
セツト「なるほど?」
オルクス「概念的存在って奴だ。そんでもって「兎」はその中の1柱って訳だな」
セツト「あれ?もしかしてこの状況不味い?」
オルクス「特に「兎」は気難しいのか単に気に入る条件が厳しいのかあまり表に顔を出さなくってな?」
セツト「あ」
オルクス「まあその分お気に入りになるような奴からしたら凄まじい恩恵を受けられるんだがな」
セツト「っスゥー」
オルクス「おうその泳いだ目はなんだ言ってみろや」
セツト「いやまあ少し前に推定「兎」と問答をしまして」
オルクス「おうその時のこと全部話せや」
セツト「いやまあピンチな状況で色々相手に対する殺意やら集中やらがやべえときに問答してその結果「致命兎は生き急ぐ」とかいうスキルを一時的に使いまして」
オルクス「もうその段階いってたのか…」
セツト「あ、一時解放だから今は使えないけどね?」
オルクス「はぁ…状況は理解した。ちょっとこっちで色々調整しなけりゃならん事が出来たから状況が整ったらまた呼ぶ。そん時までに少し自分でも「兎」について調べておけ。図書館に話は通しておくから閲覧出来るはずだ」
セツト「迷惑を掛けて済まないな」
オルクス「馬鹿言え、ウチとしちゃあ上位存在の加護貰うようなやつが増えるのは万々歳だし戦力増強は有難い。特に「兎」は大鎌との繋がりのある1柱だからな。願ってもないってやつだ。あ、そうだ。話の転がり方次第ではちと軽い神職に着いてもらうかもしれんが枠は圧迫しないはずだからまあもしかしたら程度に思っておいてくれ」
セツト「話が見えんがわかったと言っておくよ」




